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【ロンドン生活】 A Speed Awareness Course に参加してきた🚨


はじめに

これまで、日本を含め、「違反点数」を取られるような交通違反はしたことがありませんでした。

ところが先日、イギリスで初めてスピード違反の Notice of Intended Procecution (NIP: 訴追意図通知) の手紙を受け取ることになってしまったのです🥲

Notice of Intended Prosecution (NIP) とは

NIP は、交通違反 (主にスピード違反など) を行った疑いがある場合に、警察がドライバーに対して送付する正式な通知書のことです。

NIP は通常、違反から14日以内に車両の登録所有者に送付される必要があり、これにより違反についての法的手続きが開始されます。

NIPには、違反日時・場所・違反内容が記載されており、同時に「誰が運転していたか」を回答する義務 (Section 172) が課されます。

ChatGPT

NIP に回答・返信し、違反を認めて1週間ほど経ったあとに、別の手紙が届きました。手紙には National Speed Awareness Course (国家スピード啓発講習) を受講する選択肢も示されていました🥹

National Speed Awareness Course とは

National Speed Awareness Course は、軽度のスピード違反をしたドライバーに対して提供される教育プログラムで、違反点数や罰金の代わりに有償で受講できる制度です。

このコースは警察および UK Road Offender Education によって全国的に標準化されており、各地域で認定プロバイダーが実施しています。受講時間は通常約3〜4時間で、スピードのリスク認識、事故の影響、ドライバーの判断などについて学びます。

一定期間内に同様の違反がない場合に限り提供されることが多く、コースを受講するとペナルティポイントは付与されません。

ChatGPT

National Police Chief Council (NPCC) が設定しているガイドラインによると、違反速度が…

  • 31 mph in a 20 mph area

  • 42 mph in a 30 mph area

  • 53 mph in a 40 mph area

  • 64 mph in a 50 mph area­­

  • 75 mph in a 60 mph area

  • 86 mph in a 70 mph area

の閾値内であること、過去3年以内にスピード違反講習を受けていないこと (もしくはスピード違反講習を受ける予定になっていないこと) を条件に、「警察の裁量」のもと、スピード違反講習の選択肢が与えられるのです。

今回、スピード違反をしてしまいましたが、事故が起きなかったことはもちろんのこと、ペナルティポイントが付かずに済んだ (= 自動車保険への影響がない) ので、この救済処置に助けられました。

講習は対面とリモートが選択でき、私は悩んだ挙句、リモートを選択しました。可能性は低いものの、停電・インターネットダウン等、予期せぬ問題が起こったら困るので対面のコースを選ぼうとしたのですが、いかんせん講習開催頻度が少なく、利便性の高いリモート講習を選んだのです。

ちなみに、認定プロバイダーごとに講習の料金が異なります。予約時に選択肢が確認できるので、その中からお好みのプロバイダーを選択ください。私は、いくつか調べてみて一番安いところの講習を選択しました。

リモート講習を受ける際の注意事項

事前に注意事項がメールで送られてくると思いますが、大枠では以下の内容が共通だと思います。

  • 有効な写真付きIDを準備しておくこと

  • カメラは常にオンにしておくこと。その際、背景のエフェクト (ぼかし含む) を設定しないこと

  • 講習は他に誰もいないプライベートな空間で受講すること

  • 積極的に参加すること

  • ペンと紙を用意すること

この最後の「ペンと紙」は重要です。定期的に、講習中に指示された内容や学びをメモしているか確認されます。それと、名指しで発言も求められたりします。そうです、単に聞いていればいいだけの講習ではなく、インタラクティブなのです😅 だた、そのおかげもあってか、3時間の講習も眠気との戦いにならずに済みました。

学んだ内容

講習のスクリーンショット等を撮ることや参加者について語ることは禁じられていますが、講義で学んだことは共有してもよい (というか推奨している感じさえあった) ので、いくつか紹介しようと思います。

以下に記載する内容はイングランド普通乗用車を運転している場合です。

速度標識がないときの制限速度 (市街地)

日本の運転免許証を書類上だけで UKの運転免許証に切り替えたので、今回の講習を受けて初めて知ったことがあります。それが「速度標識がないときの制限速度」です。市街地とそうでない場合で異なりますが、市街地の場合は「街灯 (street lights) の有無」で変わるのです。
※ 制限速度が指定されている場合を除く

No Street Lights = National Speed Limits

と教わりました。

市街地で街灯がある場合、Single carriageways・Dual carriageways に関わらず、制限速度は 30 mph (48km/h) です。

市街地以外の場合、Single carriageways・Dual carriageways・Motorways で制限速度が変わります。

1. Single Carriageway (単一車線道路)
定義
: 対向車線との間に物理的な分離帯がなく、中央線 (破線または実線) のみで分かれている道路。
制限速度: 60 mph (96 km/h)

2. Dual Carriageway (中央分離帯付き道路)
定義: 中央分離帯 (グリーンベルトやガードレール) で対向車線が物理的に分かれている道路。
制限速度: 70 mph (112 km/h)

3. Motorway (モーターウェイ)
定義
: 自動車専用の高速道路。道路標識が青色 (Dualは緑色)。
制限速度: 70 mph (112 km/h)

Gemini

ペナルティポイント関係

今回の速度違反に関しては、スピード違反講習を受けることで、ペナルティポイントをもらうことを避けられました。ペナルティポイントをもらった場合にしなければならないことの1つに、直ちに「保険会社に報告する」ことがあります。これも知らなかったので勉強になりました。

そもそも、イギリスで車を運転する場合は最低でも Third party insurance (対人・対物賠償責任保険) の加入が必須です。

保険会社にペナルティポイントの報告を怠ると、以下の問題が起こり得ます。

  • 保険の失効
    ペナルティポイントを申告していないことが発覚すると、保険会社は保険金の支払いを拒否したり、ポリシーを無効 (Void) にしたりする権利があります。

  • 無保険運転としての摘発
    保険が失効した状態で運転しているとみなされるため、警察に摘発されるとさらに6〜8ポイントの追加減点や、無制限の罰金、車両の没収・破壊などの対象になる可能性があります。

  • 将来的な影響
    1度保険を無効化 (キャンセル) されると、その記録は保険会社の共有データに残ります。その後、保険を組む際に「過去に保険をキャンセルされたことがあるか」という質問に「Yes」と答えなければならず、将来の保険料が劇的に高騰したり、加入自体を断られたりするようになります。

例え保険会社にペナルティポイントについて連絡したとしても、避けられない問題があります。

  • 保険料 (Premium) の上昇
    ペナルティポイントがつくと「リスクの高いドライバー」とみなされ、次回の更新時や新規契約時の保険料が上がります。今回のようなスピード違反によるポイント (3ポイント) だとしても、平均で5%〜16%程度の保険料の上昇が見込まれるようです。

  • 保険更新時の影響
    契約内容によってはペナルティポイントが付いたことを通知した時点で追加料金が発生したり、規約が変更されたりすることもあります。ペナルティポイントが多い場合、保険会社から契約を拒否されることもあり、選べる保険プランが限られてしまいます。

当然と言えば当然ですが、スピード違反の代償は大きいです。

さいごに

今回は幸いにして National Speed Awareness Course を受講することでペナルティポイントを付けられずに済みました。受講出来る資格を得られるようになる向こう3年間だけとはいわず、これからは特に制限速度には気をつけて運転しようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました 🔰


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