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私のPMSとの付き合い方

 最近生理前の精神的不安が強くなっているー
私がそう感じたのは24歳の時。なんかすごいイライラして、世の中のすべてに当たり散らかしたくなり、そんな自分が嫌になり…を繰り返す。仕事にも支障をきたしてしまった。

 母の勧めで少し遠いレディースクリニックを受診したらPMS(月経前症候群)と診断された。低容量ピルを処方してもらい、飲んだ。確かに生理前でも感情の起伏が穏やかになった。改めて薬ってすごいと思った。しかし、なぜだろう。それからというもの、何事にも興味関心が湧かない。前は自転車で湖を一周しに行ったり、イラストを描いたりとやりたいことが溢れていたのに。全く薬のせいだとは思わなかった。だって副作用の項目に興味関心の喪失だなんて書いてない。きっとそういう時期なのだ、やりたいことは努力して見つけるものでもないさ、運命なのさ、と思っていたが、いつまで経ってもその運命が訪れない。なんだか時間を無駄にしている気がして、虚しくなった。

 28歳になったある日、一週間の海外旅行中に薬を飲み忘れてしまった。8時間の時差や初日は移動で食事をとらなかったというのもあり、旅行の2日目からすっかり忘れてしまい帰国後にようやく薬の存在を思い出した。するとどうだろう。不思議なことにやる気や興味が湧いてきた。昔の親友に会ったみたいな感覚で懐かしかった。旅行のスクラップノートを夢中で作り出した。自己満足した。楽しかった。

 私はそれから薬をやめた。もしかしたら私の興味が湧くタイミングと薬をやめたタイミングが偶然重なっただけかもしれない。だけど、それでもいいのだ。今は薬を飲まなくても大丈夫になったのだ。治ったわけではなくて、今も昔のように生理前はひどい精神状態になってしまう。しかし、その分すっきりやる気に満ち溢れた周期がやってくることが確約されている。

 それに私はPMS中は意識して無理をしないことにした。イライラしても、そういう時期だからと自分を納得させる。生理前でなければなぜイライラしたのか、自分が焦る理由は何かと分析をして反省するところなのだが、その時期だけは自分は悪くない、とホルモンバランスのせいにして終わる。今日はそういう日だから外には出ない!と決め、異常な集中力で仕事を最低限終わらせ、有給休暇をとって、家でひたすら興味ある無しに関係なく動画を見たり、本を読みまくったりする。考え事をしないために。…案外自分が興味なかった新しい分野の知識を得てこれはこれで良かったりする。私は少し大人になった。今はPMSとの付き合い方を習得中だ。

 そういえは、なぜPMSがあるのだろう。生物学的に考えれば、生存に役立たない、いや寧ろ消えてしまいたくなる感情さえ引き起こす機能は淘汰されるべきなのになぁ。ホルモンバランス?そんなもの崩れるに決まってるんだから、初めからホルモンが関係ない身体にしてよ!と思う。
 私は幸せを感じるため人類にPMSは残っていると考える。PMSがあると、些細なことでイライラしたり、悲観的になったりするが、その際に家族や恋人など理解者が側にいてくれるととても安心する。それに前述のとおり、PMSがあるとやる気に満ち溢れた周期も必ずやってくる。低容量ピルを飲んでいた時には感じられなかったものだ。その時は笑顔になることが多く、幸せを感じる。

 もちろん、本当に辛いときや社会生活に支障をきたしたときは医療機関を受診しようと思う。ただ、PMS中の自分も自分であることに変わりはなく、ただ辛いだけでなくて意味があるんだなと最近感じるようになったので、今はPMSとゆっくり付き合っていきたい。

#身体についてのひとりごと

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