年末なので今年お世話になった書き手の方々に感謝を
年末ということで振り返りやまとめをしたい気分ですから、江草が日頃から記事を読ませていただいているネット上の書き手の皆さんを紹介していこうと思います。
いつもお世話になってる方々に感謝の気持ちを表すのも案外こういう機会でもないとできないもの。勝手な江草的ベストフォロイー賞と言えます。
いつもありがとうございます。
それではいってみましょう。
ホモ・ネーモさん
まずトップバッターはここnoteで活動中のホモ・ネーモさん。
noteでたまたまホモ・ネーモさんの「ビジネス芸人」の記事が目に入って、「なにこの人めちゃ面白い」と思ってハマってしまいました。
けっこう高頻度に更新されてる多作な方にもかかわらず、毎回ユーモアとアイロニーたっぷりで面白い上に鋭い指摘がこめられた文章を書かれていて、どう考えてもただ者ではない。
こういう人に出会えるからネットはやめられない。
スタンスとしては故デイヴィッド・グレーバーを愛するアナキストを自称されていて、ルトガー・ブレグマンの『隷属なき道』がバイブルなのだそう。
それゆえにネーモさんの文章は、ブレグマン的なたっぷりの温かい人類愛がグレーバー仕込みの鋭い皮肉と洞察でコーティングされたような個性的で複雑な深い味わいを生んでらっしゃるのでしょう。
いつも面白い文章をありがとうございます。
(ネーモさんにオススメいただいたグレーバーの『価値論』とても面白いのですが長いし難しいでヤバいです。タスケテ)
はむっち先生
続いては江草と同業者でもあるはむっち先生。
江草的には、医師のネット論客の中で最も視野が広く深いのではないかと思ってます。とくに経済に関しての知見は明らかに半端ない。英語もペラペラ。
記事に垣間見える高い知性にいつも学ばせてもらってます。
医師でありながらシルバークラシーや医療主義に批判的という異端の立ち位置で、また、基本的に毒舌でらっしゃるのですが、医師が陥りがちなヒロイズムに酔うことを良しとせず、常に冷静にシラフであり続けようとされてるからこその険しい姿勢なのだと感じてます。
この安倍元総理銃撃事件後の記事でも、はむっち先生の真っ直ぐな人柄が表れてるように見え、とても真摯で優しい方なのだろうなと江草は勝手に想像しております。
良い文章を今年もありがとうございました。
(訳書は出されてますが自著のご予定はないのかしら。はむっち先生が本を書かれたら類まれな凄まじいインパクトの一冊になりそうなのだけれどと、勝手に期待しております)
ニー仏さん
はむっち先生と対談されていた経緯で知ったニー仏さん。
仏教学研究者でもあり、瞑想実践者でもあり、かといって仏教徒ではないという個性的な立ち位置の方ですが、文章力がほんとにすごい。
高度な知的内容、あるいは宗教学などの一般人には縁遠い知見を含んでいながらここまでスッと読ませてハッとさせてくれる滑らかな文章を書かれる方はほかに知りません。
「魚川 祐司」名で出された『仏教思想のゼロポイント』も今年読ませていただいて、とても勉強になりました。
基本ニー仏さんは有料マガジンでの更新ですが、なんでもかんでも「現実を見ろ」といってメタ認知的思考を無視する「現実教」に日頃から警鐘をならされていて、世の人文知の語られ方や政治的議論の語られ方の問題に対する鋭い指摘は毎度勉強になります。
素晴らしい文章をありがとうございます。
(今『悟らなくたって、いいじゃないか』も読ませていただいてます。面白いです)
メロンダウトさん
お次はnoteから離れて、はてなブロガーのメロンダウトさん。
完全に匿名で活動されているので正直正体不明なのですが(笑)、以前からフォローさせていただいてるブロガーさんです。
以前、メロンダウトさんからオススメいただいたボードリヤールの『悪の知性』がとても面白くって、(衒学的仕草かもしれませんが)時々このnoteでも引用させていただいてます。
更新頻度は平均して週に一度ぐらいで多くはないのですが、一記事一記事はけっこうみっちり長めに書き込まれます。全体に文調自体は淡々としているようでありながら、にもかかわらず熱いものを感じさせてくるメロンダウトさんの文体が江草はとても好きなんですよね。
先日の転売ヤー批判批判の記事も感激しました。
世の「正義」や「道徳」を声高に叫ぶ人たちが見落としているものを、スッと静かに拾い上げて目の前にトンと置いてくるような、他人を高みから見下さず同じ地平からものごとを見ようとするメロンダウトさんの姿勢がすごく心に染みるのです。
熱い文章を今年もありがとうございました。
(江草もエルデンリングやりたいです。。。)
ぷーおんさん
オピニオン系の書き手の方が続きましたが、お次はうってかわって技術系のぷーおんさん。ノート系アプリのObsidianの情報を漁っていてたどり着いたのがぷーおんさんのブログでした。
カスタマイズ性が高すぎてそれゆえ使い方に悩んでしまうObsidianや、その他のアプリの使い方のノウハウを丁寧に教えてくださっていて大変助かりました。
それだけならもしかするとよくあるブログの一種なのですが、ぷーおんさんの場合はユーモアや遊びココロがたっぷりで、ノウハウを知りに来たというのについ笑わせてもらっちゃうんですよね。
ほんとひろゆきネタは鉄板で面白い。
ぷーおんさん、今年はKindleでの電子書籍出版もされて江草も愛読させていただきました。
これがまた役立ち度と面白さを兼ね備えた良書でして。普通なかなか自己出版の書籍でここまで完成度高められないと思うのでほんと脱帽です。
今年も役に立つ記事や本をありがとうございました。
(ただ、「本の改訂作業をする」というツイートを残してしばらく活動されてない様に見受けられるので、ぷーおんさんの身に何かあったのではないかと陰ながら心配しております。ご無事だとよいのですが……)
来年もよろしくお願いします
他にも紹介したい方はいるのですが、とりあえずこれで5人とキリがいいので今回はここまでとします(紹介できなかった方ゴメンナサイ)。
江草も読書好きですから、名だたる著者が書き下ろし、きっちり編集構成されてる世の書籍の価値はもちろん認めているのですが、やっぱりこうしてネット上で書かれてる記事も素晴らしいと思うんですよね。
色々と罪やデメリットも取り沙汰されているインターネット時代ですけれど、こうしてアカデミアやマスコミに居るわけでもない普通の名もない人々が日々言葉をつづって世に放つことが当たり前にできるようになった時代は人類史上初めてなわけです。すなわち、そこで語られていることを読むことは人類にとってニューフロンティアと言えます。
確かにネット上の記事は玉石混交で、石のあまりの多さ、もっと言えば投石が飛び交ってる有り様に辟易する気持ちは分かります。
でも、このニューフロンティアを(投石を避けながら)諦めずに探ることで初めて拾い上げることができる綺麗な石との遭遇もあるでしょう。
そしてそれは人類初の未知との遭遇でもあるわけです。人類が初めて聞く声なのです。
このチャンスをできるだけ諦めたくないなと江草は思うんですよ。
ネットの大海に対して浜辺で手で水をすくってるだけのような微力さではあるものの、それでもこうして今年も良い書き手のみなさんに出会えたのです。
これもみなさんが書き続けてくださったからこそ。
だから、ネット上のあまねく書き手のみなさん、今年もありがとうございました。
いつもいっぱい読ませていただいて感謝しかありません。
来年もぜひよろしくお願いいたします。
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