名古屋の穴場🌸お花見スポットをご存知ですか?
春と言えばお花見。
今の時期は丁度桜が見頃である。
ところで、名古屋に住んでいる皆さんは毎年どこでお花見をしているだろうか?
「鶴舞公園一択っしょ♪😁🍻🌸」
という声が聞こえてくるような気がする。
鶴舞公園では毎年春に「桜まつり」が開催され、期間中は朝から晩まで屋台と花見目当ての人々で賑わう。言わずと知れた、名古屋屈指の花見の名所だ。
私も昨年までは、花見客でごった返しの公園を歩き回りながら、屋台のぼったくり飯をちまちま齧っては上を見上げていた。
だが、如何なものだろうか?お花見をするのは、桜を見て春を感じたいからである。人混みに飲まれ、屋台に並び、移動するのも一苦労。そんな中で、私たちは本当に、風情ある日本の春を堪能出来ているだろうか。お祭り気分で浮かれた結果、大和魂が失われてはいないだろうか。
私は遂にみつけた。
名古屋のお花見ベストスポットを。
徳川園だ。

徳川園と言えば尾張徳川家の邸宅跡で、美術館や日本庭園など見所の多い観光名所である。
閑静な住宅街の中を歩いていくと、石畳の歩道の先に情緒ある木造の門がある(徳川園の正門で、黒門と呼ばれている登録文化財の一つだそう)。全く気が付かなかったのだが、屋根の角には何故か亀の飾りがある(写真左上)。
この時点で既に内側から桜が顔を覗かせていた。
門をくぐると早速、徳川美術館に続く一本道の両脇に、品良く並んだ桜並木が見られる。

美しく手入れされた低木との相性が素晴らしい。
人でごみごみとした屋台だらけの花見スポットなどとは比べ物にならない、優雅な佇まいだ。

徳川の家紋入りの旗や、小洒落た岩なんかも置いてある。水路を流れる水の音が心地よく、堰き止められた桜の花びらはとても愛らしいものだった。

通路右側は、奥の方まで桜ゾーンが広がっている(更に奥には蓬左文庫という施設が建っているが、入った事はない)。
徳川園は、観光名所と言えども観光客は少なく、物好きな外国人観光客が数名いる程度で、飼い犬の散歩やランニングをする近隣住民がほとんどだった。
そして、そのほとんどがこの桜ゾーンで井戸端会議を開催したりFacebookかInstagram用の写真を撮影したりしていた。
(尻尾をピンクに染められた毛のサラサラな犬がふくよかなマダムの側に鎮座しており、なんとも言えぬ敗北感に打ちのめされた。)
色々と長話が続いてしまったが、お花見に関しては、やはり実際に見てもらうのが一番良いと思う。
入場無料の部分だけで花見を出来るのが非常に有難いし、なんと言っても、人が少ないのが“穴場”たる所以である。
屋台はないが、庭園の景色を眺めながら一服する事の出来るカフェ(蘇山荘・文化財にも登録)や豪華な感じのフレンチレストランもある。
営業時間が過ぎておりカフェで一服というのは叶わなかったが、いずれリベンジする予定だ。(フレンチレストランの方は以前訪れた事があるのだが、ホールスタッフの態度が信じられないくらい悪く食事を全く楽しめなかったのでおすすめはしない。※あくまで私が利用した時点での感想なのでご参考までに)
ここから先は、有料の庭園に関して書いていく。お花見スポット紹介はこれで終わりなので、興味のない方は読み飛ばして欲しい。
庭園の見物に入場料を払おうと思ったのは、メインの池に亀の形をした岩があるという話を聞いたためである。もっと高いかと思っていたが、たったの300円だった。
入り口を通ると、竹の手すりのある橋を渡る事になる。小さな川が流れており、橋の左側で滝になっていた。

そのまま暫く歩いていくと、分かれ道に看板が立てられていたので、まずは“大曽根の滝”と示された方に進んでみた。水辺を歩いていると、何やら遠くの方から沢山の鯉が集まってきた。鯉の餌やりが出来るらしいので、水辺を歩く人々に反応するようになったのだと思う。

口をぱくぱくとさせながら寄ってくる様はなんだか少し憐れであったが、餌を持っていなかったため泣く泣くその場を離れた。
そして遂に、大曽根の滝に到着する。

もっと大きな滝を想像していたが、結構良い感じの滝である。夏に来たら泳ぎたくなりそうだ。
写真撮影をしている着物の男女がいたので、順路を足早に通り抜け、次の目的地へと向かう。
ぐるりと回って行くと、先ほどの分かれ道の別の方と合流した。こちらは、メインの池に続く道である。池と呼んでいるが、龍仙湖という名前らしい。確かに、池にしては大きいサイズだった。
池のそばへと辿り着いたので、今度は亀の岩を探して左回りに歩き始めた。
途中で、何故か二手に分かれてまたすぐに合流する変な橋を渡った。手前では柳が揺れていて、綺麗だったが顔を何度か叩かれた。

餌を求める鯉を無視して進み、ミルフィーユのような形をした岩を通り過ぎると、ようやく池の真ん中に大きな岩らしきものが見えてくる。

近寄っていくと、念願の亀の姿を確認できた。

しっかり、亀の形をしている。甲羅部分に草に覆われているので、より亀らしさが演出されていた。木がにょきっと生えているのが神秘的だ。民話に出てくるような、博識で長寿の亀を思い浮かべた。
木が生えているおかげか、岩と言うよりも島みたいだと感じた。
名古屋には亀島という地名が存在するのだが、こちらの方が亀島という名に相応しいね、などと笑っていたら、なんとこちらも亀島という名前だった(地名の亀島とは関係はないらしい)。
日本庭園なのに、トロピカルな樹木が植えられていたのが印象的だった。


和風の建物とも絶妙にマッチしていて面白い。
ちなみに、建物を覗いてみたら、中では立食パーティーが行われていた(窓のすぐ近くに美味しそうなパンが置いてあったので、食欲がぐんと上がった)。
庭園を出た所にも大きな桜の木が生えていた。〆のお花見である。

以上、徳川園徘徊記録であった。
名古屋在住の皆さんも、そうでない方も、是非一度(何度でも)徳川園に訪れてみて欲しい。この土地を手中に収めたくなる事間違いなしだ。
以下おまけ




帰りにドルフィンという喫茶店に寄ったのだが、味も雰囲気も良いお店だったのでかなりおすすめ。枕のようなアップルパイが出てきて嬉しかった。メニューも豊富。
