「Dishonored(ディスオナード)HD」トロコンしたゲームだけレビューするコーナー
平素より私のゲームレビューをご覧頂きありがとうございます。
本アカウントの固定noteにはゲームレビューは今後もこのアカウントで継続するとの旨を書きましたが、やはり趣味アカの方が気兼ねなく更新でき、また男女論がチラついてノイズとなる方もいらっしゃる思われるため、今後は以下のアカウントでゲームレビューを書いていきます。
というか実際のところゲームレビューの方が需要低いのですがね。
これまでに投稿したゲームレビューやゲーム関連noteはそのまま本アカウントに残し、裏アカウントのマガジンから読めるようにします。
今後はこちらのアカウントで趣味関連のnoteは書きませんので、ゲームレビュー目当てに本アカウントをフォローして下さっている数少ない方はリムーブされることをおすすめします。
そしてよろしければ裏アカウントをご覧頂けると幸いです。
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便宜上トロコンという言葉を使用しているが、正確にはプラチナトロフィーの獲得である。本編リリース後に追加されたトロフィーの獲得を含めていないことはご了承いただきたい。
どんなゲームなの?
本作は一人称視点で主人公を操作するステルスアクションアドベンチャーゲームとなっている。

システムについて紹介する前に序盤のストーリーに触れる必要があるので、ネタバレ絶許な方はここでブラウザバックを推奨。
本作の主人公であるコルヴォはイギリスを模した架空の帝国で女王の護衛官を勤めていた。
しかしある日、目の前で何者かによって女王を暗殺されてしまいその容疑者とされる。
ちなみにこのゲームの世界観では科学と魔術が共存しており、女王暗殺犯も超常的な能力を有していたため、護衛官になれる程の戦闘力を持つ主人公ですら不覚をとってしまった。
そしてその後、暗殺犯として汚名を着させられたまま処刑されそうになるのだが、冤罪を知る者の助けを得て脱獄を成功させる。
もう予想できたとは思うが冤罪をかけた側が女王暗殺を依頼して自らが権力を握ろうとした側であり、主人公を助けた側はその陰謀を知りその支配を良しとしない側である。
脱獄後の主人公は、女王の娘を利用して国を支配する勢力から娘を解放し陰謀の犯人達を処分していく、という共通の目的のために集まった同志達と行動を共にすることになる。
ここから先の話はもったいないのでネタバレしない。
上記の過程で主人公はアウトサイダーと呼ばれる人智を越えた存在から接触され、自身も超常的な能力を得ることになる。
これと持ち前の戦闘技術を駆使してストーリー内で設定された目標を達成するのが大まかな流れとなる。
フィールドはセミオープンワールドと呼ばれるものであり、本来のオープンワールドではないものの、ミッションごとに程よく広く複雑なステージが作成されている。
これらのステージにはクリア目標があり、ミッションによって異なるが基本的に目標となる人物を無力化する、というものが多い。
つまり殺しても殺さなくて良い、ということである。
ゲームクリアまでに主人公がどんな振る舞いをしたかでエンディングが異なり、最終的なミッションの内容や街の様子にもそれは現れる。

上の画像はボイル婦人を始末するミッションである。
このミッションにおけるタスクは以下だ。
・ボイル婦人の参加する仮面舞踏会へ潜入する
・ボイル婦人を特定する
・何らかの方法でボイル婦人を処分する
これらのタスクを消化する手段はプレイヤーに委ねられるので、しらみ潰しに参加者も衛兵も皆殺しにするような力押しなやり方でもクリアできるし、穏便にボイル婦人だけを暗殺することもできる。
また潜入したパーティ内でボイル婦人無力化の協力者を見つけて、殺さない方法でミッションをクリアすることもできる。
ちなみに全暗殺ミッションにターゲットを殺さずにクリアする方法が存在する。
フィールドにはルーンやボーンチャームと呼ばれる特殊なアイテムが配置されており、前者は超常能力の獲得と強化に使用でき、

後者は潜入や戦闘などをより有利する効果を主人公に付与できる。

なお、獲得した能力の取消しは不可能であり、全能力の獲得も不可能なのでそこには注意が必要である。
主な流れとしては、
・暗殺目標がいるフィールドに到着する
・ルーンやボーンチャーム、財物、NPCイベントなどの回収をする
・ターゲット周辺の情報収集を行う
・ターゲットまでの潜入経路や暗殺方法、逃走経路を考える
・実行する
という感じである。
これらを達成するために使用可能なのが、剣、クロスボウ、銃、手投げ爆弾、近接地雷、超常能力であり、剣以外は無限に使用できないので計画的な運用が必要となる。
あとはゲームをプレイすれば分かるが、特定の環境も暗殺に利用できる。
計画性が必要とは言うものの、難易度イージーなら詰むことはほぼないであろう。敵の視界が上方向に弱いのでステルスの緊張感を損なっている部分はあると思う。※野良のネズミと魚は危険なので要注意。
で、面白いん?
めちゃくちゃ面白い。
本作の面白さの最たるものはその自由度といえる。
次項の内容を先取りしてしまうが、本作のトロフィーには序盤に強制的に入手する超常能力「ブリンク」以外の超常能力の入手禁止というものや、敵に見つからない、敵を殺さない、重要ターゲットを全て非致死でクリアする、というものがある。
すごいのはこれらを全て同時に達成することもできるということだ。
もちろん難しい。
しかしそれが可能ということがゲームのバランスの良さを証明していると私は思う。
要は超常能力ゴリ押しゲーにはなっていないということである。できないとは言っていない。
以下に比較的使用頻度の高い超常能力をいくつか紹介する。
ちなみに超常能力の使用にはマナ(MPのようなもの)が必要であり、10個まで所持可能な「ピエロのスピリチュアル治療薬」でしか基本的に回復できない。
ただ、能力使用後に少しだけ自然回復するので連続使用さえ控えれば「ブリンク」と「ダークビジョン」は何度でも使用できる。
「ブリンク」

