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とある学校の調律─ヤマハ・C7E


西日の当たるこのピアノは
年間通して変化が大きく、
 
校内にある他のピアノの調律の時期を分散させて
毎回少しずつ手直しをしています。
  
直近にお伺いしましたのは11月末。
その時はピアノ内への落とし物があり
2つの音が同時に鳴ってしまっていたのを直して、
一緒に修正しました。
 
基本の時期は、
卒業式やピアノ発表会で使うために
毎年2月末〜3月頭くらいにお伺いしています。
 
前回の手直しの時期が良かったこともあり、
今日のピッチはいつも通りの440Hzをキープ。
温度・湿度もちょうど良い。


 
ピッチを直さなくていいのは
実は調律師にも、またピアノにも優しいことです。
 
ピッチを変えることは張力バランスを変えること。
ピアノには少なくない負担が掛かり、
音も一時的に不安定になります。
 
調律の作業にも時間を要しますので、
ピッチが残っていると、
その分の時間を他の作業に使うことができます。
 
今日はネジゆるみやノイズも無し。
 
鍵盤や、内部メカニックの接点をケア。
動きをスムーズにしてあげることで
音の成分がしっかり出てくるようになります。
 
そうすると、
音の大小、強弱はもちろん、
柔らかさ、太さ、濃さなど
色々な表情が付けやすくなります。
 
成分がしっかり出たところで、
それを調律で整え、
目立つバラつきは整音で整えます。
 
今回はご確認無しで終了です。
 
節目の行事の中で
皆さんの思いと共に心地よく弾いていただけたら
嬉しいです。
 
ありがとうございました。

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