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スーパー義ノ富士キター

大相撲九州場所は十一日目。
横綱大の里が大盤石で優勝に向かって独走かと思ったが、そうはいかない相撲の世界。
十日目、横綱大の里に土をつけたのは、前頭五枚目の義ノ富士だった。
先場所まで「草野」という四股名だった。
草野と日翔志の対戦で、
「スーパーヒトシ君キター!」
と叫んでいた、あの草野改め、
義ノ富士である。
その前日の九日目、義ノ富士自身初の横綱豊昇龍戦は完敗だった。
土俵上で押し込まれて送り出されるかというところで、「送り投げ」をくらった。
横綱に土俵の内に投げられた。
豊昇龍の投げの力どんだけ。
義ノ富士は非常に悔しそうな表情だったし、そのあと花道でも悔しがっている様子がレポートされた。

十日目は横綱大の里戦。
大の里は危なげなく白星を重ねて土つかずの全勝。
義ノ富士も退けるだろうと思ったら。
立ち合いから左を差した義ノ富士がそのまま走った。
大の里一敗。
安青錦一敗、豊昇龍二敗で追う。

十一日目。
安青錦と義ノ富士の対戦。
一敗を守るか関脇の安青錦。
先場所は対戦がなくて、七月場所では義ノ富士(当時は草野)が勝っている。
安青錦は好調だ。
低い体勢を誰も起こせない。
義ノ富士が鋭く当たって突っ張る。
安青錦がちょっと起きて後退、そのまま義ノ富士が突き出しで勝利。
安青錦二敗に後退。

豊昇龍と王鵬
王鵬はお上品な時と、オラオラしたヤンキー風味を醸しだす時がある。
今日はもしかして豊昇龍をやっつけるのか?というくらいのヤンキー風味だったが、3秒くらいで寄り倒された。
豊昇龍二敗をキープ。

結びの一番は大の里と隆の勝。
連敗はしないだろうと思ったら!
横綱の足がすべったように見えた。
引き倒しで隆の勝の勝ち。
大の里まさかの二敗。
土俵に突っ伏したような大の里。

今日の解説は湊川親方だった。
私はアサーション解説と思って聞いている。自他尊重。
誰もイヤな気持ちにさせない解説だ。
終盤、星が並ぶとおもしろくなるとおっしゃったが、今日十一日目で並んでしまった。
二敗 大の里、豊昇龍、安青錦。
三敗 義ノ富士、時疾風、錦富士。

のんびり見ていたのに急にヒリヒリしてきた九州場所はあと四日。
この状況をメイクしたのは間違いなく義ノ富士で、
スーパー義ノ富士キター!

叫んでないで、いまから豚汁作ります。

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