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さらば欧州、ようこそアフリカ ── 「IMEC」構想:新時代の三角形が世界を飲み込む ちょっとパズル入れ替えてみると!!21世紀の新共栄圏爆誕!!


ご近所の玄関のひまわり 蜜蜂がいっぱい訪問してた

2025年、いろいろあったけど

2025年もあとわずか。 皆さんにとって、今年一番の出来事は何でしたか? 私はダントツで、「Operation Precision Power(オペレーション・プレシジョン・パワー)の成功」です。
あ、これ。米軍は軍事作戦に名前をつけるんですが、今回はこういう名称 Precision精密という意味です。

今年の夏、私は南アのダーバンで、毎晩夢見心地でステーキを頬張っていました。 個人的には和牛A5を超える満足度。広大な大地で育った「グラスフェッド(Grass-fed)」の力強い赤身、肉の旨みを極限まで引き出す「ウェットエイジング」、そして仕上げは「炭の魔術」。 まさに、この世の極楽。ダーバンの美しい景色と牛肉に酔いしれていたのですが……。

オーダーの際、実物見せてくれます

イスラエルの攻撃が始まっちゃった!!

平和という名の「麻酔」を切り裂くニュースが届きました。 イスラエルとイラン。いつもの緊張、いつもの威嚇。 でも、今回は何かが決定的に違いました。
あっという間にカタールの領空が閉鎖される。 「わ、帰れないかもしれない」という焦燥感、まさかの事態に何の準備もしていない、というか準備のしようが無いのです。
迅速に、そして冷徹に遂行されたのが、最新の超大型貫通爆弾(GBU-57)を用いた投下実験でした。 

作戦、とは言いますがあれはどうみても実験のような気がします。 米国のどこかにあんな大爆弾落とせる場所、あるんでしょうか? 新しい武器が完成すれば、実験したくなるのが人の常。しかもそれを「他国の戦域」で行うリアリズム。 結果の詳細は霧の中ですが、トランプ大統領の満足げな顔が、すべてを物語っていました。 あんな暴挙めいたことは彼にしかできないでしょう。

イラン、行ってみたいけど

とは言え、向かいのお国もなんだか特殊といえば特殊なわけで。 いつか行きたい国の一つなのですが、危なくてうかつに近寄れません.。 向かいの国の入国スタンプあると米国入国禁止!だし。 歴史が古く、過去に偉大な帝国、王国のある国って魅力的です。 教科書に正倉院の宝物がカラー写真で掲載されていましたが、そこにササン朝ペルシャのガラス容器、かき氷グラスみたいなのがありました。 シルクロードで栄えた偉大な国でございますが、現代では革命が起きてゴリゴリの原理主義国家として国際社会から長い事経済制裁受けておりますね。

イランのシーア派モスク モザイクが圧巻!

India–Middle East–Europe Economic Corridor(インド・中東・欧州経済回廊)とは?

という事で前置きが長くなりましたので 早速本題に入ります。
India–Middle East–Europe Economic Corridor(インド・中東・欧州経済回廊) と呼ばれる、21世紀型の国際インフラ・地政学プロジェクトです。
まず一言で言うと 中国の一帯一路(BRI)に対抗する、米国主導の「民主圏インフラ同盟」構想です。 IMECは単なる「鉄道」や「港」ではありません。複合インフラ回廊です。 2023年に G20ニューデリー・サミットで爆誕した構想ございます。 概略を見てみましょう。

中核国: 同意した国は下記
·         インド
·         サウジアラビア
·         アラブ首長国連邦
·         イスラエル
·         欧州連合
·         アメリカ合衆国

【IMEC】米国主導で爆誕の裏事情:主役は米国ではなく「中東・インド」だった?

インド・中東・欧州経済回廊(IMEC)、一体誰が言い出したのか。これは2023年のインド・ニューデリー開催のG20サミットの場で、アメリカのバイデン大統領が主導し、インド、UAE、サウジアラビア、そして欧州各国が署名した、いわば「アメリカ公認、中国の『一帯一路』への対抗馬」です。アメリカとしては、この回廊をエサに中東とイスラエルを握手させ、中国の影響力を削ぎたい……そんな意図が見え隠れします。

トランプ大統領は「バイデンの置き土産」を駆逐するのか?

