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俺は箸より重いものを持ったことがない

どうもこんにちは、極方体きょくほうたいです。四つ子です。
突然ですが、下のデータをご覧ください。


これは私のあらゆるプライバシーが載っているデータなのですが、一目で分かる通り弱々YowaYowaです。
三食しっかり摂っているのに栄養失調の診断を下され、この前 親に「あんた虐待されてるの?」と心配されました。

こんな私なので、よく馬鹿にされるんですよね。
ほら、今も…


「おい見ろよ!あいつ、今日もボッチで飯食ってるぜ~~~?」

「ヒャハハ、傑作だ!見ろよあの貧相な身体!!」

箸より重いものを持ったことがない…?
どういう意味だ?

箸より重い物を持たない
軽い箸よりほかに持ったことがないほど、労働の経験がないことをいい、裕福な家庭に育って、何不自由なく過ごしてきたことにたとえる。

会話で使えることわざ辞典 より引用

なるほどなるほど。
つまり、お前は温室育ちで世間に馴染むこともできないクソ雑魚ゴミカス陰キャ野郎だ…って言われたわけかぁ。

ち、ちくしょおおおおおお!!!!!!!

馬鹿にしやがって!!!!!!!


「クソッ!!クソッ!!!」


「あれ、こんなところに何か落ちてる。」

「割り箸…?誰かのいたずらか?」



「うわあああああああああ!!!!!」

「小僧、貴様何か悩みを抱えているようだな。」

「は、箸が空から降ってきて…え、今喋った!?」

「ああ、俺は箸だ。箸さんと呼んでくれ。
小僧の醜態を見ていてな、あまりに情けなかったので降臨したわけだ。」

「わざわざ笑いに来たってか?箸まで俺を馬鹿にするのかよ!?」

「呼び捨てにするな、箸さんと呼べと言っただろ。」

「うるせえ!どいつもこいつも見下しやがって…!
俺だって箸より重いものぐらい持てるわ、辞書とかさぁ!」

「…舐めるな!」

「うわっ、急になんだよ!」

「貴様といいさっきのガキ共といい、どいつもこいつも箸を馬鹿にしすぎじゃないか!?」

(箸が一人、じゃなくて一膳で怒ってる…)

「何が『箸より重いものを持たない』だ!
まるで箸が金持ちと貧弱の象徴であるかのように言いやがって!謝れ!お詫びの品を渡せ!」

(図々しいな。まあ一応謝るか…)

「箸さん、申し訳ございませんでした…」


「土下座に抵抗のない奴だな…
まあいい、条件次第で許してやる。」

「本当ですか!一体何をすれば…?」

「箸をテッペンに連れて行け!」


テッペン?」


テッペン。」





箸をテッペンに連れて行こう!

テッペンと言われても、何をすればいいのやら…」

「簡単な話だ。貴様が持てる限界の重さの箸を作ればいい。」

「はい???」

「つまり、小僧自身が『箸より重いものを持たない』人間になるんだよ!」

「俺、自身が…?」


そこから箸さんが語ったのは、壮大な計画でした。


何が何だか分かりませんが、箸さんはやる気です。
私のような弱々人間のテッペンを取って満足なのかは疑問ですが、とりあえずこのプランに従いましょう。




己の限界を知ろう!

撮影許可済み

やって来ました、大学のトレーニングルームです。
初めて来たのですが、拷問器具みたいなのがいっぱいあって怖いですね。

ウェイトリフティングってやつが重いものを持ち上げるのに向いてそうだったので、とりあえず30kgぐらいをやってみますか。

っしゃ!行くぞオラぁ!!!

フンッ!

お、持ち上がった…

あ゛

私のウェイトリフティング限界重量  30kg

腰と首と肩を痛めました。あまりにも惨めですね。初心者が持ち上げられる平均重量が40kgらしいので、さすがに空しくなります。
一応35kgでも試したのですが、びくともしませんでした。
自分の雑魚具合に驚きますが、決して八百長ではございません。

とにかく私が持ち上げられる限界の重さは30kgだと判明したので、それより重い箸を作りましょう。




30kgの木材を買おう!

