【おうちで保存食】#40 無農薬のレモンをまるごと使って”食べる”レモンジャム
先日、義姉一家の住む掛川に出かけた夫が、近隣のお宅で採れたという無農薬のレモンをいくつかもらって帰って来た。まるまると大きく立派に育った国産レモン、しかも無農薬だなんて最高にありがたい!

触ってみると既にかなり熟が進んで柔らかいので、その美味しさを余さず味わうべく、丸ごと使ってジャムにしてみることにした。
以前からレモンのジャムは気になる一品だった。私はレモンスイーツが好きだがスイーツ作りは不得意で、せいぜい簡単なクッキーや焼きっぱなしのパウンド系ぐらいしかできない。それでも美味しいジャムがあればレモンスイーツらしさは十分楽しめるはず。以前から神奈川県内の直売所でレモンを見掛ける度に、無農薬が確認できれば試したいと思っていたのだ。絶好の機会到来である。やった!
参考にさせていただいたのはこちらのサイト。なんと言っても、通常のマーマレードやピールのように皮の白い部分を念入りにこそげ取ったり何度も煮こぼしたりしなくていいのが嬉しい。種とへたの周り、筋の固いところを除いて刻み、お好みの量の砂糖を入れて煮るだけ。レモンにはそもそもペクチンがたっぷり含まれているため、他の果物でジャムを作る時のように別途副材料を加える必要がないのもお手軽で良い。
そんな訳で、まずはレモンをたわしでよーく洗う。水気を軽くふき取ってへたを取り、縦四つに割って真ん中の筋っぽい部分を切り取り、薄切りに。できあがりの舌触りを考えるともう少し薄く切りたかったが、表皮と果肉の固さが大分異なり、果肉が柔らかいため思うように薄く切れなかった。次は工夫しよう。

刻み終えた正味重量は3個分で273g。なにぶんレモンなので比較的しっかり砂糖を加えた方が良いかと思ったが、上記サイトでは重量の30~60%を推奨している。このため、切りの良い60%弱≒160gの砂糖を加えることにした。普段私は粗糖を主に使っているが、ジャムに使うには色が少々濃いので今回はてんさい糖と半々にした。


砂糖をまぶして1時間ほど置いておくと浸透圧でかなり水分が出て来た。この水分で、皮が柔らかくなるまで15分ほど、弱火~弱めの中火で木べらで混ぜつつ煮て行く。鍋は酸に強いほうろう鍋(野田琺瑯のミルクパンを愛用)を使用。他のジャムと比べて砂糖が少なめ、かつ水分がたっぷりあるためか焦げにくく、鍋にもそれほどこびり付かない。初心者にも煮やすいジャムだと思う。

煮あがりはまだ少し緩めかな?という程度。ペクチンの働きにより冷めると思った以上にしっかり固まるので、他のジャムよりも緩めで火を止めた方が良さそうだ。
レモン3個から400ml程度のジャムができた。もうちょっと緩めでもよかったかも。

いやー、これが美味しい。
さっぱりと爽やかな甘さなので、パン(やや厚めのトースト推奨)にはもちろん、ヨーグルトやクリームチーズ等の乳製品に非常によく合う。レアチーズケーキの上に緩く流したらきっと最高に美味しいだろう。
パウンドケーキの生地に混ぜ込んで焼菓子にしても良さそうだし、イタリアの簡単タルト、クロスタータにも向く。ホットケーキやパンケーキにバターと共にのせたり、紅茶に落としてももちろん美味しいし、甘さ控えめのビスケットやクラッカーにのせるのも私は大好き。美味しいです。
通常は苦みや雑味が出るからと除かれる皮の白いわたの部分が、このジャムの場合は殊に良い。適度なほろ苦みとやわらかさで、外側の皮だけだと味が尖りそうなところを程よくまとめてくれる。日向夏や晩白柚のふかふかのあの白い皮、あの感じを想起させる。
無農薬のレモンを見つけたらぜひぜひお試しください。レモンジャム、おすすめです!
