タヒチの星の下9話 BL
Taoの誕生日に100万回のキス
昨日からタオの今日の誕生日の準備を開始してる。ボクの部屋はそんなに広くはないけど殆どがガレージセールで手にいれたもので特に机とソファーはお気に入り。机は1970年代のビンテージで何ともいえない存在感がある。リビングの隣はベットルームがあってボクには柔らかすぎるマットで腰を痛めてしまいそうだ。

そして外が見える大きな窓がある。窓辺に腰かけてタオの姿が見えるのを待っているのです。タオからのメールで20時には到着しそうだときて、みんなには連絡済だった。タオと会うのは勿論、嬉しいけど料理を作りながら待つというのは、何か特別感がある。
コンソールテーブルには2人で笑った顔の写真、シルエットのキスしてる写真、6月の誕生日の花、薔薇を花瓶に生けて、キャンドルの中央には火が揺れて一層華やかになった。焼いたケーキのデコレーションは、できて冷蔵庫、他に手巻き寿司、焼き鳥、チーズやデップ大好きな唐揚げ、アボガトのタルタル、キッシュ、ローストビーフ、タラドゴンを効かせたエビなど10種類。コーナーにテーブルを置きセルフでとるようにペーパーソーサー、フォーク、割り箸、アルコール類、グラスも置いた。ボクは肩にダスターをかけ音楽に合わせクルクル回りながらキッチンとリビングを往復しながら一人でワルツを踊っている。19時を過ぎて、軽いノックがしてマーガレットだと気づいた。ドアを開けキスとハグをして、アニーも来た「マーガレット、アニーよく来てくれたありがとう」

見えないドレスを持ってプリンセスカーテシー(膝を曲げてするおじぎ)をしたので、手にキスをしてアニーに目で挨拶して、そのままマーガレットとワルツを踊るハーハーッと息を切らせ始めたのでアニーがマーガレットのコートを脱いであげていた。「トニー。ステキなダンスありがとう!」「まだタオは来てないけど2人とも楽しんで!」とボクは言って、アニーは、ワインを注ぎマーガレットとボクに渡し、三人で乾杯しました。「勝手に冷蔵庫開けるぞトニー」ワインやシャンパンを冷蔵庫に入れたみたいだ。「これ全部トニーが作ったの?」「ああそうだよ」「いい匂い。よだれが出るよ」アニーがいう。タオとボクの写真をまじまじと見ながら「彼かぁ~前に言ってた。俺も分かる気がする。女の子が惚れるわけだ!」「でしょう」マーガレットがいう。
「何か手伝うことあれば、手伝うよ」「じゃクラッカーとスプーン出してもらっていい?そこの棚にある」「俺キッチンの洗い物するよ」「ありがとう助かるアニー」「OKおやすい御用」ドンドンドンあの早いノックはトムだ!「マーガレット、トムみたいだからドア開けて開けて」「OK~」向こうの方でトムとマーガレット、アニーの挨拶が聞こえた。ボクはベットルームでTシャツに着替えて出ると「Oh!マイtony元気だったか」と大きな体でハグをしてくれた。隣には、見慣れない女性がいて「トニー俺のガールフレンドでジュディス。かわいいだろ~」「やあジュディス。よく来てくれたね。ありがとう!」と挨拶をして「楽しんでいってね」と声をかけた。「トム。レディーに飲み物をとってきてあげなさいよ」と催促されパンチを渡した。「まだタオは着てないけど、すぐシャワーに入るって思うけど少し待ってあげてね」「じゃタオが来るまで4人で楽しもう!ジュディス、マーガレット、トニー、アニー俺たちの悪友に乾杯!」トムが音頭をかけた。
「飲み物、ここに置くぞ!トニー」いったい何本ビール持って来たんだともうほど沢山あった。「ありがとう」マーガレットとトムはジュディスにタオの写真を見せながら向こうで何か話している。アニーはボクの横でその後の進展などを聞きボクは、下着をマーガレットと買いに行って、身体中から湯気が上がったこと、そして頭からも湯気が出ていたのが相当受けてアニー
はツボにハマり呼吸ができないくらい涙を出して笑っていた。「コメディアンみたいで、あ。あ可笑しい!」「ああそれ?そうなのよ。あたしも笑い過ぎていつも思い出し笑いよ。マンガだよね」スマホの写真を検索して今度はみんなに見せているのを見て、全員で大爆笑している。「待て!よく見ると後ろの人振り返って見てるんじゃない?」「これ、まるでターミネーターの裸じゃないけど登場シーンだ!」マーガレットの言葉を遮るようにトムが言った。また大爆笑!「ヤメテくれー!本当に緊張して恥ずかしくて滝のような汗だったんだよ」「それにマーガレットは大きな声でヒップをとかもっと際どいものをとか言うし、鏡の前に連れて行かれて、ボクに当てていいねーとかもっとHな物探そうとかいうんだ。楽しかったけどいい経験だったよ」と笑いながら伝えた。
20時を少し過ぎたころノックが聞え、タオだと直感してドアを開ける。
「トニー。遅くなったゴメン」真っ先にボクにキスをして、やあ。みんな今日はありがとう!と挨拶をしてマーガレットとの長いハグとキス。トムとのハグ、それぞれボーイフレンド、アニーやガールフレンド、ジュディスを紹介した。「油臭いからシャワー借りるぞトニー」「ああ。ベットルームに着替え置いてあるから着替えてね。タオ」「助かるありがとう」「トニー?タオって俺どこかで見たような気がするんだよな。」「それはポスターじゃね?バスの広告とかモデルになってるしな」トムが説明してくれた。「あ。それだ!新聞広告だったような気がする」
窓際でトムはジュディスの腰に手を回し、キスを繰り返していて、仲が良さそうでほっとボクはしていた。「ねぇタオ顔つきが少し変わったような気がするんだけど疲れてるのかしらね・・・」「深夜まで仕事してればそうなるよ」とアニーが言って「タヒチに行くためにしてりゃそうなるよな」
「明日は、今夜を考え、午後からに仕事だとか言ってたよ」
「がんばるね。タオ・・・」「アニーあなたも見習なさい」
「はいマイ プリンセス」
そんな会話をしていると濡れた髪をかき分け盛り上った胸の筋肉を拭きながらバスローブの代わりの丈の短い浴衣を羽織って
ベットルームに入っていった。
Wow ・・・What? he is devastatingly handsome! ワーオ え?彼は・・俺ですら心が壊れるほどのハンサムだ!とアニーが言った「oh boy!!ダメよ!トニーのものよ!とすかさずマーガレットが言った。
手慣れた手つきでマーガレットは、マティーニを作っていた「トニー、アニーあなたも飲む?」「ああ、ありがとう。オーリーブ2つは入れてね」アニーの声「ボクはまだやることあるからあとでありがとうマーガレット」ボクがいうと着替えたタオがでてきた。「タオは?何飲む?」「ゆっくり飲むから最初はパンチがいいな」「OK~パンチね」