トランプ大統領の基本姿勢は「バイデン大統領がやったことは全部ダメだ」というものですが、このIMECに関しては、少し事情が複雑です。 「名前」は変えても「中身」は活かす、「トランプ回廊」としての再始動の可能性が高いでしょう。
トランプ氏にとっての最優先事項は「中国の封じ込め」です。IMECは中国の「一帯一路」を阻止するための強力な武器なので、より強引でビジネスライクな条件を突きつけながら、継続・強化すると見られています。

この地域が回廊を形成するそうです

各国の反応 中東・インドの首脳は「超ノリノリ」で了承

結論から言うと、各国の首脳は「超ノリノリで了承」しました。いつもの「米国の一方的押し付け覚書(押し売り)」とは一線を画しています。なぜなら、彼らにとってこれは「アメリカに用意させた、自分たちのための舞台装置」だったからです。 

IMEC参加国のリアルな思惑:回廊に隠された野望と計算

活気に満ちた加盟国の胸の内を推測しました。
この「インド・中東・欧州経済回廊(IMEC)」という壮大なパズルのピースを握る国々は、決して仲良しごっこをしているわけではありません。バンカーバスターの轟音が響く中、彼らが必死で守ろうとしている「腹の内」はこうです。

■ インド:宿敵を「透明人間」にする大逆転の魔法
インドの狙いは、驚くほどシンプルで、震えるほど冷徹です。 それは、陸路を塞ぐ宿敵パキスタンを「力でねじ伏せる」のではなく、「最初から存在しなかったことにする(透明化)」こと。海と鉄道を繋ぎ、パキスタンを完全に無視して欧州へ直結する――まさに、物理法則を無視した「外交的ワープ」です。

これは、拡大を続ける中国の「一帯一路」に対するインド流の回答。 そもそも、目の前のパキスタンは今や、中国の「CPEC(中国・パキスタン経済回廊)」という名の壮大なローン地獄にどっぷり浸かっています。港も道路も中国の金で作り、気づけば国家ごと中国に「取り込まれた」状態。インドからすれば、隣にいるのはかつての宿敵というより、「中国の看板を掲げた巨大な通行止め標識」のようなものです。

歴史の「置き土産」:英国流、100年続く時限爆弾の作法

ここで、歴史の「置き土産」について触れないわけにはいきません。 かつて世界中を股にかけた植民地経営のプロ・英国人は、去り際に「あえて国境線をボカす」「時限式の火種を埋め込む」という、なんとも性格の悪いギフトを置いていくのがお家芸です。

例えば、パレスチナにおける矛盾に満ちた三枚舌外交、あるいは香港の「99年貸し付け(租借)」という、返還時に必ず大混乱が起きるように設計された契約の魔法。さらには南アジアや東南アジアのあちこちに引かれた、現地の民族分布を無視したデタラメな境界線。 数十年、あるいは100年経っても消えない火種をあちこちに仕込み、「あとは自分たちで仲良く(喧嘩して)ね」と去っていく。これこそが、撤退後も自国の影響力を残し、他国をコントロールし続けるための、極めてブリティッシュで冷徹な「美学」なのです。

インドは、パキスタンとの国境という「喉に刺さった小骨」に長年苦しめられてきました。しかし、ついに気づいたのです。 「英国が仕込み、いまや中国の財布に支配された『小骨』を抜くために、貴重な数十年を浪費するのは馬鹿げている。それよりも、別の喉(ルート)を新しく作った方がよほど早い」

彼らは過去の呪縛と戦うことをやめ、未来を「物理的に」作り直す道を選びました。この「宿敵無視」というワープ戦略こそが、IMECという壮大な物語の始まりなのです。

もはやパキスタンとの和解や、その背後にいる中国との交渉にリソースを割くつもりはインドはありません。 未来の世界覇者の座を虎視眈々と狙いつつ、横目で中国を「お先に」と追い抜いていく。IMECという壮大な迂回路は、過去の因縁と中国の勢力圏をまるごとゴミ箱に捨て、最短距離で未来へ駆け抜けようとするインドの「したたかな高笑い」が聞こえてくるような戦略なのです。

シーク教徒の聖地 ゴールデンテンプル 素晴らしかった!