さてさて、箸を作るには箸の材料が必要ですよね。
箸の材料と言えば木材。というわけで30kg分の木材の値段を調べたところ…


送料含めて最も安かったのがこの15kgの木材を二つ注文する方法でした。
二つ合わせて11000円。正直高い。
買えないことはないですが、でっかい箸を作るために一万円以上かけるのって何だよ…?という邪念が脳裏をよぎります。

…諦めますか。バカバカしいですもんね、色々。

大体なんで箸の言いなりにならないといけないんですか。
意味が分からな…

ん?何してるんだ箸さん。

あっ!!!!!


「小僧、約束を違えることは許さんぞ。」

バカヤロー!!!!!

「何をする小僧!」

「それはこっちの台詞だバカ箸が!」

「バカだと!?貴様、身の程をわきまえろっ!!」

「小僧、貴様は箸をテッペンに連れて行くと約束したな。」

「う、うぅ…」

「なぜ私がそんな条件をお前に課したかわかるか?」

「箸を馬鹿にされたから…ですか…?」

「確かにそれも理由の一つだ。だがそれだけじゃない。」

「と、いうと…?」

「貴様のためを思ってだ。
あのガキ共に言われっぱなしで悔しくないのか!?」

「…!」

「く、悔しいです…!」

「そうだろ?なら箸を持ち上げて見返してやれ。俺はお前を信じてる。」

「箸さん…俺、やります!箸より重いものを持たない男になります!」


それはそれとして、箸さんは勝手に注文した罰で三日間吊るされていた




でっかい箸を作ろう!

届きました。中々の大きさですね。
早速御開帳といきますか。

えっ…ちっちゃくない?

予想していた木材よりもかなり小さいものが届きました。
てっきり1kgの木材が30本くらい届くものだと思っていたので頭を抱えていますが、とりあえず大きさ比較のために箸さんと並べてみましょう。

ご覧の通り、一本一本がかなり小さくて軽いです。
しかし全体の重さを量ると丁度30kgありました。
つまり量がしっちゃかめっちゃかに多いわけです。
なので、届いた木材全てを床にばら撒いたりしてはいけません。

大変なことになるので。



大変なことになった。

完全に血迷いましたね。
私の部屋は資材置き場になってしまいました。

自分の愚かさに眩暈がし、10分ほど放心状態で木材の上に立っていましたが、とにかくこの状況をどうにかしないといけません。
とりあえず仕分けましょうか。

仕分けの結果、木材の総数は2041本でした。
これを一膳の箸にしていきます。


ダイナマイトみたい

まず、木材10本をまとめて一束にします。


薪にも見えてきた

それを五束作ります。


それをまとめてガムテープで巻きます。


あとはそれを頑張って繋げるだけです。20個繋げると一本の箸ができます。

この作業を繰り返し、もう一本の箸も作っていくのですが…

つまらないのでカット!!!

完成!!!

でっけ~~~~~~~~~

しかも思ったより箸っぽい!
作ってる途中はとても箸とは思えなかったのですが、こう見るとしっかり箸です。完全に箸です。誰が何と言おうと箸です。

とりあえずお祝い

本当は下の部分を細くしていきたかったのですが、段階的に細くしていくのがめちゃくちゃ難しくて断念しました。次回に向けての反省点ですね。

せっかくなので、この箸のスペック紹介をしたいと思います。


横幅:割り箸26膳分(46.8cm)


全長:割り箸12膳分(243cm)


重量:割り箸6976膳分(30kg)

一本15kg
二本で30kg(体重計に乗せるためにバラしてます)


これで箸さんも満足でしょう。私も鼻が高いってもんですよ。




この箸で食事してみよう!!!

