一人でも美味いものはうまいはず|詩
みんなで食べた方が美味しい
それがわかる年齢もあるのか
一人でもうまいし 一人の方が
もっとうまいとさえ思ってた
親戚のおばちゃん家 何か期待され
どんどん料理が出てくる
食べたい料理 食べたい順番
モグモグと モゴモゴで 言えないよ
独り占めする幸せ 自分へのご褒美
一人で独り占め これは不成立か
一人って何だろう
ひとりの人も 誰かを想っていたり
SNSでシェアしていたり
一人なのは 周囲の目の内だけってことも
テレビを見てる 時計を見てる
食べる君を 見ながら食べてる
見ると味わうは 一緒になりづらい
作ると味わうも なんだか別個
食べることは 生きること
味わいも その時々で違ってた
富士山で食べる カップラーメン
とりあえず昼飯の カップラーメン
違って 当たり前
僕は 何に保険をかけていたのだろう
一人かどうかにこだわって
もう大丈夫 そのとき心がハラペコだった
山でも 谷でも うまいを見つけ
一人かどうかにかかわらず その全部を味わう
大人って 食いしん坊だね
