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海外でも大人気・ウマ娘は日本一成功した世界に誇れるゲームコンテンツ

と私は思います。確かに人気ならポケモンやマリオなど任天堂(神)一強ですが、1コンテンツの発展性や波及効果は一番じゃないでしょうか。今の時代の状況下で一番有利だし。IP商売としても参考になる模範例です。

日本のゲーム業界、一攫千金短期的視野で長期的投資(育成)と創意工夫が不十分で、質の高い中韓ゲームに負けてしまった、白物家電と同じです。しかしウマ娘は独自路線ですし、儲からなくても10年以上地道に投資して来た量と質の高いコンテンツなので、中韓が巻き返すのはちょっと無理なんです。

IP・キャラクターを軸に日本と海外の動向追っていますので、今回はIPビジネスの模範例『ウマ娘』の事と海外の動きと将来的な発展性に関してご紹介します。
一般の方には

「ウマ娘の海外人気注目だよ」
玄人の方には
「CAはグローバル企業へ」です。

※なお今回情報量が多いのでご注意ください。

さて、コンテンツヒットはガチファン以外の一般層にどれだけ利用されるかが鍵です。軸であるゲームとアニメがしっかりした作りで人気を得たから結果クロスメディアが成り立っています。IP”知的”財産と言うのに『ただ物を売るだけ・儲けるだけ』の知性の無い施策しか出来ない同業他社に格段の差をつけて更に発展しています。先発を差し置いて日本一成功した、海外企業にも勝てる数少ないゲームコンテンツです。

まず先日めでたく5周年を迎えたネットゲーム『ウマ娘プリティーダービー』(スマホ・PCSteam)に関して(ウマ娘歴8年です)。
ゲームで特筆したいのは良心的な運営。5周年の目玉はアーモンドアイ。ガチャ天井200で必ず貰えますし、無課金でも容易に石が貯められる数です。新規さんや復帰勢優遇措置も行っています。ゲームもやさしい育成・レースで自動育成機能もあります。ゲーム苦手でもキャラのコレクション、ストーリー、歌と自分でカスタマイズ出来るダンス動画等色々楽しめます。

ユーザーのゲーム会社に対する不満は重課金しないとガチャで手に入れられなかったり勝てない事。前回も記しましたが、「IPは儲かる」と金しか頭にない奴が群がる所為かレベルの低さというか悪手は『商売っけを出す事』です。あからさまな取り立てが魅力を失わせる。某会社の株下落の様に。ユーザーに負担のない額で多彩なプランを提示したり、他の関連事業で稼いでいます。ゲームは派生コンテンツへの軸ですから、目先を追わず長く利用して貰う事が重要です。クロスメディアだからゲームの売り上げだけで判断すべきでもないです。

【3/7 追記:この説明のエビデンスになるまとめがUPされたのでIP関連の方は御一読を】

レベルの高い一流ブランドや老舗もガツガツセールスはしない。『商売っけ』を見せず、逆にホスピタリティの良さでエンゲージメントを高め、クォリティの高さで価格を納得して貰う。昨今のIPが持つ世界観とブランドは構造が同じで、金よりもまず熱狂的ファンを作り維持する事が重要なのです。

また、ウマ娘は馬主様からのご好意で名を借りてるので、尊厳を傷つけない様にガイドラインを明確にしファンも気をつけています。それが逆に優良なIPとなり、今では世界的に有利になっています。

さて次は海外展開の話です。海外で日本のアニメが人気になり、政府も『基幹産業』として海外ビジネス援助を打ち出した所為か最近業界の海外進出宣言が盛んです。しかし既にウマ娘は去年英語版ゲームをリリースし、着々とファンや好意的な味方を増やしています。

ウマ娘は実話に基づいた設定なので今の若者だけでなく昔からの競馬ファンも納得していただける様作り込まれています。そしてやはり実話は共感を生みます。

見かけ重視の日本と違い海外は内面的な事を重視評価します。まず『負け組の星』ウララちゃんが海外でも共感を呼び大人気になり、海外から沢山の干し草の寄付が寄せられました。その後9月に亡くなりましたが、日本だけでなく世界にファンが出来て良い生涯だったと思います。引退馬も忘れ去られず世界中のファンから愛され続け『生きた証』を残せると関係者にも好評だと思います。

