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ケデハン→超かぐや姫→ワンピースと続くNetflixと映画館との関係

今回のお題、一般の方には、
『ネットフリックスがおもしろい事やってるので紹介します。これがわかるとコンテンツがより楽しめ映画館行くのが楽しくなります。見る場所から体感する場所にレベルアップしてます。』

玄人の方には、
『ステレオタイプでコンテンツ頼みの従来メディアと違い、競合である映画館と良好な関係を築き、ユーザーへのエンゲージメントを高めるNetflixの動向を紹介します。映画館の活路も見えてきます。』

です。よろしくお願いします。


まずはこれ、Kpop Demon Hunters(ケデハン)というNetflixミュージカル/アクションアニメです。6月に配信開始したところ大人気で、映画館も集客が減る時期で協力もあり、週末🇺🇸🇨🇦興行イベントを行いました。ただこの形式前例がなく参加は一部の映画館にも関わらず、なんと映画評価の指標になる『北米週末興行成績1位』になり一般大衆に知られる事になります。これを機に日本以外(🇺🇸🇰🇷特に)大人気になり、既にゴールデングローブ賞2冠、アニー賞10冠と勢いが止まらない。秋にもう一度週末上映イベントを行いKPOPガールズ! デーモン・ハンターズVS悪魔(チェンソーマン)との対決でした。

Netflixが次に行ったのはアカデミー賞受賞ギレルモ・デル・トロ監督の新作フランケンシュタインの先行上映でした。製作の莫大な費用に映画界が日和って頓挫しそうになったところNetflixがスポンサーになって完成に漕ぎ着けた作品。映画としての資格を得る為の興行でしたが、結果先日の英国アカデミー賞 BAFTA 2026 でFrankensteinは技術賞を受賞(映画対象なのでケデハンは受賞出来ず)。他にもノミネート多数、受賞発表が待ち遠しいです。

そして年末年始映画館にストレンジャー・シングスファン集めて約10年に及ぶ最終回を一緒に共有するイベントを行いました。ネトフリは収益ゼロでファンと映画館へサービス。しかし普通ならイベント費用かかる事を思えば、ネトフリも経費かけずにエンゲージメントを稼ぎ広告効果も得た事になります。

更に話は日本へ。
やはりNetflixがケデハンに続くミュージカルアクションアニメとして超かぐや姫!を配信。当日監督が不安そうなポストしたので、視聴して推せると確信し、監督スタッフさん達が安心する様にすぐリプライしました。

映画料金が上がった事もあり、日米共にお金払って見たのに満足出来なかった事を懸念する傾向が強まり(騙しが効かなくなった)、かなり口コミが影響する様になりました(口コミは主観で真実とは別な場合もあり要注意)。しかし配信なら改めてお金を払わず見れるから良ければすぐに好評価が拡散し雪だるま状に視聴が増えます。異例の公開一ヵ月で劇場公開になりました。ケデハンの手法が他でも通用する事を世界に証明した貴重な出来事です。ただ、出来レースではありません。公開前不安要素もあり、予告編だけだと「後でいいや」だったところ、監督の最後のお願いポストでしたから、ホント蓋を開けてみないとわからない。実はこの時期予定されていた映画が公開延期になり空きが出来たのが功を奏したと言われています。超かぐや姫は幸運持ってます!絶賛上映中、あやかりましょう。Frankenstein同様映画賞のエントリー基準(例えば1日3回上映2週間とか)満たせば、来年の映画賞受賞も夢ではないです。

またボカロというのがスタンダードナンバーで若い子なら誰でも知っていて歌える。年を経ても廃れない名曲揃いで、そのボカロを作ったり歌ってた世代が今の音楽シーンはメインなのです。これも配信・SNSのお陰か世界的に新曲より古くても名曲を選ぶ傾向になってきて、これもまた今後取り上げます。

ケデハンは【Sing along】でしたが、かぐや姫は【発声可能上映】と歌とは言ってないんですね、歌うけど。自分と同じ想いのファンが集まってスポーツ観戦と同じで周りと意気投合でき、共鳴の体感が凄いです!ケデハンよりロングランですし、芸のない特典で釣るのではなく映像追加内容パワーアップ(歌える曲追加)でリピーターを楽しませてくれる新たなアクション起こしています。そして体験して楽しむのはある意味聖地巡礼でもあります。これもいずれ紹介します。

そして昨日ネトフリ版ONE PIECE劇場公開が発表されました。1-2話のみの公開。これが何を意味するのか?想像してみてください。映画館は大画面と雰囲気の出る空間、迫力のサウンドですから、それを体験させ作品に没入させる(イマーシブ)。3話以降は配信ですが、既に観客はワンピースの世界に入っています(実感の記憶)からストーリー誘導で最後まで夢中になれる訳です。スタートダッシュ!1-2話でブーストかければ後はフルスロットルです!

人間の性質考慮して上手い事考えましたね。今後このスタイルは同業他社も真似し映画館の稼働率を救う有効手段になると思います。こういう映画館の変化も日米日々追っているのでまた改めて紹介させていただきます。

さてここまでの話、実はNetflix儲けてないのです。あくまでメリットあるのはファンと映画館。ネトフリは『物語の魔法』をよく熟知している節があります(サイゲも同様・後日紹介します)。実はキャラクターやコンテンツに関わる商品は人が嫌な思いをした時、価値を失います。俗に言う『魔法がとける』です。商売っけが見えた途端ファンは興醒めするので炎上が多いのです。そこをコンテンツ産業よくわかっておらず結果ハラスメント行為も起こるのです。自社の商品の事わかっていないなんてビジネスマン失格です。『金の亡者』というだけあって盲目的です。一方よくわかっているNetflixは商売っけを出さない事によってファンと映画館とのエンゲージメントを高め、結果莫大な利益も上げています(成功の極意)。目先の利益ではなく長期的に見た方が利益が大きいのは歴史的にも明らかです。

一見すべて配信コンテンツの劇場公開ではありますが、細かく見るとすべて違うでしょ?今までにない発想のネットフリックス、次なる一手と新たな展開楽しみになりませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。では、また次回。

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