「なあ小僧、これは…箸なのか?」

「どっからどうみても箸じゃないですか。持ち手も色分けされてますし。」

「俺には箸に見えない。もし箸だと言うなら、それを証明してみせろ。」

「…いいでしょう、吠え面かかせてやりますよ!」


と、いうわけでこれを買ってきました。

バタピーです。箸といえば豆つまみですからね。
本当は大豆がよかったのですが、売っていなかったので仕方ありません。
これをつまんで食べることで、箸だと認めさせましょう。

※散らばったバタピーはスタッフが美味しく頂きました

…無理では?

箸がでかすぎる、重すぎる、邪魔すぎる。
これではバタピーどころか白米も食べられそうにありません。

仕方ありません。こうなったらあれを使うしか…


分離セパレート!!


合体ドッキング!!!!


装着ガムテープ!!!!!!

 

いっけええええええ!!!!!!!



パクッ


「やりましたよ箸さん、これであのクソデカを箸だと認めてくれますね?」

「………まあいいだろう。割り箸は俺の身体にも使われている由緒正しき箸だからな。特別に認めてやる。」

「へへっ、恩に着ます。」


箸さんにも認められたことですし、最後の大仕事に取り掛かりますか。

この箸を、持ち上げます!




箸より重いものを持たない男になろう!!!!

ついにここまで来ました。
この記事も長くなってきましたからね、最後はビシッと決めてやりますよ!


あっ、折れてしまいました。
まあ折れることもありますよね。修復しましょう。

気を取り直して、もう一度箸を…


あぁっ…また折れてしまいました。
箸は折れやすいので、こういう事もあります。あるのです。

これでもう大丈夫。今度こそ持ち上げて見せます!


あぁぁぁぁぁ………
どうも下手な持ち上げ方をすると自重で崩壊してしまうようです。
箸に芯を通していないのが原因ですね。困った。

あまりに無様なこの状況に、私は一通り発狂した上ですっかり落ち込んでしまいました。
ここまで頑張ったのに持ち上げられないなんてオチ、最悪ですよ。

「諦めるのか?」

「箸さん…でも、もうどうしようも…」

「なあ小僧。箸ってのは、何度折れても直せばまた使える。」

「はい。最近ずっと修復してばかりなので実感してますよ。」

「それは小僧も同じなんだよ。何度でも立ち上がり、挑戦を続けられる。もう一度言うが、俺はお前を信じてる。」


…そうでした。私は箸より重いものを持たない男になると決めたのです。
こんなところで諦めるわけにはいきません。
箸さんのために、何より私自身のために!!


それから私は特訓を重ねた。


様々な苦難を乗り越え、ただ突き進んだ。


全ては箸を持ち上げるために…!


そして特訓の結果、

導き出された箸の持ち方はこれだ!!

うおおおおおおお!!!!!

持ち上がってる!!!!!!!!


「やったーーーーーーーー!!!!!!」

「やり遂げたな小僧!めっちゃ箸曲がってるけど!!」

「やりましたね箸さん!めっちゃ箸曲がってますが!!」


いろんな画角でどうぞ

めっちゃ曲がってはいますが、持ち上げているのには変わりません。
これで私は名実ともに『箸より重いものを持たない男』になり、私の中で箸が今まで持った重いものランキングのテッペンに君臨したわけです。

さて、残すは_______________



一人と一膳

どうもこんにちは、極方体きょくほうたいです。
箸より重いものを持ったことがない男です。

私は箸より重いものを持ったことがないので、よく注目されるんですよね。
ほら、今も…


「おい見ろよ、あいつデカい箸を隣に置いて飯食ってるぞ…?」

「ヒャ、ヒャハ…!?あの貧相な身体であれを運んだのか…?」

「お、お前ら弱気になるな!あんな箸より重いもの持ったことなさそうな奴に!」


「箸より重いものを持ったことがなさそう?だろうな。だってこいつは…」


「ああそうだ。俺は…」




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極方体 もしお金くれたら全額私利私欲に使います。 札束風呂に浸かり、純金の邸宅を建て、ランボルフェラーリを乗り回します。