発動ボタンをホールドすることで水色のマーカーが出現し、ボタンを離すことで瞬間移動ができる。
移動距離は縮むものの高所への移動にも利用可能。
空中での発動も可能なのでジャンプとの併用により移動距離を稼げる。
ちなみに人を抱えた状態でも発動できる。
画像のものは強化してあるので移動距離が長いが本来はもっと短い。
「ダークビジョン」

暗視が可能になり壁越しの敵の位置と視界も可視化される。
強化するとアイテムや機械の配線なども可視化されるので非常に使い勝手が良い。というか縛りプレイでないなら必須。
「ラットスワーム」

ネズミの群れを召喚して自分以外を襲わせることができる。
単純に食害させたり、撹乱に利用して剣で倒したり、死体という証拠の隠滅にも利用可能。
あるボーンチャームと併用することでマナを無限に回復させることもでき、かなり有用性が高い。
※ショッキングなシーンを含みます。
「ベンドタイム」

いざという時の最強の能力。
未強化では時間の流れを遅くするだけだが、強化後は画像のように完全に時間を止めることができる。
時間の止まった空間では主人公に触れているものだけ時間が流れるので、飛び道具を空中に配置することや通常は斬り合いになるような強力な衛兵でも一方的な暗殺が可能となる。
ちなみに敵の銃弾も空中で静止するのでそれを回収することもできる。
ここでは紹介しないが「ポゼッション(動物や人を操れる)」という憑依能力を併用すれば、敵が撃った銃の弾道に敵を配置して殺害することも可能である。
また単純に敵が多い通路などを時間を止めて走り抜けるなどの利用方法もある。
あとは「ウィンドブラスト」という突風を発生させる能力もあり、状況や武器を利用したり能力を組み合わせることでかなり面白いプレイが可能となっており、YouTubeなどを探せば芸術的な暗殺が投稿されている。
また、これらマナを消費する超常能力とは別に、身体能力の強化や暗殺した死体の即時分解などの常時発動型の能力もある。
トロコンは難しい?

時間をかけないならそれなりに難しい。
トロコンを狙う場合は必然的に縛りプレイになり、計画的に進めないと大幅なやり直しが必要となる。
私の場合は無計画に始めたので、2周目で無殺無発見かつ超常能力無しとなってしまい、海外ニキの動画を参考にしながらかなりシビアなプレイをすることになった。
怖いのは事故死も死亡に含まれてしまうことである。
例えば気絶させた敵がネズミに襲われて死亡したり、段差からいつの間にか落下していたりなどがないように気を配らなければならない。
よって極力気絶すらさせずに攻略するのが最も安全である。
救いなのはセーブのタイミングが完全に任意なことで、細かくセーブしておけば失敗する度に数秒単位でリセットできることだ。
それでも画面から得られる情報でしか無発見なのか無殺人なのか分からないのは精神的にキツいが。
また、能力無しでは獲得できないトロフィーが存在するのでルーンの使用も計画的にする必要がある。
特にめんどうなのが、「危険な状況」というトロフィーであり、これは「5人を意図しない死に追い込んだ」という内容なのだが、この状況を作るのがかなり困難なのだ。
最も容易なやり方は仮面舞踏会会場の光の壁にポゼッションで憑依した一般人を能力解除の反動で放り込む方法だが、ポゼッション2まで強化できていないと不可能である。
ミッション自体がストーリー中盤なのでそれまでのルーンの所持状況や能力解放状況によってはニューゲーム案件となる。
総括
このゲームは発売前の紹介記事ですらとんでもなく面白そうだったので、発売当初18歳未満であった私は大変悔しい思いをした。
PS4でHD版が発売されてからプレイしたら案の定面白かったのだが、本作の日本での知名度はどう考えても低すぎであり過小評価されている。
本作は私の大好きなベセスダくんから発売されているArkane Studios制作のゲームであり、少々複雑な理由からIrrational Games制作のBioShockとシステムが似ており、どちらも「没入型シム」というジャンルに分類され、方向性は開発コンセプトによって異なるがいずれもゲームの自由度が売りになる。
ネット上の評価で「エンディング分岐を考えるとプレイスタイルが制限される」という声があるが、それは自由度とは関係ないのではないかと思う。
確かに殺人行為によってカオス度が上昇すれば陰鬱なエンディングになるわけだが、わざわさわエンディングを分岐させているのだから分岐そのものに意味があるわけであって、プレスタイルで分岐するのを批判するのは難癖である。
総合的に評価すると、ストーリー、世界観、細部の作り込み、キャラクター、アクション、戦略性、システムの設計、などどれをとっても高評価できる名作であり、映像技術に頼らない面白さは今後も本作を名作として残すと思う。
