スペシャルニーズに寄り添う支援職の「これ欲しい!」をCanvaで叶える
「不登校の子たちが自分のことを書けるアンケートみたいなのを作りたいんだけど、そらさん助けて」
同じライターコミュニティに所属している佐々木ゆりさんからのSOSがあり、Zoomでお話することになりました。
お話しを聞くと、小学校の不登校児童とその家族の支援にあたっているとのこと。
不登校の児童とその家族との連絡票をCanvaで作れないか?というご相談でした。
Zoomでお話しをしながらCanvaの作成画面を共有します。
サイズはA4、字を書くのが苦手な子でも書きやすいよう、縦ではなく横で使うことにしました。
女の子と男の子の2種類が欲しい
項目は4つに分けて欲しい
名前を書くところは大きめがいい
学校の書類っぽさをなくして欲しい
汎用性を意識した吹き出しデザイン
ゆりさんの要望を聞きながら最初は吹き出しを4つ作りました。
書く子が自分のこととして書いてもらえるようにと、画面の真ん中に女の子のイラストを入れます。
これは色とイラストを替えると、男の子でも女の子でも使いまわしが効いて、年齢も選びません。

広くスペースがとれる十字形
子どもだけでなく、家族に記入してもらうことも想定しました。
学校と子どもをつなぐ役割を果たすのは、多くの場合お母さんが担っています。
不登校の子どもを見守るお母さんのなかには
「わたしのせいで不登校に」
「なにかしてやれることがあったのでは」
と、自分を責めたり、気分が晴れなかったり、もやもやを抱えている方も多いようです。
学校の真っ白で文字ばかりの書類に疲れているお母さんたちが、少しでも気分が明るくなるような連絡票が作れたら……と、ゆりさんが言います。
子どものことを書き込む場所は広く。
しかし押し付けがましくならないように、たくさん書きたい人も少ししか書くことがない人も、フラットに向き合えるシートになるように考えました。
お母さんが書くことを想定して可愛い素材を多く。
色も殺風景にならず、でも可愛くなりすぎない水色で。
このへんはお好みで替えられます。
この画像の文章は記入例ですが、やはり深刻です。
わたしも小学生の母なので、学校に通えない子どもを持つ重たさは少しだけわかるような気がします。
学校の書類や手続きって似たようなのをたくさん書かされて、なにがなんだか……となりがち。
そんな気分が少しでも緩和されたら嬉しいです。

1枚目の吹き出しのパターンからバリエーションも出しました。
これを使って!と押し付けるのでなく、「ここを替えたらこういう子にも使えるよ」とその場でレクチャーすることで、実際に使う支援者さんや学校の先生たちが使う場面に合わせて編集できるようになります。
難しくて使えない……が1番もったいないので、簡単に編集できるポイントをいくつかお伝えしました。

ざっくり書けるサポートシートを作りたい
更に汎用性の高い連絡票も作りました。
大きな欄が1つだけの連絡票は、見出しと色を変えるだけでどんな用途でも使えます。
ご家庭や子ども、聞き取りたい内容に合わせてバリエーションを増やせます。
前述の吹き出し型よりやや大人っぽくまとめたものも作りました。
小学校高学年から中学生を想定しています。
こちらも色や素材を替えるだけで、年齢や性別を問わず使えます。

聞き取り+6枚作成で90分
ゆりさんとCanvaやブラウザ画面をずっと共有しつつ、子どもが好きそうなテイストや見やすいレイアウトを探していきました。
現場を知らないわたしより、現場に寄り添っているゆりさんの意見を取り入れて作業していきます。
「こういうのあると喜ぶと思う!」
「意外と簡単にできるんですね」
集中して忘れることもありますが(笑)
なるべく作業中も解説を入れていきます。
うるさいくらいしゃべります。
今後ゆりさんが手直ししたり、チームに共有したりするときに、困らないようにめっちゃしゃべりました。
しゃべりすぎたかも……
教育現場にCanvaを広げたい
先日、ゆりさんからこんなDMをいただきました。
「学校の先生と子どもたちこそCanvaを使いこなせるといいのに(意訳)」
Canvaでおたよりを作る
Canvaで自由研究を作る
Canvaで発表用のスライドを作る
ゆりさんとのやりとりのなかで様々な案が出てきましたが、ひとつ思いついたことがありました。
Canvaで不登校の子と先生をつなげるのでは?
CanvaはURLを共有することで、同じデザインを同時に複数の人と編集できます。
コメントを入れると通知も来ます。
リアルタイムでやりとりしなくてもいいときに、情報を共有するツールとして活用できると感じました。
たとえば不登校の子と先生なら……
子どもが自宅で夕方に日報を書く
次の日の朝に先生が確認してコメントを入れる
新しいページを増やして新しく日報を作る
日報のテンプレートを作ってしまえば、同じものを使い回せます。
1週間分の表にしてもいいでしょう。
日報という毎日書くものを通して、不登校の子にも先生の間で共有する話題や成功体験を増やせると考えました。
これについてはまた詳しくnoteで語ろうと思っています。
デザインの基本について解説しているnoteです。
有料部分でZoomでの1on1のCanvaレクチャーをご案内しています。
「これやりたいんだよね」
「こういうのってできる?」
あなたに合わせたオーダーメイドレクチャーです。
無料部分だけでも覗いてくださいね。
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