函館本線小沢駅、羊蹄山、三田牧場

父はレットパージで当時の国鉄をクビになり、四人家族が札幌へ引っ越しするまで、父はトンネル工事、母はブリキ缶を担いで魚の行商をして家庭を支えた。行商の前は駅近くの鉄道官舎からこの牧場で農作業に従事した。数ヶ月の官舎生活、地元の小学校に通う1年生の私と入学前の弟は隣接の官舎家族のお世話になった。秋、私達家族は札幌へ転居。職場は「鉄道弘済会」。札幌駅のホームで立ち売り(車窓販売員)に、母はバックヤードで茹で卵、みかん、などの袋詰め作業。1年後母は、ホームで父と立ち売りすることになった。列車相手(旅行者)の仕事なので、時間に追われる仕事、家事は小学生の私の担当となった。今で言う「ヤングケアラー」だった。
白髪頭(81歳)になった私は今でも、函館本線小沢駅、三田牧場は忘れがたい地なのです。

三田牧場の農道より羊蹄山遠望