映画 ショーシャンクの空に 

名作ど真ん中!
みんな大好きショーシャンク!

もう少し古い作品になってしまいました。高校生の時にレンタルビデオでこの作品を観て、名作とはここまで凄いものなのかと、物凄い衝撃を受けたのを覚えています。

当時、この作品を指標にして、新しく観た作品の良し悪しを判断していました。

最後に観たのは何年前かな?
『観ればあの気持ちになれる』と、観た後の気持ちまで想像できてしまうので、あまり観ようとも思わなくなってしまいましたが、
以前、noteにこの作品の記事を書きかけて、もう一回観てから書こうと保留にしていまして。

このGW最終日にやっと観る事ができました。


無実の殺人容疑で投獄された男の、刑務所での半生を描いた作品。


若くして銀行の副店長だったアンディ。浮気をした妻とその愛人を殺した容疑で証拠もないまま刑務所に入れられてしまう。

エリート中のエリートで、当然、刑務所内では浮いた存在になる。

最初の内は、アンディを弱々しい男だと想像していた先輩囚人のレッド。しかし、アンディは誰にもなし得なかった奇跡を幾つも起こしていく。

始まりはちょっとしたアドバイスだった。
彼には造作もないことだったが、それを武器にして、ささやかな報酬を勝ち取った。

徐々に、所内での存在感を増していくアンディ。
刑務所のお偉方から目をかけられても、彼は決して媚びず、誰にも分からない自分の世界を持ち続けていた。


『人の強さとは?』
こんなにも明確に、その答えを提示した作品を私は他に知りません。
監獄の中で絶対的な権力を持つ看守、所長、
腕っぷし自慢の囚人達に対して、
ひ弱そうな元エリート銀行員が見せつけた、
『真の強さ』。

全ての若者に観て欲しい作品です。

子供にはちょっと見せたくないシーンもいくつかあるので、息子にお薦めするのはもう少し先になりそうです。

私は、初めて見た時はアンディの強さに憧れました。『人はこうも強くあれるのか』と。
しかし大人になって、苦労を重ね、物語の語り手であるレッドに感情移入するようになりました。

人はそんなに強くない。
年をとるにつれ、塀の外に出るのを怖がるようになっていくレッド。
あくまで希望を捨てないアンディに対して理解が及ばず、それを危険なことだと意見してしまう彼。


希望を捨てなかったアンディと、長年の囚人生活で、いつしか希望を失ってしまったレッド。
2人の運命の行き先は??


この結末の鮮やかさは、見事と言う他ありません。




ここからネタバレ!







なんといっても最後の脱獄の鮮やかさ!
そして、そんな彼とは違う、普通の人でしかないレッドが掴んだ人生の結末!!
ラストシーンのあの海の碧さ!



40年刑務所にいた孤独な老人が、残りの人生を生きる為に必要だったもの。

彼が自分のことだけを考える男であったなら、あの結末はありませんでした。

あの日、親友が最後に残した言葉。
彼の身を案じ、あの夜を人生で一番長く感じた彼だからこそ伝えられたメッセージ。

強さとは?
希望とは?
人生において必要なものとは?
大事なことを教えてくれる作品です。


それに加え、
屋上で飲むビールの旨さ、音楽が持つ力。
誰もが些事と見落としがちなものの価値を、改めて教えてくれる名シーンも、この作品の大きな魅力です。

何度見ても素晴らしい作品です。


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