🩵皮膚科闘魂物語 〜ヴィーナス誕生
半年前、「水虫菌、たくさんいます🦠」のひと言に声が裏返った。
そこから始まった“塗布闘魂ロード”。
そして今日──「卒業です」と言われた足裏が、
ついにヴィーナスとして誕生しました👣✨
昨日、夕飯を作りながら、ふと口ずさんだ。
岡田有希子ちゃんの『WONDER TRIP LOVER』。
そう、アルバム『ヴィーナス誕生』の一曲目。
小学生のころ、私は「ヤンソン(YOUNG SONG)」を広げて、(明星の付録についてた、分かるかなあ〜)
歌詞をラジカセで何度も覚えた。
あの頃は意味もわからず、ただ「好き」で聴いてた。
でも今聴くと、まるで新しい旅のはじまりみたいで、
あの声が、今の私の足を支えてくれる気がした。
そして翌日。
私は原宿の皮膚科にいた。
ビルの隣は行列必須のドーナツ屋🍩
甘い香りを突っ切って、エレベーターに乗る。
診察室の衝撃
半年前、はじめて受診したとき。
足の裏は、まるで火星の地表だった。
ガサガサ、ひびわれ、うす皮がめくれて、
見るたびに「これ本当に私の足…?」って思ってた。
どこの皮膚科へ行っても「乾燥ですね」とか「薬塗っといて」で終わって、
治る気配がまるでなかった。
そんなとき出会ったのが、原宿の皮膚科。
行列ドーナツの横を突っ切って、私はビルの中へ🍩
診察室で、先生がカルテを見ながらハキハキと言った。
「水虫菌、たくさんいますね🦠」
「……(え、今なんて?)」
「けっこう、いますね。」
──そして私。
「えーーーーーーたくさん⁉️⁉️⁉️」
先生も思わず笑っていた。
私の声、裏返る。
でもユッコ先生(※勝手に命名)は、
一切ブレずに言い放った。
「大丈夫ですよ。根気強く通えば、必ず治りますから。」
その瞬間、心の中でゴングが鳴った。
──カーーーン!!
ここから、私の“足裏闘魂ロード”が始まった👣🔥
塗布闘魂ロード 〜ヌリヌリの果てに〜
お風呂上がり、タオルで足をふき、綿棒でヌリヌリ。
最初のうちは「これ効いてるのかなぁ?」って半信半疑。
でもね、足の裏って、意外と正直なんだ。
少しずつ皮がやわらかくなって、
あの“ガサガサの亡霊”が、
日に日に後退していくのがわかる。
気づけば、ドーナツの行列を突っ切るのももう平気。
「私、今日も通ってますんで!」って顔で
あのビルに堂々と入っていった。
半年のヌリヌリは、地味で地道な戦い。
でも、続けるって、ほんと闘魂なんだよね。
卒業の日
半年後。
診察室でユッコ先生が、カルテを見ながら言った。
「もう、きれいですね。今日で卒業です。」
え、卒業⁉️
その一言で、体がふっと軽くなった。
あんなにガサガサしてた足の裏が、
今はつるんとして、軽い。
ほんとに、新しくなった感じ。
帰り際、ふと壁の「認定証」に目がとまった。
金のふちの中で光る文字。
──有希子。
「……え? 有希子?先生、有希子って言うんだ。ユッコちゃんとおなじだ。」
私昨日、ユッコちゃんの歌を口ずさんでたよ?
ヤラセみたいだけど、本当に偶然だ。
思わず、心の中でつぶやいた。
勝手に、ユッコ先生と呼ばせていただきます。
あのころの歌声と、今の私の足裏が、
ちゃんとつながった日。
足裏、軽し。
今日も私は、WONDER TRIPの途中。