サウジアラビア:聖地と原油、そして「Kingdom」の野望

サウジアラビアは、建国以来「アラブ世界の盟主」であり続けています。その根幹にあるのは、イスラム教の2大聖地(メッカ、メディナ)を擁する「聖地の守護者」としての唯一無二の立場です。
建国後まもなく始まった原油生産による「究極の不労所得」は、その宗教的権威に圧倒的な財力を授けました。彼らにとって、他国と一線を画すのは当然のことなのです。

「聖地」年間3,000万人近い人々が訪れる場所

サウジは1932年の建国以来、常にアラブの盟主であり続けました。歴史としてはまだ100年に満たない若い国ですが、その一瞬たりとも誰かの風下に立ったことはありませんし、今後もそのつもりは毛頭ありません。

今回のIMECにおいても、彼らが狙うのはあくまで「家主」としての絶対的なポジション。それ以外の役回りを取るつもりはありませんし、取る必要もないのです。
王国は、誰かの計画の歯車になる場所ではありません。「自分の敷地に道を通させてやる」ことなのです。
そんな彼らが今、狙っているのが「石油の次を見据えた、地主としての変貌」です。
「石油を売る国」から、物流・電力・データが通過する「現代版シルクロード」の家主へ。トランプ政権との蜜月を維持しながら、莫大なオイルマネーをこの回廊(IMEC)に投じ、石油が枯渇した後の覇権を今のうちに買い占めようとしています。

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■ UAE:ホルムズ海峡という「呪縛」からの脱獄
UAEの戦略には、一切の迷いがありません。 彼らにとってIMEC(インド・中東・欧州経済回廊)は、単なる貿易ルートではなく、「ホルムズ海峡という名の監獄」から抜け出すための脱出路です。

目の前の海峡の向こう側には、いつ機嫌を損ねて「封鎖」をチラつかせるか分からない隣人(イラン)がいます。ドバイやアブダビがどれだけ砂漠に超高層ビルを建て、宇宙にロケットを飛ばしても、この「急所」を一箇所押さえられるだけで全てが止まってしまう。 IMECは、この地政学的なアキレス腱を物理的に切り離し、地中海へと裏口からエスケープするための、国家規模の「究極の保険」なのです。
さらに、この国の凄みはその「潔さ」にあります。 UAEは最初から「モノづくり」をスルーしました。 「広大な土地も、文句を言わずに働く膨大な自国民もいないのに、いまさら製造業で他国と競ってどうする?」という、冷徹なまでの自己客観視です。 製造した記憶も実績ゼロ。 カシコイ選択でありココがサウジアラビアとの大きな相違点です。

必見!アブダビのザイードモスク デカい、豪華!

「生産」の代わりに彼らが選んだのは、徹底的な「頭脳とプラットフォーム」への特化
「泥臭く汗をかくのは機械か他人に任せ、自分たちはルールと金とインフラのオーナーになる」というスタイルです。
そのための「頭脳」すら自国になければ、世界最高値で「購入」すればいい、という潔さ。
アブダビが鳴り物入りで設立したAI特化型大学院(MBZUAI)を覗けば、その恐るべき「札束の力」が分かります。 ここが学生に提示するパッケージは、もはや教育というより「貴族への招待状」。授業料や豪華住居が無料なのは当たり前。驚くべきは、月額200万円を超える「お小遣い」までもが支給されるという、常識外れの厚遇です。

世界中から千人超えの天才学生が殺到し、そこから選ばれるのはわずか数人のみ。彼らを極上のオアシスで囲い込み、そのまま国家のOSを書き換えるための戦力へと育て上げる戦略です。
大きく投資して育てた頭脳を卒業後逃すはずもなく、卒業生の出口もまた、完璧に舗装されています。 コーニッシュ通りのSt. Regisのそばに鎮座する、世界最大級の政府系ファンド「ADIA(アブダビ投資庁)」や、国営石油会社「ADNOC」といった超優良企業が、10年の居住ビザというプラチナチケットと共に彼らを迎え入れる。この、入り口から出口まで一貫した「エリート専用の高速道路」こそがUAEの真骨頂です。

「物理的なリスク」をIMECという新ルートで回避し、「人口の壁」を圧倒的資本による頭脳調達で埋め尽くす。 UAEが描く未来図には、過去の中東の制約など一ミリも残されていません。彼らは今、札束とAIを燃料に、世界の先頭集団を爆速で猛追しているのです。

