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海の日、処女作、細部

これまでの人生で、海の日に海に行ったことは意外と初めてだった。
場所は相変わらずの葉山。目的はダイビングと言いたいところだが、あることに初めてチャレンジした。


20本目のご褒美

今年の1月にダイビングを始め、ライセンスを取ってから月2本ペースで潜り続けていたら講習含めて18本。
そして、20日はとあるイベントの参加も兼ねて葉山に行き、ボートで2本潜ったので20本目に到達した。

そのため自分へのご褒美としてギョサンを購入。

カラーリングはチョコミント

ギョサンについてはこちらの記事で詳しく説明されているが、足によく馴染むことと滑りにくいこと、そして何よりもカラーバリエーションが豊富だ。

ショップでギョサンを受け取り、足を慣らすために1日中履いて過ごした。

妄想具現化への一歩

自分の通っているダイビングショップには、多くのフォト派ダイバーだけでなく著名な水中写真家も訪れている。
そのような環境だからか、自分も早いうちから水中写真を撮りたいという気持ちが芽生えていた。

そして、この日はオリンパスのTGシリーズのカメラ(型番は失念)をお借りして初めての水中写真にチャレンジした。
以前からやってみたいと思った水中でのオモ写を撮るチャンスだと思い、ちいかわのうさぎのフィギュアをポーチに入れてエントリー。

こうして水中写真の処女作が生まれた

しかし手を離すと浮いてしまったので、今の状態だとリアリティのある構図が撮れない。
そこでガイドさんに協力していただきながら「何かいる」と思わせそうな1枚がこちら。

水底でこんなうさぎが見つかったらホラー待ったなしだ

ダイビングが終わって写真を見直した際、フィギュアの下にある穴に指示棒を刺したら良さそうとのアドバイスをいただけたので、工夫の余地はありそうだ。
アイデアはすでに考えてあるので、試行錯誤を重ねながら実現させたい。

一瞬を切り取ることの難しさ

生物の写真はマクロと顕微鏡モードの2つを使い分けながら撮影したが、なかなか思うような構図とは程遠い。
あと少しの工夫があれば、と自分の中では惜しい作品が多かったが、初めから上手くいったら面白みが少なくなってしまう。

さかなクンの帽子の元ネタ、ハコフグ
体色をはっきり見せるために何枚も撮ったイソカサゴ

ところどころで見かけたサンゴの仲間たちもカメラに収めておきたかった。
キサンゴは思うがままに触手を広げた姿はとてもよく目立っていて、「ここにいるよ」と伝えたそうだ。

赤色光が吸収される環境の中、存在が分かりやすい

こちらもキサンゴだが、触手がしぼんでいかがわしい姿になっていたのが面白かったので被写体になってもらった。

「真昼のいけないキサンゴ」というタイトルをつけた
ニホンアワサンゴの群生

ログ付けする前は海藻の仲間かと思っていたが、刺胞動物(クラゲの仲間)だと初めて知ったハネウミヒドラ。
満開の花のようにきれいな見た目とは裏腹に、刺胞毒をもっている。

顕微鏡モードも試したくなる

さらに、顕微鏡モードで撮ると映える被写体にもたくさん出会った。

葉山ではよく見かけるウミシダをあえて近くで撮ると、触手の生え方が秩序正しいことに気づく。

櫛の歯のように均一に生えている

アヤニシキは、肉眼とは違ってメルヘンチックに見える。

RPGのダンジョンにいそうな見た目だ
構図を変え、嚢果(生殖器)をフォーカスする

しばらく撮影を楽しんでおると、ガイドさんが「マドレナフェルギノーサウミウシ」と書いたボードを見せた。
ラテン語圏の女性の名前かと思ったので人名が由来になったウミウシかと予想したら、後で学名だと分かった。
日本名はショウジョウウミウシだ。

ゆるく曲がったミノがヒガンバナを連想させる

他にもウミウシがいないか探していたら、ツルガチゴミノウミウシが卵の上に佇んでいるのを見つけた。
自分にとっては初めての光景だったのと浮上する前だったのもあり、構図に焦りが出てしまった。

産卵後か、他のウミウシの卵を食べているか

初めての水中撮影なのにすっかり夢中になってしまい、100枚以上も撮っていたことがログ付けのときに発覚した。

魚は撮影テクニックをある程度つけたら本格的に撮りたいと思ったり、刺胞動物の被写体としての魅力に気づいたりと、充実した海の日を満喫した。

そして今後は、間違いなく自分からカメラ沼に落ちに行くかもしれない。

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