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   タヒチの星の下8話 BL                                 

           心の準備開始

雨が降ってここの部屋から見える街灯はオレンジ色の灯が細かく
刻まれてゆく。
胸に残るザワザワは、まだボクの鼓動の中にあって、息を潜めてボクを笑っているような悪魔と取引しているのではないかと思う。

勉強さえ手につかず机の上にカンカンとマーカーを打ちつけるとインクが漏れて指が真っ赤になった。気分を変えてマスネ/タイス瞑想曲のヴァイオリンを大きな音で聴いていると大好きなタオが微笑んでいる顔が浮び上がってく

る。何百回聴いただろう。その度にボクの魂に触れ、今はタオの顔が浮んで
涙さえ流れてくる。会いたい…その声を聞きたい…
今日に限ってこの時間誰からのメールも電話もなく、ボクの背中は寂しく見

えてるはずだ。こんなにも胸が苦しくなるものなの?ボクはタオと出会って満たされているでもタオも同じように満たされているんだろうか。ボクの人生を変えてしまったタオは、この雨の中ガソリンスタンドで濡れながら



仕事をしてると思うと複雑でした。
タヒチに行く前に6月3日はタオの誕生日がくる。何を贈ろうか迷った結果、防水のカッコイイ時計を贈ることにした。気に入ってくれるといいけ

ど、トムとマーガレットそしてアニー、ボクでお祝いしてあげることになりました。これはタオのシフト次第ということになり、その3日の予定を空け

ておくように皆には連絡しました。

両親には、内緒で日本の友人に輪島塗のお椀、箸などを贈るため既に頼んで、とっくに届いている。和のものは、いいなとつくづく思いました。輪島塗は、3代まで使えるといわれ、とても美しい。それと茶道でだされる美し

く日持ちがいい干菓子も頼んで、マーガレットやトムにも上げようと思って多めに頼みましたこれもまた職人が1つ1つ作る日本ならではのものです。

ボクは小さい頃から茶の湯をしてて、お師匠さんにこれをお願いした。

1度タオには、お薄を点ててあげましたが「This had a too strong濃い味で苦くて飲めない!」と言われてしまって悪いことをしてしまいました。
ちゃんと着物を着てセレモニーはしたんですがボクには、いい思い出です。

本来は、お菓子を食べて、それからお薄を飲むものです
があまりに苦く感じたらしくYou are poisoned a tea for me!
「オレに毒を盛ったのか!」と…

ジョークめいたことをいわれたので即、甘いお菓子を食べさせました。
2度お菓子を食べるということになり可笑しくてボクは笑っていました。今でも思い出すと笑えます。

最後に残る茶を音を出して吸い上げる行為は欧米ではマナー違反になるので、強要はしないで、最後の作法を教えましたがタオができてしまったのが嬉しかったです。

以前、帰国した時に何か使えるお土産はないかと思い女性の着物に使う丸帯を1つタオに上げたことがあってその帯をガラステーブルのセンターに敷いて垂らすという斬新な感覚が凄いなーと感心したことがあります。

普通の帯とは違い両面に豪華な刺繍などが施され重量もあるので舞妓、芸者がつけたりします。タオのことを話し出すと限がないのです。

          マーガレットと初めてのアダルトショップ

ショップに行き選んでくれたセクシーな下着は、12点にも及びました。「これ紐じゃん・・・」というものからTバックに至るまで目のやり場に困る店内を女性と徘徊?店員にどう見られているのか心配でした。だって鏡の前でボクに?


                 当時

合わせてみるとか考えていませんでした。大きな声で「もっとお尻強調した物がいい」とかそれに合わせたタンクトップだったりで
店から出ると汗だくで寒い外気に体中から湯気が出ていて、マーガレットは


笑いながら写真に収めました。タオに比べれば劣る体ですが「なかなかヒップがキレイ」と彼女には褒められ丸めこまれた感じでした。約300バックスは痛い出費です。

その後も、コーディネートされ、向かう服装、普段の服装、サングラス、靴やサンダルもうモデル状態。2か月分の生活費を使いこみました。唯一、彼女からsunblock cream日焼け止めをプレゼントしてくれました。

タオからは、タヒチ語と平行して長老への挨拶の仕方を習い家族に会うのは大変と実感しています。短いメールでしたが、タオからメッセが届いて「Actually,I really want to meet you.やっぱりオレはお前に会いたいんだ」と遅くに届きました。短くても愛のこもったメッセージでした。


1か月を切り、いよいよ迫りくる初体験に胸のココがザワついて心臓が口から出そうです。