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    タヒチの星の下14話BL

              失神                      

ジャグジーのある3Fまで行くと見晴らしのいい所だった。中庭も門もすべて見わたせる遠くには地平線が見え星は日本の10倍以上瞬き、まだ下弦の月は薄いオレンジになり輝いていた。


タオは、長くて白いローブを着て飲み物をとって来ると下に向かってまだ戻らない。先にボクは、水着を着て入っているとようやく飲み物を抱え戻ってきた。「疲れてないか?オレも直ぐ入るといって、キャンドルに火を点け近くに置き終わるとローブを脱ぎ何も着けていない全裸でザブンと飛び込んだ。

「え!」目のやり場に困る・・・初めてみるタオの全裸。頭まで浸かり沈んでいるといきなりボクの体を持ち上げ「お前裸じゃないのか?脱げ!」と言われモジモジしてると手が延び抵抗したけど水着をはがされてしまった。「2人なんだから水着は不要だ」と言われ隠すにも下からはライトで照らされていてブクブクと泡がでているけど恥ずかしい。

ボクの体と密着して、ドキドキして逞しい体を見てしまった。タオの全裸でさらにオドオドして繰り返すタオのキスとボディータッチにボクは、素直に反応するまた必死で手で押さえる。

「今夜は楽しくてうれしかったね・・・」と話題を変えようとするとタオのキスで口を塞ぎ、自然にまた反応する。キスしながらボクの背中、胸、お尻すべて柔らかくボディータッチしてくる。ボクをバックハグして背中にキスをする。タオの優しい吐息が耳をかすめ、ボクは、声を抑えることができない。ここで拒否したらシラケルからできない流れに身をまかすしか手段はないと思った。

ボクをひょいと抱き上げジャグジーの横にあるベットに抱えて下し横にタオが横たわりキスをはじめる。目を閉じてソフトな音楽が流れる中、激しいキスが電気のように伝わり余計に恍惚状態へとなって次第に抵抗することなく、タオのリードする中で自分をさらけ出してゆく。
タオは、髪からつま先、足の親指まですべて濃厚にキスして、タオは両手で、ボクの両手を押さえなおも首に息荒くキスをする…そしてまた耳を噛む…

タオの舌がまるでヘビのようにボクの舌と絡み合う。ボクは、段々と気が遠くなり、その先は覚えてない。気がつくとタオが呼びかけていた「気が付いたかトニー途中でお前は気を失しなったんだぞ。ビックリした!」途中までしか記憶がなく飛んでいることに気づいた。「初めてだもんな、まさかお前が気を失うなんてオレは予想してなかった。ゴメンな」

「応答のないお前の名前を呼び、体を擦り必死だった」はははと大きな声で笑うタオ。照れながらボクは言葉を探す「初めてっていうのもあるけど、興奮じゃない言葉…えーっと何かない?高揚感というか幸福感とか1つになってるという安心感とタオへの愛が、こう~混ざって混ざって…アドレナリンがパーッと一変に出た感じだった」

つまり、I was extremely excited about Tao's love and sexual excitement.
タオの愛で性的に凄まじい興奮状態だった。と苦しまぎれに言った。

「ゴメンな。もう少し考えるべきだった。次回はロマンティックにお前を誘うことにする」「それからファファフィネ宣言したから今晩からお前と一緒の部屋だぞ」「ほんと?」「ほんとうだ。宣言する前は一緒の部屋とかは禁止なんだよ」「もうオレ達は、結婚したものと同様だから回りもそのつもりでいる。少しママがウルサイけどな。イヤなことじゃなくてオレとうまくヤレとか、何か欲しいものはないかとか。」あはは無邪気に笑うタオ
「友達みたいな姑とだ思ってればいいんじゃね。モエは、カワイイ妹でいいと思う。パパは普段は大人しいから女が強いせいもあるし、何でも願いは聞いてくれるから心配事があったらパパに話したらいい」「わかった」

「お前は、もう家族の一員だからな。オレの恋人じゃなく夫夫だ!Adaエイダ TONYとなる。」タオは手を延ばしてガウンをボクの肩にかけベットから下りてカウチに座わらせ水を渡してくれた。


ボクの肩を抱きながら遠くの海に目をやり、静かに話しはじめた。
星に目を向け、「空を見てみろ。あの星たちは過去の姿だ。もう宇宙には存在しない星もあるかもしれない。
星が瞬いて、数万年、遥か昔に光った星の光を今、オレ達は見ている。

気の遠くなる数ぐらい惑星や星がある宇宙で、この地球の日本で、シアトル、タヒチでオレたちが出会ったことは奇跡だと思わないか。砂漠が数億個以上ある中の1粒の砂がオレ達だ。そう思うといかに奇跡的な出会いなのかわかる。そして、オレたちは愛し合っている」

 そして、「お前は、オレを救ってくれた。何度も何度もオーディションに落ち打ちのめされ、諦めてタヒチに戻ろうと思っていた。

トムがお前を紹介してくれた時、どうせ遊び感覚でお前とはいるんだと勝手に思っていた。オレもワンナイトのような気持ちで最初は、思っていたけど、日本でのお前のおかれた環境や親からの期待に戦っていることを知った。



そして、お前は何度も何度も挫折したオレを励まし勇気を与えてくれた。
口先だけの励ましじゃないってオレを気づかせてくれたんだ。誕生日に真珠のネックレスを渡した時、お前しかいないと強く思った。お前を思うと笑っている自分がいたんだ。お前は、こんな事を言ってくれた覚えてるか。
 
People need hardship. Even if you lose, you will grow from there.
Today I can reach the branches that I couldn't reach until yesterday!

 
人には困難が必要。負けてもそこから人は、成長してゆく
昨日まで届かなかった枝には今日は届く!


 と言ったお前のあの言葉が忘れられない。
お前の言葉で、オレは救われて、またミュージカルを目指そうと思った。
「ありがとなトニー」「タオ…」世界中で公演して、とびっきりのいい席でお前に観せてやりたい。オレは夢を諦めない!そう決めた」そういうとボクを抱き寄せキスをする。
 
「マオヒの神々は、そのためにオレ達を引き合わせたんだな」
明日、あ。今日かぁ。街をお前に案内する。オレの好きな所とか秘密の場所とかな」ボクは、タオに抱かれ柔らかい風が吹き、もう直ぐ明ける赤い地平線を見ていた。