お兄ちゃん役のサウジアラビアと手を取り合い、世界の先頭集団を爆速で猛追するその姿は、もはや砂漠の遊牧民ではありません。 「物理的なリスク」をIMECで回避し、「人口の壁」を先端技術で突破する。UAEが描く未来図には、過去のしがらみも、中東の伝統的な制約も、一ミリも残されていないのです。

地域一の戦略家でMBSの教育係 UAE大統領MBZ閣下

■ イスラエル:経済の力で「物理的に」溶け込む


公式の参加国リストにその名はまだありません。しかし、IMECというパズルの最後の一枚がイスラエルであることは、誰もが知る「公然の秘密」です。
イスラエルにとって、この回廊は単なる物流ルートではありません。鉄道やパイプラインという「線」が隣国と物理的に繋がることは、軍事力以上に強力な防壁になります。「この線を壊せば、自分たちの経済も止まる」という不可逆的な共依存関係を築くこと。それこそが、地政学的な呪縛を解く究極の安全保障なのです。
イスラエルの誇るいろいろ
実は、インド以外の中東各国が喉から手が出るほど欲しがっている技術の宝庫がここにあります。乾燥地帯を緑に変える灌漑技術高度な衛星活用、そして言わずもがなの軍事・セキュリティシステム
もちろん、アラブ対イスラエルの怨恨は今なお生々しく残っています。しかし、そこには一つの真理があります。あまりに長い年月、憎しみ合い、戦い続けてきたからこそ、彼らはお互いの手の内を、そしてその「虚しさ」を誰よりも知り尽くしているのです。

ダーバンの朝焼け 南半球!イスラエルと無関係

「戦いとは低レベルな行為であり、何の楽しみも生まない」 この意識にスイッチを切ることができれば、かつての宿敵は、誰よりも頼もしい「共同作業のパートナー」に化けます。これは決して夢物語ではありません。人々は戦いに疲れ果てており、本音では「普通に、楽しく、豊かに暮らしたい」と願っているからです。
イスラエルもまた、冷徹に理解しています。 遠くに住む仲の良い親戚(アメリカ)にいつまでも甘えるわけにはいかないことを。その親戚が、常にイスラエルの最適解を選んでくれるとは限らないという現実を、彼らは骨の髄まで知っているはずです。

久しぶりの雨でキレイになった葉っぱ

EU:内輪揉めに明け暮れる「後乗り」の老兵
IMECの最後を飾るはずのEUですが、その実態は「新しい時代の主役」というより、勢いのある若手たちのパーティーに無理やり割り込んできた、口うるさい親戚のような立ち位置です。
インドやUAEが未来の地図を描き、イスラエルが生存戦略を練っている一方で、EUの面々は「IMECの終着駅はうちの港だ!」という内輪の主導権争いに明け暮れています。

イタリア: 「ローマ帝国の再来」と言わんばかりに、メローニ首相がトリエステ港を猛烈にプッシュ。
フランス: 「物流もデジタルも、地中海の中心はマルセイユだ」と、わざわざ特別特使を任命するほどの鼻息の荒さ。
ドイツ: 「結局、鉄道の規格や物流システムを作るのは俺たちだろ?」と、技術屋のプライドを隠さない。
彼らが「自分たちの港の取り分」を巡って小競り合いをしている間に、世界の中心は確実に東へと移動しています。実際、複雑な規制と官僚主義、そしてエネルギー問題を抱えた今のEUが、この爆速で進む「インド・中東連合」のスピードについていけるのかは、甚だ疑問です。
もしかすると、IMECにとってEUは、ゴール地点ではなく「単なる輸出先」の一つに過ぎなくなるのかもしれません。
だからこそ、イスラエルは自らの足で中東の大地に「物理的に」根を張ろうとしています。銃火器ではなく、鉄道のレールと光ファイバーを通じて。

欧州連合(EU)の思惑中国を拒絶するための「新たな血管」
欧州の思惑は、中国製EVやバッテリーへの依存を断ち切ることにあります。インドや中東からクリーンなエネルギーや物資を引き込み、自分たちが作った「環境規制(ルール)」をこの回廊全体に押し付ける。そうすることで、冬眠中の欧州産業を無理やり再起動させようとしています。

そしてもちろん忘れてはならない発案者  アメリカ:壮大な物語の「構成作家」兼「主導権ジャンキー」

ノーベル平和賞貰えるといいね!

