特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part11「心に響いた『精神障害をポジティブに捉える』」:“It resonated with me — Seeing Mental Illness in a Positive Light.”
“This article shares how a university student reflected on seeing mental illness in a positive light.”
こんばんは、おはようございます、こんにちは
縁パワメントおじさんの、天地成行(てんち・なりゆき)です

note更新を飛ばしすぎて
鬱傾向になっていました。ゆっくりやっていきたいと思います。とことん癖がでてしまうようで、自分に折り合いをつけるのが難しいおじさんであります

イラストは、看護師とアーティストの”二刀流”池見陽子さんの作品です。
池見さんのHPのリンクを貼っておきます。
https://yokojapan.jimdofree.com/
さて、好評のこのコーナーも11弾。張り切ってまいりましょう!
40代のおじさん当事者が、自分の子どもほどの世代の
これからの福祉や心理、医療に携わる、有望な学生さんになにが伝わったか
ということについて、ご理解がある学者さんを通じて、ご縁があった方々の
意見をみなさんに披露させていただき、天地成行の精神疾患啓発活動の一環と
させていただきます。ご了解くださいませ。
2022年某大学で、天地成行が二回生向けに「精神保健福祉の原理」という授業でゲストスピーカーとして呼ばれた授業での学生さんの感想をご紹介することにする。参加者は二十六人であった。ここで天地は、「精神障害をポジティブにとらえる」というメーンテーマで六十分、質疑応答で三十分ほどを使い学生たちと交流を深めた。
(資料)
精神障がいをポジティブにとらえる
●長い人生で棚卸ができる→自分の性格や特性についてメモをとったり考えたりするよい時間が持てる。自分のトリセツなんかがまとめられる
●本当の人間関係ができる→偏見がある人、友達と思っていた人が断捨離できる!人間関係がきちんと整理され理解者だけが残ってくれるふるいにかける機能がある。
●つつましやかに生きる、たくましく生きることを学べる→収入が少ないことを前向きにとらえられる。
●人生底辺ゼロからの逆襲を自分で脚本する楽しさ→入院中に憤りがあった時に主治医からは、「納得いかないことを、立場が上の者に強く言いたいことをずばり言うことはありだ」と言われる。これまでおとなしくしていた自分に革命が起きる
●経済的にも制度は結構あるものだ→働いていたから、休業補償、傷病手当金、障害厚生年金など(失業手当は捨てた)
●居場所も実は地域に案外ある→当事者会、家族会、リワーク、デイケア、作業所、ナカポツ、図書館
●地域差はあるが復職支援なども充実の世の中に→地域障害者職業センター、就労移行支援事業所もIT系など含め多種多様に、ハローワークでは所得制限年齢など制限あれど、月10万円もらいながら訓練うけられたりできる
●メンテナンス活動(料理)を大切にできる→講演で一番ウケる話が料理。母の料理休みの日を設けて、作っているが、今ハマっているのはシイタケのツナマヨチーズ焼き。(シイタケのいしづきをとり、傘の部分をフライパンで焼く。ツナ一缶(油漬け)にマヨ大さじ1、しょうゆ小さじ1を混ぜたたねを傘の中に入れる。そしてとろけるチーズをたっぷりシイタケの上にかぶせて、のりきらないほどにのせてわざと焦がす。これが手軽でウマイ)。
●家族愛を再確認できる。
●何もなくなったところから、信用をゼロから作り直すよいきっかけになる。
●自分ができることがすごく制限されるので同じ年の健常者より、人に優しくなれて、受容できることも多々あると感じる
●個人的には、自分を掘り下げ研究し、発信を続けることで、組織にいるより本やテレビやラジオや講演など新たな自分が発見できた。母校にて話ができた!
◇ ◇
以下、学生さん感想である。見出しはわたしがつけました。第11回目です。(文章は原文に少し読みやすく、若干、天地が編集してます)
N 「精神障害をポジティブに捉える」「障害は可能性への挑戦」が響いた
わたしは精神障害がある方のお話を聞くのは初めてだった。だから、どのような雰囲気でどのようなお話をされるのかなど想像がつかず、講演を聞く前は少し緊張していた。しかしお話をされる様子からは、障害があるとは全く感じられないと率直に思った。そして、わたしが今まで感じていた緊張も精神障害の方に対する差別や偏見なのではないかと思った。
初対面の人と話をするときは障害の有無にかかわらず緊張するものだ。しかし私は「精神障害の方のお話を聞くのは初めてだ」と、相手にまず「精神障害」というレッテルを貼り、勝手に緊張していたのだと思う。大学で福祉を勉強していく中で「自分は絶対に偏見を持ったり差別をしたりしないようにする」と思っていたのに、私には「天地成行さん」という一人の人間として相手を見る姿勢が欠けていた。深くそのことを反省した。自分では無意識でも相手にとって差別や偏見に感じさせてしまうことは、もしかしたらまだたくさんあるのではないかと感じた。一概に「障害の特性を理解して相手に配慮する」と言っても、相手を「個人」ではなく、「◯◯の障害がある人」というふうにだけとらえてしまうことは間違いであると思った。
講演の中で特に印象に残っていることは、精神障害をポジティブに捉えるということについてのお話だ。何らかの障害について、欠点ではなく、利点に焦点を当てた見方は非常に新鮮だった。自身の症状でたくさん苦しい思いをされてこられたのではないかと推察するが、そのような状況の中で、視点を変えてポジティブな考えを生み出しておられて感銘を受けた。「障害は可能性への挑戦」ともおっしゃっていた。苦しい思いをされてこられた天地さんの言葉だからこそ響く言葉や考え方なのだと感じた。
精神障害があることについて、「受容には時間がかかる」という旨のお話もされていた。また体の排泄物と違って、「消化=受容」に時間がかかる心の排泄物がでるまで、何年かかるか分からないそうだ。今まで普通に生活していたのに突然障害であることを告げられたショックや、今までできていたことができなくなることへのストレスもさらに積み重なって、想像を絶する苦しさを感じられたのではないかと思う。天地さんが出演された「こころてれび」では、「心が安心していない状態で生きている」とおっしゃっていた。本人が状況を受け入れ、少しでも心の苦しさを減らすためには、周りの人の対応が大事になってくるのではないかと考えた。なにか解決策を示すというよりは、本人の気持ちに寄り添ったり、本人の妄想などの症状や考えなどを受け入れたりして、本人を「認める」ことが必要な気がした。幻覚・妄想といった症状を治療して消すことは周りの人にはできないかもしれないけれど、少しでも本人の心が安らいだり、落ち着いたりするよう、本人を受け入れて接することはできると思う。社会にある精神障害者との間の壁を取り除くためには、社会の人々にそういった考えがあることがまず必要なのではないかと考えた。
一つ前の方の感想は以下のリンクより
→特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part10「今後の自分を変える良いきっかけになった」:It gave me a chance to reshape my future self.|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの磁場づくり、母と息子の「8050クッキング」
こころとからだとご縁を大切に、てんちでした
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🔗 Creators who have contributed to Mintsudo
→みんつどのクリエイターたちをご紹介(⭐ “Here are the creators who have contributed to Mintsudo.”)|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの磁場づくり、母と息子の「8050クッキング」
🔗 中国新聞による紹介記事(2022)
🔗 中国新聞「心の健康と向き合う本」(2024)
🔗 中国新聞による闘病・祈りの記事(2021)
🔗 函館新聞による対談本紹介(見出し掲載)
https://digital.hakoshin.jp/search?query=天地成行
🔗 国立国会図書館「みんつど」書誌情報
🔗 国立国会図書館「精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者が…」書誌情報
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