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kazu0427
積雨
級友が笑っている。
夏のぬるい風が吹き付ける。
昼休みの気怠さが襲う。
当たり前に過ぎる、変わりもしない一日が虚しい。
文句も、不満も、笑い声も、全てが境界線の向こう側のような空虚さに包まれている。
己を責めたてる声は真か、幻聴か、はたまた背後で嘲笑う己か。
痛みも、苦しみも、虚しさも、全てが無価値の無意味な埃となって私を囲む。
いや、これは私自身が見ている幻だ。
自分のように、悶々と虚しさを身の内に沈める者と探してしまう。
それら全てが幻だというのならば、もっと世界の美しさの片鱗を見てもいいではないか。
世界は美しく、まっすぐで綺麗なのだと、誰か証明してくれ。
背後の己はさらに嗤う。
そんなわけがないだろう、と。
欲で、血で、醜さで塗り固められた世の中を生きる私たちは、きっともう正気ではない。
性善説も性悪説も、虚無主義もない。
きっとこの世界は、理想や思想という虚像を作り出さねば維持することもできない。脆弱で高慢な、目も当てられない歪な形をしている。
そしてふと思い出したように、救いを与えるのだ。ほんの一瞬で消え去るその光に群がる、どす黒い欲にまみれた人間たちは、それを掴むに足らない。
そして掴んだ者を糾弾し、追いやるのだ。
真面目で素直な者ほど馬鹿を見る。
無知な人間ほど利用される。
バカな人間ほど、狡猾な者に絞りつくされる。
どうやっても他人に利用され、振り回され、全てを奪われるというなら。
皆が加害者で、被害者になるというのなら。
私は誰にも構わず、気を使わず、全てを曝け出して言ってやりたい。
くそくらえ。
