不安まみれのアラフォーが、星読みで「宇宙」になった日
占いって、ぜんぜん分かんない。
子どものころに占いに触れた記憶といえば、ファミレスのテーブルの上にあったルーレット占い機くらい。
ガチャガチャと星座を合わせて100円玉を入れると、おみくじが出てくるアレ。
アラフォー世代なら分かってくれるはず!
わたしが連れて行ってもらったファミレスは、おみくじじゃなくガムが出てきた。
「駄菓子屋じゃないのにガム買ってもらえてラッキー!」くらいの感覚。
わたしの占い体験なんて、そんなもん。
雑誌の星占いだってろくに見たことがないのだ。
そんなわたしが、人生の大迷子になって、藁にもすがる思いでたどり着いたのは、まさかの「占い」だった。
人生の迷子、夫の懐に転がり込む
今年の6月、わたしは先の見通しをほとんど立てないまま会社を退職した。
「自由になった!」なんて嘯いているけど、内心はめちゃくちゃ不安だった。
夫婦ふたり分の定収入がないと生きていけない家計なのに、いきなり仕事辞めたんだもん。
でも夫は黙ってそれを受け入れて、わたしを扶養に入れてくれた。
もう、マジでありがとう。
夫がいなかったら、とっくに立ちゆかなかったよ、わたし。
そんな不安しかないわたしが頼ったのが、オンラインコミュニティで知り合った、みちこさんの「星読みセッション」
みちこさんと、がっつりお話したことはないけれど、きっとフィーリングが近い人だと思っていた。
なんていうか、ざっくりした人?
変化をおもしろがれる人?
豊かなボキャブラリーで心の機微を細やかに表現する、聡明にして柔和な鑑定家タイプではないです(ごめん。先に謝る)。
謎の創作料理をテーブルに並べて、お客さんに「今日もトチ狂ってるね〜」とツッコまれる「おかみ」をご想像いただけたらよろしいかと。
絶対当たるとか言わないゆるっとした感じがわたしにはちょうどよくて、人生切り開くヒントがもらえるかもって思った。
悩みが書けない。なぜなら鬼が怖いから。
いざ「占ってほしいことは?」と事前のアンケートを前に「うーん」とうなる。
人間、迷子になりすぎると悩みが書けなくなるらしい。
悩み?
聞きたいこと?
えー。なんだろう。
「人生の迷子なんですう」なんて書いたら、ちょっと重いよね。
犬のおまわりさんでも呼んどけ。
結局、なんとか「ちょうどいい重さ」になりそうな悩みをちょこちょこ書く。
ちょうどいいってなんやねん!
これって自分をよく見せたいソトヅラスイッチが発動してるのか?
いや違うな。
みちこさんは直接的な関わりこそないけれど、わたしのいちばんぐちゃぐちゃなところを見てくれている人、という謎の信頼がある。
だから中身を見せることに遠慮はない、はず。
ただ、悩みを明文化するのが苦手なのかもしれない。
漠然としていて、カタチにならないまま、もやもや漂ってる。
ああ、そっか。
面と向き合って、鬼が出てくるのが怖いんだなぁ。
自分の内側の正体を知りたくない。
よくわからないものを直視して、名前をつけるのが怖い。
わたしの心のなかには、バケモノでも棲んでいるのかも。
まあ、いっか!
出てきたものを見て笑おう。
みちこさんとなら絶対できる。
星読みセッションは、セーラームーンで見た世界だった
Zoomがはじまって、画面越しにみちこさんの顔を見た瞬間、ふたりとも笑いが止まらなくなった。
「やっと会えたね」
「会いたかったよ」
会えたのが嬉しくて仕方なくて、なんかもう笑えてくる。
ひとしきり笑って、さて、と星読みセッションへ。

わああああああ!
セーラームーンで見たことあるマークだああ!
と元気に言ってのけたアラフォー女児。
イタイ。
イタイぜ、わたし。
オタクだから仕方ないけど、アラフォーとしてはどうなんだ!?
西洋占星術は、ある時間にある場所から見たとき、どの方向に惑星があったかを見て性質・運勢などを読み解いていく占術ですが、そこで必要なのが星の配置を表した天体図であるホロスコープです。
星は常に動き続けているため、たとえ同じ誕生日だとしても生まれた場所や時間が違えば同じホロスコープができることはありません。
事前のアンケートで、誕生日だけじゃなくて生まれた場所や時間を聞かれたのは、こういうことだったのか。
ちなみに母との微妙な距離が微妙すぎて、正確な出生時間と出産場所は確認できてない。
大丈夫、多分誤差だ!(そうか?)
生まれたときの星。
生まれてから今までの星。
今の星。
ざっくり3種類の星があるっぽい。
いろんなマークがあって、見ているだけで楽しい。
そして、みちこさんがめちゃくちゃ熱くわたしのことを語ってくれるのも楽しすぎる。
正直、説明が頭に入ってこないくらい。
特に印象に残ったのはこの3つ。
・わたしは宇宙
・8月にギャグセンスが炸裂
・わたしはうんこを美しいと伝えられる
わたしは宇宙だし、うんこが面白いって伝えられる
わたしは宇宙
「わたしが宇宙」は真理だったと思う。
みちこさんのたとえによると、「ha(ヘクタール)」らしい。
なんか、ほかのひとより広いっていうか深いっていうか、でかいっていうか。
あ、キャパじゃないよ。
キャパは狭い。
興味の範囲が広い、みたいな。
思考する人、みたいな。
えーやばい、わたし賢い人っぽいじゃん。
賢さは、ないんだけどさ。
うんこの魅力を伝えていい
みちこさんが言った。
「綾瀬さんは汚いものを美しく表現できる……」
そこで言葉が濁される。
ああ。と思い当たっておそるおそる口を開いた。
「バラよりうんこにフォーカスするみたいな感じですよね」
「それ、それです!私から言っていいのか悩みました」
あー……とうなる。
わかりみが深い。
バラの美しさを伝えるのはわたしじゃなくていい。
そんなん伝えたい人が伝えたらいい。
バラより、うんこがおもしろくて美しいってことが伝えられる、わたしのままでいいんだね。
だからギャグセンスが炸裂するのかな。
いつもややウケで爆笑はとれないわたしだけども。
エンタの神様、出られる?(聞きそびれた)
みちこさんの星読みでよかった
なんかこう、みちこさんが読んでくれたこと、全部足したら「わたし」になる、って感じ。
生き方を変えなくていいし、生きづらかったことが読み解かれて、なんのことはないモノになる。
わたしのなかに在るのは、鬼でもバケモノでもなく、宇宙だった。
自分で掴みきれないんだもん、他人に理解してもらえるわけがなかったよ。
スッキリした。
楽しかった。
わたしがまた少し好きになった。
占いに対する価値観が変わった。
占いって、笑いのカロリーが高いんですね(多分違う)
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