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「言うことを聞かないなら…」の親の呪縛を解く。自分の境界線を引いた日。

ずっと繰り返してきたパターンがある。

私にとってはそれは、
親との関係だった。

子供の頃から、
お金のこと、
自分のやりたいこと、
些細な希望を伝えるたび、
私の前にはいつも
「高い壁」
が立ちはだかっていた。

「言うことを聞かないなら、
 もううちの子じゃない。
 出ていけ!」

これが親の常套句。

幼かった私にとって、
その言葉は「拒絶」であり、
生きていけないかもしれないという
「恐怖」そのものだった。

だから大人の私になっても、
親と向き合うときはいつも
「自分を守るための鎧」
を着て戦うか、
コントロールし返すか、
あるいは
自分の感情を殺して従うかの
選択肢しか持てなかったのだと思う。

【葛藤と気づき】

現実の厳しい数字や課題に直面した時、
私はまた親に頼らざるを得ない状況になった。

そして案の定、
帰ってきたのは子どもの頃と同じ
「条件」「壁」

「娘」として助けてほしい。

私の気持ちとは裏腹に、
まるでビジネス取引のような
冷たいやり取り。

一瞬
「こんな言い方されて
 プライドを削られるくらいなら…」
と自暴自棄になりそうな自分もいた。

「やっぱり私は、
 親に自分の存在や可能性を
 信じてもらえないんだ」

という悲しさと悔しさが、
胸の奥で渦巻いていた。

でも、ふと気づいた。

親の言動は、
46年前から1ミリも変わっていない。

変わっていないのは親の方であって、
私ではない。

私はもう、
親の「条件」や「脅し」に屈しないと
生きていけない、
あの頃の小さな子どもじゃないのだ。


【チャレンジしてみた:武器を置く】

いつもなら、
私も親もコントロールしてやろうと
口論になったり、
必死に論破しようとしていた。

だけど、今回の私は違った。

「戦う(コントロールする)」
と言う武器を
静かに置くことにした。

勝ち負けの土俵に上がるのをやめて、
ただ自分の願いだけを
まっすぐに伝える。

そして、
親から帰ってくるあれこれの言葉には、
戦うでもなく、
従うでもなく、
「そうだね」とただ受け流す。

相手の感情や価値観に呑み込まれず、
自分の内側と相手の間に、
しっかりと目に見えない
「境界線」を引く実験。

親を変えようとするのを諦め、
「わかってもらおう」と
期待するのも手放した。


【涙の理由と、これからの覚悟】

結果として、
何か劇的な解決に至ったわけじゃない。
状況はまだ何も変わっていないし、
未解決のままだ。

家に帰ってきてから、
悔しさと絶望感と寂しさとで、
涙がたくさん溢れ出た。
すごく疲れて、
精神的にはボロボロになった。

でも、
この涙は「負けた涙」じゃない。

格好つけるのをやめて、
泥臭く本音(魂の望み)に
向き合ったからこそ出た涙だ。

「もう自分の魂を売るような生き方はしない」

そう腹を括れたからこそ、
過去の自分を解放するための
デトックスの涙だったのだと思う。

少し前までの私なら、
親の厳しさやその対応をただ責めて、
「被害者」でい続けていたと思う。

でも、ふと思ったのだ。

この親の厳しさこそが、
私をここまで成長させてくれる
「役割」
だったんじゃないか、と。

もし私の親が、
ただただ優しくて甘い親だったなら。

私は自分の足で立とうともせず、
本当の自由や
自分の魂の望みを探すこともなく、
今の私は手に入っていなかった。

何度も挫けて、
悔しくて泣いて、
それでもまた立ち上がってきた。

そんな「諦めの悪い自分」。

。。。うん、嫌いじゃない。
むしろ好き。

私をここまでタフに、
自分の人生に貪欲にしてくれたのは、
間違いなく
あの親のおかげなのだ。


【おわりに】

人生には、
何度も同じような課題やパターンがやってくる。

でも、
たとえ相手や状況(現実)が変わっていなくても、
「自分がどう振る舞うか」
を変えた瞬間、
人生の主導権は自分に戻ってくる。

未解決のまま、
泥臭く葛藤している最中だけど。
私はもう、
昔の傷ついた子どものままじゃない。

自分の内側にある答えを信じて、
これからの未来を自分の足で
選んでいこうと思う。



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