 この手の「世界地図を書き換える」ような儲け話に、「世界秩序のプロデューサー USA」が黙ってるわけがありません。 たとえ地理的に地球の裏側であっても、彼らは常に「物語の主役」であり、少なくとも「最強の構成作家」でなければ気が済まないのです。 
トランプ氏(あるいはその後継者たち)にとって、IMECは実に使い勝手の良い舞台装置です。 世界中の誰もが耳にタコができるほど聞いた「中国極悪人説」を旗印に掲げ、一帯一路(BRI)を打ち倒す正義の味方のリーダーとして、恭しくサインをしてみせる。彼らにとって、実際に鉄道のレールを何キロ敷くかよりも、「自分のサイン一つで世界を動かしているという絵面」の方が、よほど重要だったりします。

正直なところ、インドから中東を抜けるこの回廊に、アメリカが実務的にどこまで貢献できるのかは極めて不透明です。それでも彼らがこの輪の中に居座り続けるのは、ここが「次の世界の中心」になることを本能的に嗅ぎ取っているから。 
実利があるのか、それともただのポーズなのか。 「アメリカ抜きで話を進めさせない」という強引なまでの主導権争いは、ある意味、かつての輝きを失いつつある覇権国家の、必死なアピールにも見えてきます。

結論:EUアウト、イランIN。そして「幸福な共栄圏」の誕生

EUは出っ張って来なくていいよ!

ちょっとパズルのピースを入れ替えてみると?

さて、この壮大な回廊の終着駅について、私たちは再考する必要があります。 内輪揉めに明け暮れ、爆速で進むアジア・中東のスピード感についていけない「老兵」EUを、いつまでもゴールに据えておく必要はあるのでしょうか。
EU不要説
私が考えるIMEC(インド・中東・欧州経済回廊)の真の完成形。それは、EUを切り捨て、代わりに「自由化された新生イラン」がパズルの最後のピースとして収まる未来です。 現在、イランの原理主義政権は締め付けを強める一方ですが、その内側では不満の炎が静かに、しかし確実に燃え広がっています。

イスラエルの攻撃成功から伺えるもの
今年のイスラエルとの攻防で見せた、あまりにピンポイントな攻撃の数々。あれは、体制の内部に「モサドの手足」として動く国民が多数存在することの証左ではないでしょうか。 国民はバカではありません。VPN経由で世界中の「当たり前の日常」をリアルタイムで見ています。

なぜ自分たちが経済制裁を受け、ポテンシャルを奪われているのかを痛いほど理解しています。
協力者であるロシアや中国も自国の不安定化に喘ぐ中、国民を幸福にできない政権が存続した例(ためし)は、古今東西どこにもありません
近い将来、イランには革命ではなく、民衆の底割れから生じる「必然の変化」として民主主義が誕生するでしょう。

ディアスポラが集結
その時、世界中に散らばり、各国の最前線で活躍していた「イラン人ディアスポラ」たちが一斉に帰還し、新生イランの建国に花を添えるはずです。

イランのポテンシャル
イランは本来、資源、農業、工業技術、そして何より国民の知的水準において、中東随一のポテンシャルを持つ大国です。 この新生イランがIMECという動脈に接続されたとき、回廊は「欧州への輸出路」という枠を超え、インドから中東、そして中央アジアを包み込む巨大な「自立した経済共栄圏」へと進化します。

「戦いに疲れ、ただ日々の生活を楽しくしたい」みんなそう思っているよ
イスラエルの技術、UAEの資本、インドの活力、そしてイランのポテンシャル。 過去の怨恨を経済の力で溶かし切り、古くて新しい「文明の交差点」が再び輝きを取り戻す。それこそが、私たちが目撃すべき大逆転のグランドフィナーレなのです。

ご近所さん保有の昔のランクル

21世紀の主役:新・文明共栄圏の「圧倒的スペック」

この経済圏の完成形を予想したとき、そこには一つの「必然」が見えてきます。
サウジとUAEという二大巨頭がIMECの旗を振れば、残りのGCC(湾岸協力会議)諸国も雪崩を打って参加するのは自明の理。たとえ普段は少し捻くれた態度を見せるカタールであっても、彼らの「心の同志」であり、天然ガス田を共有するパートナーであるイランが参加するとなれば、迷わずこの円卓に座るでしょう。

正直なところ、遠く離れた場所で権利ばかりを主張し、自分たちの港の取り分で小競り合いを続けるEUに参加してもらうより、歴史的にも地理的にも深い縁(えにし)を持つイランが加わる方が、あらゆる面で有利なのです。

