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特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part8『統合失調症ってなんだっけ? 気にしてないよ、という世の中に』“What was schizophrenia again? Eh, never mind — it’s fine.”

こんにちは、こんばんは、おはようございます

縁パワメントおじさんの、天地成行(てんち・なりゆき)です

てんちが2020年からワンオペ編集長で延べ300人の方と編んできました


みんなが集えるミニコミ誌「みんつど:Mintsudo – Getting Together During Difficult Time」45号。山口県立大名誉教授の安渓遊地先生のブログに掲載しております。よければご覧ください。一面はヤギさんですよー。

https://ankei.jp/yuji/?n=2882

「みんつど」は先生のブログでサイト内検索「みんつど」で前号読めます。


さて、好評のこのコーナーも第八弾。張り切ってまいりましょう!


40代のおじさん当事者が、自分の子どもほどの世代の
これからの福祉や心理、医療に携わる、有望な学生さんになにが伝わったか
ということについて、ご理解がある学者さんを通じて、ご縁があった方々の
意見をみなさんに披露させていただき、天地成行の精神疾患啓発活動の一環と
させていただきます。ご了解くださいませ。


2022年某大学で、天地成行が二回生向けに「精神保健福祉の原理」という授業でゲストスピーカーとして呼ばれた授業での学生さんの感想をご紹介することにする。参加者は二十六人であった。ここで天地は、「精神障害をポジティブにとらえる」というメーンテーマで六十分、質疑応答で三十分ほどを使い学生たちと交流を深めた。

(資料)
精神障がいをポジティブにとらえる
●長い人生で棚卸ができる→自分の性格や特性についてメモをとったり考えたりするよい時間が持てる。自分のトリセツなんかがまとめられる
●本当の人間関係ができる→偏見がある人、友達と思っていた人が断捨離できる!人間関係がきちんと整理され理解者だけが残ってくれるふるいにかける機能がある。
●つつましやかに生きる、たくましく生きることを学べる→収入が少ないことを前向きにとらえられる。
●人生底辺ゼロからの逆襲を自分で脚本する楽しさ→入院中に憤りがあった時に主治医からは、「納得いかないことを、立場が上の者に強く言いたいことをずばり言うことはありだ」と言われる。これまでおとなしくしていた自分に革命が起きる
●経済的にも制度は結構あるものだ→働いていたから、休業補償、傷病手当金、障害厚生年金など(失業手当は捨てた)
●居場所も実は地域に案外ある→当事者会、家族会、リワーク、デイケア、作業所、ナカポツ、図書館
●地域差はあるが復職支援なども充実の世の中に→地域障害者職業センター、就労移行支援事業所もIT系など含め多種多様に、ハローワークでは所得制限年齢など制限あれど、月10万円もらいながら訓練うけられたりできる
●メンテナンス活動(料理)を大切にできる→講演で一番ウケる話が料理。母の料理休みの日を設けて、作っているが、今ハマっているのはシイタケのツナマヨチーズ焼き。(シイタケのいしづきをとり、傘の部分をフライパンで焼く。ツナ一缶(油漬け)にマヨ大さじ1、しょうゆ小さじ1を混ぜたたねを傘の中に入れる。そしてとろけるチーズをたっぷりシイタケの上にかぶせて、のりきらないほどにのせてわざと焦がす。これが手軽でウマイ)。
●家族愛を再確認できる。
●何もなくなったところから、信用をゼロから作り直すよいきっかけになる。
●自分ができることがすごく制限されるので同じ年の健常者より、人に優しくなれて、受容できることも多々あると感じる
●個人的には、自分を掘り下げ研究し、発信を続けることで、組織にいるより本やテレビやラジオや講演など新たな自分が発見できた。母校にて話ができた!
 

