こここまいてんてこまい-前編-
数日前
iPhoneでnoteを開いて皆様へコメントを返していた。
私の隣りでは、母がテレビのニュースを観ている。
ニュースキャスターがやけに耳につくフレーズを連呼している。
こここまいの販売が開始されます…
こここまいは…
こここまいが…
こここまいに…
気になる連呼に釣られテレビに目をやる。
古古古米
なんだこの漢字!?
(古 古 古 米)
よく見ると(*´Д`*)←こんな顔文字に見えてくる。
いや、それは無理があるな。
こここまい
響きが可愛い。

思わずmika🌼に急に脈略のないコメントを返してしまった(笑)
古古古米とはどうやら2021年産の政府備蓄米のことらしい。

『お米もうないよねぇ』
テレビを観ながら母が言う。
…知ってる。
半月程前から底をつきそうな米びつを横目で見ながら
パスタ…
うどん…
そば…
グラタン…
お好み焼き…
明石焼き…
ラーメン…
お粥…
春雨…
と、極力お米を使わないレパートリーを並べなんとか凌いで来た。
そしてとうとう母に指摘された。
気付かれていた、お米がないことを。

駄菓子菓子、
昨今お米は高い。
生産者さんがその価格が適正価格というなら黙って従う。
でもそういうことではないらしい。
5kg2000円台で買えていたお米が4000円台となると買うのをどうしてもためらう。
私も母も無類のお米好きだ。
大家族だった頃は、知り合いの農家さんから直接30kgの米袋を買い付け、自宅の精米器で精米したてのお米をガス炊飯器で炊くほど米愛が強い家に育った。
そんな私がお米を買うことを躊躇するほど、昨今の価格高騰の波は顕著だ。
昔働いていた会社で。
我が部署にとても華奢で美しいキラキラ女子が新卒入社してきた。
20人いる部署で半数以上が男性だ。数年ぶりの新卒女子の配属に、部署内の男子は色めきだつ。中でもカッコつけぇのF次長が先頭を切って話し出した。
『えー、今日から新入社員が入社しました。そうやな…うん、みんな自分の名前と好きな食べ物を言って挨拶しよか』
え?なんで?笑
なんで好きな食べ物を言うんだ。
私と同期の山ちゃん(男)が中途入社した時は、みんな無愛想に名前、しかも苗字だけの自己紹介やったやん。
よく見るとカッコつけぇのF次長は、いつの間にか制服のポロシャツの襟を立てている。
そんな着こなし見たことないぞ。
1人ずつ、新入社員のキラキラ女子へ向け自己紹介していく。
ちょっとええ声出している人もいる。変に緊張してカミカミの子もいる。
みんなわかりやすすぎる。
部署内女子の中で私が最初の自己紹介となった。
『〇〇ユカリです。好きな食べ物はお米です。よろしくお願いします。』
20人ばかしの部署だが人前で豪語する程、私は無類の米好きなのである。
昔話はまだ続く。
言いたいこと言いのリーダー(あだ名)が吹き出す。
『お米、て…笑』
『お米美味しいやんかっ、笑』
お米を馬鹿にするヤツは許さんぞ!と言わんばかりに私はすぐに言い返す。こういうところが色々と駄目なこともわかってはいる。
『まぁね。はいはい』
呆れ気味のリーダーの返事にまた言い返しそうになったが、自己紹介が続いていたため我慢した。
私は空気が読める大人なのだ。
ひと通り部署内の自己紹介が終わり、F次長がいう。
『では、最後に〇〇さん、自己紹介してくれるかな』
キラキラ女子はとても礼儀正しく、同じ女子である私も惚れ惚れする所作の美しさ。
『◯◯◯美です。よろしくお願いします。』
名前に「美」がついてる。
ピッタリの名前だわ!(拍手喝采)
『好きな食べ物は〇〇さん(私)と同じお米です。あ、おにぎりとかですかね、えへへ』
えへへへへへ(*゚∀゚*)
かっ可愛い。可愛すぎる。
言いたいこと言いのリーダーが
『お米美味しいですよね!おにぎり最高ですよね!』
おい、全然態度違うやんか。
補足したくはないが、リーダーはいい奴だ。ちょっと言いたいこと言いなだけだ。私はおべんちゃらとかタテマエとかそういうの面倒くさいからあっけらかんと言いたいこと言うリーダーが人として好きだったし、シゴデキで尊敬もしていた。
後から
『同じお米を食べて育ったのに、こうも違いが出るんやな』
と言ったこと以外は。
『なによ、ふん。』
私は鼻息荒く言い返し、
『でも…仰る通りだと思います』と
リーダーと笑い合った。
長くなったので後半へ続く。
昨晩書いている途中に間違えて投稿してしまったこちらの記事(笑)
すぐ下書きに戻したのですが、読もうとされていた方がもしいらしたならすみませんでした!!
完成後投稿し直しました🙏
記事の投稿まで、てんてこまいでした…