1. 圧倒的な「生命力」と「購買力」
インド、イラン、そしてGCC諸国(サウジ、UAE、カタール、クウェート、バーレーン、オマーン)。これらを合計した人口は、実に16億人を超えます。 停滞し、老いていく欧州とは対照的に、この圏域の人口構成は驚くほど若く、エネルギーに満ち溢れています。
16億人の「食べて、遊び、学びたい」という欲求が、世界最大の消費市場を形成するのです。

2. 地球を動かす「経済の心臓部」
この経済圏で動く金額は、現在のGDP合算だけでも6兆ドル(約900兆円)を軽く超え、IMECの本格稼働とイランのポテンシャル解放によって、数十年以内には10兆ドル規模へ膨れ上がると予測されます。
もはや、米国・中国と肩を並べる「第3の極」としての君臨は、単なる予測ではなく、カウントダウンの段階に入っています。

3. 「足りないもの」が見当たらない、完璧な自給自足
この圏域を地図で見渡したとき、驚くべき事実に気づきます。経済の維持に必要な要素が、すべて内部で完結しているのです。 

エネルギー: 湾岸諸国とイランが握る、世界の命運を左右する石油と天然ガス。さらに砂漠が生み出す無限の太陽光

技術と資本: イスラエルの先端テック、UAEやサウジの巨大資本、そしてインドのIT・宇宙開発能力。

労働力とポテンシャル: インドとイランが供給する膨大な若年層と、それを支える農業・工業技術。

不毛な議論を繰り返すEUのルールに合わせる必要などありません。食料、エネルギー、技術、そして巨大な市場。これらすべてが自分たちの手の中にあるのです。かつての「経済制裁」など、この自立した巨大圏の前では過去の遺物と化すでしょう。

平和な漁港 でもペルシャ湾の魚は脂がのってないので美味しくない

おっと、そこで今話題の そして今、世界中が熱視線を送るアフリカ。

アフリカ! 今、投資家や事業化の間で話題のアフリカ。
彼らは果たして、かつての宗主国である欧州を向くのでしょうか?答えは否です。 アフリカの若きリーダーたちは、高圧的で官僚主義的なEUよりも、自分たちと同じ「爆速で成長する新興勢力」にシンパシーを感じています。

IMECが提供するインフラと、インド・中東が持つ「泥臭くも実践的な技術」と「潤沢なオイルマネー」。
アフリカにとってのロールモデルは、もはやパリやロンドンではなく、ドバイやリヤド、そしてムンバイなのです。

物流の動脈はすでに、紅海やアラビア海を越えてアフリカ東海岸へと触手を伸ばしています。アフリカは、もはや「欧州の庭」ではありません。このIMECを中心とした「新・文明共栄圏」の強力なバックヤードとして、あるいは次の主役として、こちらを向いて動き出しています。

ダーバンのスーパーの寿司。可愛くできてますね

エピローグ:大逆転のグランドフィナーレ

「戦いに疲れ、ただ日々の生活を楽しくしたい」

過去の怨恨を経済の力で溶かし切り、古くて新しい「文明の交差点」が再び輝きを取り戻す。
そこには、パキスタンを迂回して笑うインド人がいて、AIを乗りこなすUAEの若者がいて、砂漠を緑に変えるイスラエルの技術があり、そして、ようやく自由の風を浴びて世界中から帰還したディアスポラと共に、その才能を爆発させるイランの民衆がいる。

米国やEUが書いたシナリオではない。この地に生きる人々が、自分たちの幸福のために、自分たちの手で書き直した物語。これこそが、私たちが目撃すべき21世紀最大の大逆転劇――。
米国とか欧州が介入すると、なんかこじらせちゃうように思うのです。 インド、中東地域ではなんかあれば長老みたいのが登場して対話を繰り返して落としどころを模索する伝統があるような気がしてならない。 
元々、同じ系列の伝統文化圏。きっとビックリするくらいまとまるかも!

私がホームとする地域の、抜き差しならない不安定な情勢、いつまでこの不毛な争いが続くのか。その解決策を勝手に妄想し、強引に「バラ色の結末」を描いてみることで、私は未来への一筋の希望を繋ぎ止めたかったのかもしれません。でも調べてみると案外妄想でもなかったりして。

スープラ! 売ってるんですね


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