猫たちの紹介③
フラスコ保護作戦
フラスコはとても用心深い猫でした。
「一度でも保護に失敗したら、もう二度と近寄ってくれない。」
そう思っていたので、絶対に失敗できませんでした。
まず考えたのは、フラスコを先に家の中へ保護し、そのあと子猫たちを誘い出すという作戦です。
幸い、フラスコは警戒心は強いものの、ご飯は食べに来てくれました。
そこで毎日少しずつ、ご飯を置く場所を家の近くへ、そして玄関の中へと移動していきました。
焦らず、少しずつ。
フラスコが「ここは安全な場所なんだ」と思ってくれるまで、根気よく続けました。
一方で、子猫たちが隣のお宅の隙間に隠れていることも確認していました。
そして、いよいよ作戦決行の日。
ご飯につられてフラスコが家の中へ入った瞬間、後ろからそっとドアを閉めました。
無事に、フラスコを保護することができました。
ほっとしたのも束の間、次は子猫たちです。
隣のお宅に事情を説明し、敷地に入る許可をいただきました。
そして、YouTubeで知った方法を試してみることにしました。
親猫が子猫を呼ぶ鳴き声を真似して、子猫たちを誘い出す作戦です。
半信半疑で鳴き真似をしていると……
最初にひょこっと姿を見せたのが、ふくでした。
ふくは比較的すんなり保護することができました。
でも、ほかの子たちはそう簡単にはいきません。
隙間へ逃げ込んだり、警戒してなかなか出てこなかったりと悪戦苦闘。
それでも諦めずに保護を続け、6匹全員を無事に保護することができました。

今振り返ると、本当にほっとした瞬間でした。
ところが、保護してからも安心とはいきませんでした。超ビビリのフラスコとの生活は、想像以上に大変だったのです。
