「自分に合う働き方」を見つけるための小さなヒント
子育てと仕事、どちらも大切にしたい。
この気持ちがあると、ふと
「この選択でよかったのかな……」
と立ち止まることがありますよね。
現在、6歳と1歳の男の子2人を育てながら、フリーランスとして働いていて、わたし自身も、正直しょっちゅう立ち止まっています。
働き方は、生活のリズムにも家族の時間にも、自分の心の余裕にも影響するもの。
だからこそ、迷って当然なんだと思います。
そこで今回は、心理学や行動経済学の研究をもとに、少し気持ちが軽くなる“選び方のヒント”をまとめました。難しい理論を日常で役立つ形にかみ砕いているので、気楽に読んでみてください。
○このnoteを書いている人: 北森 悦(もりえつ)
12年間で600名以上の方の想いをすくいとり、インタビュー記事として言葉にしてきたフリーランスライター。
また、これまでに200時間以上かけて、キャリア理論や心理学、コーチングのエッセンスを学び、働く女性のキャリア支援にも取り組んでいる、COREキャリアアドバイザー。
◆選択肢が多いほど、迷いも大きくなるもの
最近は働き方の幅が広がり、「会社員もいい、時短もある、フリーランスも気になる」と、選択肢がたくさんあります。
選択肢が広がったのは嬉しいことですが、一方で、心理学の研究では「選択肢が増えるほど、人は迷いやすくなる」と言われています。
これを「選択のパラドックス」と呼びます。
どれを選んでも一長一短があるからこそ、どこかで“もっと良い選択肢があったのでは?”と考えてしまうんです。
そんなときは、「今の自分が大切にしたいもの」を3つだけ書き出すのがおすすめです。
・家族との時間
・心のゆとり
・最低限の収入
のように、自分の大切にしたいことを書き出して目で見ることで、漠然とした心の揺れがすっと落ち着きます。
◆今の不安に引っ張られすぎないために
行動経済学には「現在バイアス」という考え方があります。
人は「将来得られる利益」より「今日のしんどさ」を重く見積もってしまう傾向がある、というものです。
たとえば、
「今、働き方を変えたらキャリアが止まるかも」
「休んだら戻れなくなる気がする」
そんな不安が頭を離れないのも、このバイアスの影響です。
でも、ハーバード大学の研究では、多くの人が“数年後の自分を過小評価している”ことが分かっています。
つまり、未来の自分は今よりずっと柔軟で、成長していて、状況に合わせて動ける存在なんです。
だからこそ、
「いま少し働き方を緩める」
という選択肢があってもいいのです。長い目で見れば、それがキャリアの流れを止めるわけではありません。
◆幸福度を高めるカギは「価値観との一致」
ポジティブ心理学では、人生の満足度は“価値観と行動の一致度”に左右されるといわれています。
・子どもの時間を大切にしたいのに残業ばかり
・自由に働きたいのに、ルールが厳しい環境にいる
このように、価値観と行動がずれるほど、モヤモヤしたり、疲れやすくなったりします。
大事なのは、「どんな働き方をするか」より「なぜその働き方を選ぶのか」ということ。
HOWではなく、WHYに焦点を当てることで、実は自分の価値観と合っていた、ということもあります。
◆大きな変化は、悩みの時期に起きやすい
カリフォルニア大学の研究によると、人がキャリアを見直すタイミングは「生活の変化が多い時期」に訪れやすいそうです。
育児、仕事量の変化、家族のイベントなど——ワーママには変化の波がよくやってきます。
これは決して悪いことではなく、「新しい選択をしていいサイン」。
「つらいから変える」のではなく、「変化があるから見直す」。
そのくらいの気持ちで、ちょっと立ち止まって、3分でも、5分でも、自分と向き合う時間をつくるといいかもしれません。
◆迷ったときに役立つ3つの質問
心理学のACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)では、価値観を整理する質問がよく使われます。働き方の迷いにもそのまま使えます。
1. 今、大切にしたいことは何ですか?
2. 今、避けたいことは何ですか?
3. 半年後、どんな状態なら“うまくいっている”と言えますか?
この3つを紙に書くだけで、選択の方向性が自然に見えてきます。
答えが出ない時期があってもいいし、ゆっくり変わっても大丈夫です。
“いま”の気持ちで正直に答えてみるといいと思います。
◆働き方は「小さな調整の積み重ね」で作られる
私たちの人生は、一度の大きな決断ではなく、その時その時の“小さな調整”で形づくられていきます。
子どもの成長も、自分の体調も、環境も変わっていく。
だから、働き方だって何度でも変えていいのです。
完璧な答えを探す必要はありません。
“今のわたし”に合う選択をし、
“未来のわたし”がまた選び直す——。
その繰り返しで、いいんです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
もし、1つでもヒントになりそうなことがあったら嬉しいです。
でも、もし「今のモヤモヤが整理できない」と感じたら、30分だけ気持ちを吐き出してみませんか?
「キャリア相談」と送信いただけたら、日程調整のご連絡をさせていただきます。
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人に話を聞いてもらうだけで、明日からの一歩が軽やかになりますよ。
最後に。
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