第18話 古代史 「天の岩戸隠れ」とは?!「天の岩戸隠れ」は継承された?!
古代の銅鏡や鉄鏡の形状は円形のものが多く、今でも日本の神社や神棚などには円形の鏡「神鏡」が置かれますが、鏡は光を反射することから、「神鏡」は太陽の化身とされて来たという説があります。
古代から日本では太陽神が最高神であり、太陽は日本の宗教観における最高の信仰の対象であったと言えると思いますが、
その太陽に異変が起きたら、古代の日本の人々はどのように感じ、どのように行動したのでしょうか。
日本の歴代天皇が受け継いで来たとされる三種の神器の一つに「八咫鏡」という銅鏡あるいは鉄鏡とされる鏡があり、この「八咫鏡」は太陽神とされる天照大御神の「天の岩戸隠れ」の際に作られたとされています。
今回も前回の続きとして、卑弥呼と台与、そして、卑弥呼と台与の後継者について考えていきたいと思います。
重祚、つまり、一度退位した君主が再び君主になることですが、
日本で重祚した天皇は皇極天皇・斉明天皇(天豊財重日足姫天皇)と孝謙天皇・称徳天皇(倭根子天皇)の二人だけであり、この二人は共に女性天皇であり、「トト(トヨ)」であると思われますが、この二人の女性天皇の重祚は実は日本神話の「天の岩戸隠れ」と関係があると思われます。
日本神話で描かれている「天の岩戸隠れ」という出来事は日食のことを表現していると思われ、実際に日本では卑弥呼の晩年の時代である西暦247年と西暦248年に二年連続で日食が発生しましたが、卑弥呼は太陽神の化身的な存在とされていますから、この日食の時に亡くなったとされる説が古くからあり、
この日食の前、つまり、「天の岩戸隠れ」の前の天照大御神は卑弥呼を表現していると思われ、「天の岩戸隠れ」の後の天照大御神は卑弥呼の後継者である台与を表現していると思われます。
そして、後の時代に皇極天皇・斉明天皇(天豊財重日足姫天皇)と孝謙天皇・称徳天皇(倭根子天皇)が一度退位して再び天皇に即位したのはこの「天の岩戸隠れ」のことを表現していると思われます。
つまり、この場合、
皇極天皇は「天の岩戸隠れ」の前の天照大御神を表現していて、
斉明天皇(皇極天皇と同一人物)は「天の岩戸隠れ」の後の天照大御神を表現していると思われ、
同様に、
孝謙天皇は「天の岩戸隠れ」の前の天照大御神を表現していて、
称徳天皇(孝謙天皇と同一人物)は「天の岩戸隠れ」の後の天照大御神を表現していると思われます。
事実として、日本において重祚したのはこの二人の女性天皇だけであり、女性天皇が重祚によって「天の岩戸隠れ」を表現することは、ある意味では儀式的なことであり、ある意味では権威付けの意味があったのであろうと思われます。
