不器用な私が心理職×イラストレーターとして働くようになるまで①
#仕事について話そう
こんなタグを見つけたので、
今までどのSNSでも
ほとんど語ってこなかったもう一つのお仕事について少しお話ししてみようかなと思います。
私は元々イラストレーターを目指していた訳ではありません。
対人援助職、公認心理師、俗にいう心理カウンセラーを目指していました。
今のお仕事のお話をする前に、今回は
スポットライトがあたりにくいこの「心理師」という職業について少しご紹介します🙌
・心理職としてのお仕事
カウンセラーのお仕事というと
心理師さんと患者さん一対一でお話を聞く「カウンセリング」を主にイメージされるかなと思います。
「共感」「傾聴」して話を聞く、という事ももちろんセラピーとして重要です。
それだけではなく、状況の分析、心理検査/発達検査等の数的データからの「アセスメント」観察と分析も大切な仕事の一つです。
他にも心理のお仕事はこのように定義されています。
(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
今の仕事もカウンセリングというよりは観察と分析が主です。
文系というカテゴライズにはなりますが、個人的には我々は理系か?科学者か?と思う程数字やデータを扱うという事もあります。
・心理職になるまでに必要なステップ
心理カウンセラーという大きな枠組みで言われることが多いこの職業ですが
民間で受験すれば誰でも取得できる心理カウンセラー資格とは異なり、公認心理師を取得するにはかなり大変なステップを経ることなります。
簡単に申し上げると、
大学+大学院の計6年もの勉学(単位必須)と、数百時間に渡る実習&訓練、国家資格取得の為の受験勉強、日々の研鑽、専門分野の研究etcです。
※学校に配置されるスクールカウンセラーも臨床心理士又は公認心理師の資格を取得している方しかなれません。(そしてかなりの高倍率)
心理師の資格を得るには大学の心理学科で学士を取得&大学院を受験。(院進するのは全体の5-10%程しかおらずほとんどの方は一般職です)
そこからは毎日の勉学や訓練に加え、
会期ごとに違う病院や施設での実習&膨大なケース記録、教授からのスーパーバイズ(という名の詰められ)、研究の報告会&毎週ゼミでの報告会、全体でのケース発表、実技演習×♾️、自身の専門分野の研究実施、集めた諸データの統計分析、論文や資料執筆(倫理申請など事務作業含む)などなどなど
綿密に組まれたカリキュラムをこなしていかなければなりません。
(私達は制度が変わる前の世代ですので今はもうこんなに詰められずに少々楽かもしれない)
(そしてその割には正規雇用と非正規雇用が半々という実情。お金を稼ぐという点においてはなんともコスパの悪い(言い方)職業です。)
・大学院で鍛えられる日々(一番大変なこと)
それでも、この狭き門を潜り抜け、臨床心理学という道に進んだ方たちは熱意と覚悟のある人達が多いです。
それでもあまりの辛さに脱落する子も毎年何人かいます。(助手曰く)
実際、院生室では「記録が終わらない」「研究進まない」誰かが泣き出す、体調を崩す、限界を迎えているような阿鼻叫喚の地獄絵図の時期があります。
膨大な作業量だけでなく、院生たちを苦しめるのが、「自分との向き合い」です。
心という形のない繊細なものを扱う我々は、
自分の「認知」や「特性」、「価値観」を客観視する必要があり、教授達は鋭くそこをついてきます。「なぜその言葉を使ったの?理由は?」「それはあなたの価値観ではなくて?」
否が応でも、自身の根幹を見つめ直さなければいけないのです。
正解がないからこそ、なぜ?なぜ??と問い続け、考え続けなければならない。
私の単なる予測と経験則ですが、
数ある職業の中でわざわざ稼ぎづらいこの心理の道を選んだ人には、
過去、もしくは現在進行形で
「何かあった」人だと思っています。
苦労してでもこの道に行きたい!と思えるほどの強い「原体験」がある人が多いです。
実習の中で過去のトラウマに似た状況になり終了した瞬間泣き出してしまう人、複雑な家族歴を持つ人、蓋を開けてみれば色々です。
(もちろん心理学楽し〜!人間面白〜!という知的好奇心の塊❕研究者気質の方もいたり、私含め、人の心に関心があり仕事にまでする人は独特な人が多い(失礼)
大学院での2年間は
大変だけど学びの機会である実習に加え、
自身や自身を取り巻く環境の持つ「課題」と向き合い、「どう対処するのか」「どうしたいのか」考える事ができる貴重な時間でした。
…と少し長くなってしまったので心理職の説明と大学院での苦労話はここまでに。
もし何かしらの反響がありましたら次回は、
「今」の私のお話。
イラストレーターと今のお仕事について簡単に書いてみたいと思います。
ここまでの駄文長文にお付き合い頂きありがとうございました☺️
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♡が30を超えましたら続きを書こうかと思います。