マーガレットが今度は、「みんなグラス持ってるね?今日はタオが生まれて23歳になってこうしてトニーもトムもアニー、ジュディス、あたし。もタオのお祝いをしてあげることができて嬉しいわ。特にトニーは、もうすぐタヒチのタオの家族との対面で緊張してると思うけど、みんなタオとトニーがステキな思い出が作れる旅になるように心から祈ってるよ」
「みんな愛してるわ~。タオおめでとう!乾杯!」みんなで拍手した。
タオはボクの肩に腕をまわし、髪にキス「トニーありがとう!嬉しいよ」頬にもした。
「みんなドンドン食べて飲んでね」ボクは勧めた。ボクたちは歓談しながら食べて酒を飲んだ。楽しかった。ふざけた写真もたくさん撮った。
2時間が過ぎ、ボクの焼いたケーキを出し、ロウソクを10本さして、真ん中にもってきた。灯りを消し、キャンドルのみの薄暗い中、「願い事はなんだろうね」マーガレットの声「3つの願い事最後は、言っちゃダメよ」タオが「みんなが幸せになりますように。ずっとみんなで仲良くしてられるように。最後は・・・」一拭きで火は消えた。
「おめでとうタオ!」「ありがとうみんな!」拍手しているとタオが「ありがとうトニー愛してるよ」キスしてくれた。
「それからポケットから指輪を出し、トニーこれはオレからだ!」膝をついてイニシャルをいれてある。左の薬指に指輪をしてくれた。もう1つをボクに渡しタオの左薬指につけた」
ワーオ・・・またみんな拍手してくれた。隠しておいた箱をとりだし、
タオに渡した。「これはボクから誕生日プレゼント」「開けていい?」
「もちろん!」なんだろーと口々にみんなが言って、時計を見ると
「ステキ~!」「水にも強いしいいかなって」
「オレこういうのが欲しかったんだ。ありがとうトニー」時計をつけてあげながら何度もキスされた。マーガレットはアニーの腕に顔を付け、ジュディースはトムにバックハグされていた。ボクは肩を抱かれ時々髪にキスするタオがいた。
ここでも、いろんな話で盛り上がって、ジュディスのおばあさんの話しが面白かった。誕生日のケーキのロウソクを消した時に入れ歯も一緒に飛んだとか大笑いだった。
タオは疲れもあったのかずっと笑い続け酔っていた。初めてみる姿だったかもしれません。トムの提案で、カップルでチークダンスをすることになり、スローな曲が流れタオがボクの手をとりダンスした。「ありがとなトニー。オレは幸せだ。この先ずっとお前の傍にいさせてくれ」タオの首に腕を回し目を閉じながらダンスすると酔ってグルグルしたけど幸せでした。

何日も何日も会えなかった時間を取り戻すようにキスした。
タオの体温が静かに伝わって、落ち着く・・・
みんなも愛を確かめるようにキスしていた。
もう何も望むことはない。これ以上。高い天井に外から車のヘッドライトが

絶え間なく跳ね返ってボクらを映していた。