英語圏版リリース直後のcomic-con(マンガ・アニメ等のイベント)からが人気がすごかったですね。ウマ娘コミュニティも昨年よりも参加者が格段に増えています。

この🇺🇸集会、昨年は10人位の参加が今回コレ↑海外はパレードの仮装等で日本よりコスプレが日常的です。コスプレって『好きの可視化』ですから一目でウマ娘の盛り上がりがわかりますね。同時期🇹🇭タイでも、最近では🇵🇪ペルーでもコスプレレース(ウマ娘はレースの話なので)が行われ5000人位集まったとか。世界中で盛り上がってきています。海外の発想は日本とは違う事もありコンテンツの切り口や二次創作も面白いものが出そうで注目なんです。ウマ娘の世界観に沿ってオリジナルウマ娘やローカライズウマ娘も出るかな。楽しみです。


ウマ娘人気上位のオグリキャップも地方競馬出身。支援も兼ねて以前から地方競馬とのコラボや競走馬関係の街起こしに協力しています。やはりリアルは強く、聖地巡礼と言うツーリズムもあり、どこも過去に例を見ない大盛況です。先日の浦和競馬は重賞開催でなくても来場者1万人超の盛り上がり。ウマ娘は儲けるだけではなく、競走馬関係の支援活性化も行っていて社会に貢献しているのです。エコシステムですね。


そして支援は海外へ。ケンタッキーダービーを始めパリ大賞典、アメリカン・オークス、ブリーダーズカップなどスポンサーで業界援助しています。ケンタッキーではウマ娘キャラも使った企画展も実施。これまでは魅力が競争と賭け事しかなく、人気低迷はどこの競馬場も一緒でした。しかし単なるスポンサーではなく新たな魅力と新たな客(ファン)を連れて来てくれる訳ですから、どこでも好意的・協力的なのです。

7月予想した様に、先月世界を舞台にした新育成システムがゲームに実装されました。

そしてこの人気に更に有利な事が色々起こっています。まずは世界最大級のThe game awardで賞を取り、世界規模でゲームユーザーに知られる事になりました。

これすごい重要な事なのです。昨年の映画『マインクラフト』大ヒットやブラムハウスがM3GAN爆死後、2作北米週末興行成績で1位を取ったのはDiscord等でコミュニケーションをとるゲームユーザーに上手くリーチ出来たからと言われます。ゲームとアニメ両方人気なので、ウマ娘映画は他のアニメ映画より海外展開で有利なのです。

先週末一昨年のウマ娘映画が北米で公開されました。映画としてはそんなに知られていない筈なのに結果大成功。ウマ娘自体は昨年のシングレ日米同時配信で知られてたかな。映画国宝はランキングその下、果てしなきスカーレットはそのもっと下、この3日間だけで果てスカよりも多く稼ぎました。今のユーザーは映画の内容調べますからね、内容に関係ない旧態依然とした宣伝や映画賞出品やネームバリューに騙され客が来る時代ではないのです。消費者舐めすぎ。もう『誤魔化しが通用しないし、バレたら即炎上』が現代です。(いずれ日米これからの映画・配信コンテンツに関して取り上げます)

ウマ娘や同じCygames(サイゲ)のゾンビランドサガのアニメは吹き替えがなく日本の声優さんのままです。歌唱の問題が大きいかな。海外人気に伴って海外のファンに向け声優さん達も英語ポストをする様になりましたし、ついに歌って踊れる声優さん達もリアルで海外公演する事になりました。海外遠征希望する方も多く現場も盛り上がって非常に良い流れです。育成ウマ娘も既に200名越え、声優さんも同様。他のアニメ・ゲームでも聞き覚えのある声に出会えるのでウマ娘ゲームをすると声優さんにも強くなります。8年前から無料で見れるYouTube動画やライブ放送を行なっていますが、最近のYouTubeの改革でまたウマ娘に有利な展開になって来ました。いずれご紹介します。