  ◇  ◇

以下、学生さん感想である。見出しはわたしがつけた。第四回目です。(文章は原文に少し読みやすく、若干、天地が編集してます)

J 「統合失調症ってなんだっけ?」という世界になってほしいという言葉が非常に印象に残りました

実際にお会いしてお話を聴くことでしか得られないものがあると感じました。天地さんに初めて会った時の印象では、統合失調感情障害と共に生きているとは感じませんでした。一見するだけでは、生活のしづらさがあるとわかりにくいことが、精神疾患の特徴だと理解できました。長い時間がかかっても完全全てを受け入れることは容易ではなく、立ち直るには時間が必要であるという言葉から、傍で見守ることが必要だとわかりました。家族愛を再確認することが出来るとおっしゃっていましたが、家族や周りの人の愛に気づくことが出来ることは、非常に大切なことだと思いました。

精神障害者であることを示す手帳も、自分自身が受容できていないにもかかわらずに持つことになり、視覚的にも認識せざるを得ないことになるのはつらいことだと思いました。また、実況中継幻聴が聞こえる事や24時間サンダルでマラソンをしたというお話しには、はじめは非常に驚きました。面白く感じさせるような明るいトーンでお話しをされていましたが、そのようになるまでには、様々なことを経験してきたのではないかと感じました。できない事ばかりに注目するのではなく、小さなことでもできたことに注目すると、気持ちが楽になると思いました。病気になると、今までできていたことが出来なくなることも増える時に、このように考える事ができれば、前向きに考える事ができるとわかりました。

私もできないことを見るのでなく、できることを見つけてそれを伸ばしていきたいと思いました。また、新たな切り口から物事を見ると見え方が変化するというお話しを聴いて、普段の生活にも活かしていけると感じました。精神障害をポジティブに捉えると、人間関係が整理されるとおっしゃってましたが、精神障がいがあると知ったとたんに手のひら返しで態度を変えてくる人がいるとわかると、どれだけつらかっただろうかと思いました。しかし、そういった人たちと関係を切ることができることはプラスに捉えても良いと思いました。

支援者は妄想に対して否定すべきではないと理解しました。妄想であると認識するまで時間がかかることを覚えておきたいと思います。本人にとっては見えていることを頭ごなしに否定するのはよい事ではないと感じました。「統合失調症ってなんだっけ?」という世界になってほしいという言葉が非常に印象に残りました。未だに精神障害に対して強い偏見があることを感じます。私も講義を受けるまで理解できていなかったことが多かったと感じました。私の経験からも、もっと学ぶ機会が増えても良いと思いました。統合失調症患者さんが感じる今の世の中に対する気持ちがなくなっていくためには、私たちが正しく症状について理解することが一番大切なことだと思いました。風邪をひいたときに鼻水やせき、熱が出るとわかるように、統合失調症とは何か?と聞かれたときに答えることができるような世界になればいいなと考えました。

一つ前の方の感想は以下のリンクより
特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part7『障害者である前に人間なのだ』:“A person is a human being before any disability.”|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの磁場づくり、母と息子の「8050クッキング」

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みんつど | NDLサーチ | 国立国会図書館

※Mintsudo – Getting Together During Difficult Time

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天地成行 Nariyuki Tenchi | +αオンライン | 講談社


🔗 Creators who have contributed to Mintsudo
みんつどのクリエイターたちをご紹介(⭐ “Here are the creators who have contributed to Mintsudo.”)|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの磁場づくり、母と息子の「8050クッキング」

🔗 中国新聞による紹介記事(2022)

🔗 中国新聞「心の健康と向き合う本」(2024)


🔗 中国新聞による闘病・祈りの記事(2021)


🔗 函館新聞による対談本紹介(見出し掲載)

https://digital.hakoshin.jp/search?query=天地成行


🔗 国立国会図書館「みんつど」書誌情報

🔗 国立国会図書館「精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者が…」書誌情報

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天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの編集者 障害厚生年金の生活です。制度の外におり、年齢もとり、社会のレールに乗ることが難しいため、noteの活動を頑張ってます。みなさんの「浄財」をお待ちしていますm(__)m