ババア金よこせ!を病院で思い出す
入院生活は、ただでさえツラい。
食事制限はあるし、リハビリはきついし、気持ちもどんよりしがち。
そんなある日、病室のテレビをつけたら——
まさかの BSで「積木くずし」 が流れてきた。
1980年代に大ヒットした、不良娘とお母さんとお父さんの家庭崩壊ドラマ。
よりによって、リハビリでヘロヘロの私に、重たいテーマをぶつけてくるとは…。
でも、その瞬間。
ふいに思い出したんだ、小学生の頃の私を。
私は当時、なぜか「不良」に憧れていて、
教室でひとり 積木くずしごっこ をしていた。
しかも、一人二役。
• 香緒里(高部知子)になりきって、
「ババア、金よこせ!」
• お母さん(小川真由美)になりきって、
「ダメよかおりちゃん!このお金は渡せないの!」
ここで私は両手で、サイフ👛(エア)を必死に抱えるお母さんを全力で演じる。
で、その財布を、香緒里役の私が強引に引っ張り出そうとする。
• 香緒里(再登場)
「うるせ〜ババア!」 👉 キーーック‼️
クラス中、爆笑の渦。
「もう一回やって!」とアンコールまでかかった。
私は間違いなく、あの頃の お笑い担当女優 だった。
ベッドの上で「積木くずし」を見ながら、
あの頃の爆笑がよみがえってきた。
食事もまずくて、リハビリもツラくて、
正直心が折れそうな毎日だったけど、
結論。
病院のテレビで積木くずし → 思い出したのは“ババア金よこせ!”
私のリハビリの源は、やっぱり 笑いだった。
