保育士の爪
先日、『こども110番』と書いたタンクがぐるぐる回るミキサー車とすれ違った。こども110番の家や店は見たことがあったが、ミキサー車もあるんだ。感激!
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大学卒業後は10年ほど会社員だった。色白で手はツルツルすべすべ。「私は日焼けしない体質なんだ」と思っていた。
しかし保育士になってからは、どれだけ日焼け止めを塗ろうが、アームカバーを着けようが焼けるようになり、手や爪は何度も手洗いと消毒を繰り返すことですっかり荒れてしまった。正直ショックだった。
今は年齢を重ねて価値観が変わったのか、焼けても勲章くらいに思えるようになってきている。もともとそばかすやシミができやすい体質なので、今さら美白にこだわってもなあ(笑)と切り替えられるようになったことも大きい。
ただ、手荒れは単純に痛いし、ガサガサの爪は見るたびに気分が下がっていた。
以前は、少しでも爪をきれいにしたくて保護用のコート剤を塗っていたこともある。しかし、ポロポロと剥がれて見た目も気になるし、子どもの口に入る可能性もゼロではないと思い、やめた。
その後、キャンメイクのファンデーションカラーズというマニキュアに出会ってからは気に入ってずっと愛用している。06番がお気に入りだ。
自爪に近い自然な色なので、いかにもマニキュアという印象はない。それでも素爪よりきれいに見え、見るたびに少し気分が上がる。
職場では、爪を伸ばして形を整えた素爪の保育士が多い。私は長さは絶対に短い方がいいと思っているので、深めに切っている。
だから私の中では、長い素爪よりも、短く切ったマニキュアの爪のほうが保育に適しているという考えだ。
爪に近い色だからか、保護者や同僚から指摘されたことは一度もない。
爪からかけ離れた色を塗ろうとは思わない。選択肢に入ったこともない。
それは、保育士は爪に色を付けてはいけないとどこかで思い込んでいるからだ。
色がほとんどないものを塗っていたって、何かを指差したり渡したりする時など、爪が目に入るかもしれない場面では内心ビクビクしている。マニキュア自体ほんとはダメだと思っているからだ。
でも、これらの思い込みはどこから来たのだろう。園の規定でもなく、誰かに注意されたわけでもないのに。
最近は求人を見ていると「ネイルOK」と書かれた保育園も少しずつ増えてきているように思うが、そのOKはどこまでを指しているのかな。
短い爪に自然な色のマニキュアまでなのか。それともカラフルな色やストーンなども含まれるのか。
髪色も服装も爪も、保育士には保育士らしい範囲がある。それは当然だと思う。けれど、その“保育士らしさ”は、誰が何を基準に決めているのだろう。
子どもの安全や衛生が最優先であることは大前提。その上で、保育に支障がない範囲なら、保育士自身が少しでも気分よく、前向きに働ける選択肢があってもいいのではないかと思う。
そんな園が、これから少しずつ増えていったら嬉しい。
