見出し画像

セミの声が、小さくなった気がする。(番外編研究ノート)

○月☓日


夏になった。

今年もセミは鳴いている。


でも、
何となく思う。


昔より、
少ない気がする。


もちろん、
鳴いてはいる。


でも、
子どもの頃の記憶では、

もっと盛大だった。


朝から、

「ミーン!ミーン!」

と全力。


まるで、

さらに気温を上げようと
しているかのようだった。


今は暑すぎるから、

「もう十分です」

とセミたちも
遠慮しているのだろうか。


もちろん
そんなわけはない。


でも、
そんなことを考えてしまうくらい、
夏の景色が
少しずつ変わってきた気がする。


調べてみると、
セミは長い年月を土の中で過ごし、
成虫になってからの時間は
決して長くないらしい。


だからこそ、
短い時間を
精一杯鳴いているのだろう。


そう考えると、
少し応援したくなる。


……。


応援はする。


でも、
早朝だけは、
少しだけ音量を
下げてもらえると助かる。

あと、作業が
のってきた時


そんなことを思いながら、
自分も与えられた時間を
大切にしたいと思った。


仕事をして、

家族と過ごして、

大学院で学ぶ。


時間は限られている。


だからこそ、
一日一日を
大事に積み重ねていきたい。


どうやら、
セミも社会人院生も、
夏が勝負らしい。



たぶん。


以上、研究ノートより

いいなと思ったら応援しよう!