実はウマ娘、ゲームですから3Dモデル及びモーションキャプチャー等のデータ持ってるにも関わらず、CGライブではなくリアルライブにこだわっています。人間はリアル(現実)に生きていますから結局一番効果があるのはバーチャルではなくリアルなんです。リアルイベント人気ですしね。製作運営するサイゲはIPコンテンツの事を熟知しているからなのでしょう。

さて、もう一つ海外展開で有利な事。それは海外で知られる『リアルウマ娘』の存在です。IP・キャラクターでは印象的な、言わばシンボル(象徴・アイコン)が大事で、ブランド(ロゴ)や宗教(御神体)と同じです。

海外競馬関係者やファンにリーチする為には『海外で活躍する本物の競走馬』がシンボルとして必要です。キャラクター化は強力な力を持ちますが、最初知らない人は軽視しますから現実に実績を出した競走馬でないと相手にして貰えない。知られていれば交渉や話題で使えます。現役リアルウマ娘が必要なのはこの点です。そしてリアルとバーチャル両方の競走馬におけるIP価値はリアルだけの馬より勝ります。

サイバーエージェント(CA)藤田前社長がセレクトセール等で仔馬を爆買いした頃、巷では購入する事でJRAや馬主様達への御機嫌取りや馬主の道楽と言われていました。しかし実はその頃から本気で世界を狙える馬を探して投資していたビジネス戦略でした。かくして現役リアルウマ娘フォーエバーヤング誕生です。

矢作先生の帽子、藤田オーナーのグラサン、坂井騎手の勝負服風デザイン、オッドアイでCAと同じカラーリング、チョーカーにCAあしらい文字通りCAの広告塔

ヤン子はブリーダーズカップ優勝と同時に発表されました。実はゲームユーザーからは「今年の5周年祭で発表していればサプライズで良かったのに今年はときめきが無い」とか言われています。しかしヤン子は5周年祭の為ではなく、リアル優勝のタイミングで世界にアピールする為に用意されていたのです。

日本のIPコンテンツは今海外から注目され、日本で情報が発表されると、1時間後には海外から情報が拡散されるのです。現代は良くも悪くも情報が世界に筒抜けです。丁度今海外はエプスタイン問題の最中、当然小学館の事件もすぐに海外に報道拡散され続けています。IPビジネスは諸刃の剣です。地道にまともにやる事がリスクマネジメントでもあります。負目がなければ非難される事も無い。誤魔化しは悪手です。

藤田オーナーは昨年12月社長をお辞めになり会長になられた訳ですが、何も隠居ではなく海外展開の為かなと思われます。SB 孫会長の様に海外に対しては会社のトップ自ら対応しないといけないですから。今までご紹介した様に、強力で今や有利な状況のIPコンテンツを持ち、エクリプス賞を受賞した海外レース優勝馬を持ち、海外競馬場関係者とも仲良くしている。CAがこれまでに積み上げたノウハウや設備等使えば世界各国でいろいろ事業展開出来ます。

例えばもし私だったらディズニーがESPNでやってる様にAbema TVのノウハウで世界の競馬の配信エンタメ化を進めますね。あとアブダビ・ディズニーパークみたいにUAE・ドバイあたりなら観光誘致で競馬場のテーマパーク化も出来ますしローカライズ事業も出来ます。海外ファンも多い訳ですし、海外は動物擬人化キャラは強いのです。

これを機にサイバーエージェント(CA)は海外展開で本格的なグローバル企業になるのではと思います。

CAは自社が儲けるだけでなく斜陽だった競馬業界を再び盛り上げ活気と雇用を生み出し、ファンに還元しエンゲージメントも高める、全てにメリットあるエコシステムを運営している。これぞ社会における会社のあるべき姿ではないでしょうか。今の世の中どれだけこういう会社ありますか?ウマ娘とCA、今後海外での展開どうなるかが楽しみです。

最後に。鈴木大臣は競馬民に寄り添っていただいているので、それこそ農水省自らウマ娘をクールジャパン戦略に起用し、一緒に世界展開すれば効果絶大だと思います。サクナヒメやサモーン・シャケキスタンチンの例もありますし。

お読みいただきありがとうございました。記録を兼ねてX投稿しているのでネタには困らないのですが、まとめ慣れてなく遅くて申し訳ありません。今後どういうテーマでまとめを書くかはXフォローしていただければわかります。では、また次回です。

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