生成AIパスポート試験とは?あなたのAIスキルを証明し、キャリアアップを目指そう♪|概要|メリット|勉強方法|難易度|感想|テキスト
中小企業診断士のすずかです。
2024年第2回の「生成AIパスポート」試験に無事合格しました。今回は、生成AIパスポート試験について詳しくご紹介します。
近年、AI技術が急速に進化し、生成AIは身の回りやビジネスで幅広く活用されています。この技術は様々な分野で大きな変革を引き起こし、私たちの社会全体に大きな影響を与えています。
生成AIを正しく理解し活用する力は、今や現代人の必須スキルとなりつつあります。
「生成AIパスポート」は、AIと生成AIの基本的な機能から社会的影響、法的制約、実際の使用方法までをカバーし、この重要なスキルを証明するための試験です。
この試験を活用することで、「生成AI」を理解し活用するための第一歩を踏み出すことができます。
ところで、皆さんは「生成AIって何ですか」と聞かれたとき、答えることができますか?

こうなってしまう方は、是非最後までこの記事をご覧ください。
あなたの部下や子供に、このような質問をされる日はすぐそこに迫っています。というか、もう来ています。
例えば、先日私は息子と二人で「ベイブレードX」という小学生向けのアニメを見ていたとき、「ディープフェイク」というAI技術が出てきました。
小学生の息子は、「パパ~、ディープフェイクって何?」と案の定聞いてきました。私は「ディープフェイクっていうのは、AIっていう技術を利用して、誰かの顔や声を真似した映像や声を作り出すことだよ」キッチリ説明し、親の偉大さを見せつけてやりました。
しかし、この資格を勉強していなかったら、テキトーに誤魔化してやり過ごしていたかもしれません。
さて、ここからが本編です。
ひ~うぃごー。
■生成AIパスポート試験とは?
・試験の概要
生成AIパスポート試験は、2023年から始まった新しい認定試験で、生成AIについての基礎知識や簡易的な活用スキルの習得を可視化する認定試験です。
AIの基本概念から、AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。まさに、生成AIを使うための「パスポート」といえる試験です。
ちなみに、ChatGPT-3.5が登場して話題になったのが、2022年11月で、ChatGPT-4が登場したのが2023年3月ですので、すごく旬な試験です。
私はChatGPT-4から生成AIを本格的に使い始め、もう少し基礎から理解したいなと思い、この試験を受験をしました。
・受験者数と合格率
受験者の絶対数は少ないですが、増加率はうなぎ登りです。合格率は75%前後と高く、落とすための試験ではありませんので、安心して受験できます。

・資格取得のメリット
私はChatGPTを1年程使い始めてからこの資格を知り、勉強を始めました。勉強して良かったことは以下の点です。
・AIの基礎知識が身に付く
社会人として必要なAIの基礎知識が得られます。
・AIについて人に説明できる
AIについて自分が教える立場で説明するスキルが向上しました。
・生成AIの理解
ChatGPTなどの生成AIを利用したアプリやソフトへの理解が深まりました。
・ITベンダーとの対等なコミュニケーション
AI関連の知識を持ってITベンダーと話すことができるようになりました。例えば、「ファインチューニング?ナニソレ?とりあえず知ったかぶり!」状態がなくなります。
・プロンプトエンジニアリングの基礎の理解
生成AIに対する命令文(プロンプトエンジニアリング)の基礎が理解できます。
社会人として「AIを正しく理解し、使いこなせる」というのは、既に必須条件になりつつありますので、勉強して損はないでしょう。
・G検定との相違点
AIに関する基本的な知識を学ぶための資格にG検定がありますが、生成AIパスポート検定とは目的や対象となる受験者が異なります。ちなみに、私は同時期にG検定も勉強し、2024#4のG検定に合格しています。
両資格の対象者と試験内容、資格取得の効果をまとめてみました。
【生成AIパスポート】
・対象者
AI初学者、生成AI(例えばChatGPTなど)を日常生活や仕事に使いたい人
・試験内容
生成AIを日常的に使いこなすための基本的な知識や、生成AIを利用するときのコンプライアンス
・効果
普段の生活で生成AIを活用するため基礎知識が身に付く
【G検定】
・対象者
AI全般、特にディープラーニングの基礎知識を身につけたい人
・試験内容
AIの仕組み、技術的手法、ビジネスでの応用方法に加え、AIの社会的影響や倫理
・効果
生成AI、特にディープラーニングをビジネスで応用するための基礎知識が身に付く
■生成AIパスポート試験の勉強方法
・勉強方法と勉強時間
勉強方法としては、テキスト(147ページ)を読み込むだけです。私の場合、勉強時間は10時間程度です。
・合格ラインと難易度
合格ラインは公表されていませんが、試験範囲の各項目について簡単に(100字程度で)説明できるレベルの理解が必要です。
以下の項目を簡単に説明できるレベルになれば、合格は間違いないでしょう。
・AIの定義や機械学習
・生成AIのキーワード(ディープラーニング、GAN、Transformerなど)
・AIの種類や歴史
・ChatGPTの歴史と機能の概要
・AIに関連するセキュリティ、プライバシー、知的財産権、ガイドライン
・プロンプトエンジニアリングの基礎と実践方法
・試験出題範囲
以下のリストは、生成AIパスポート試験の全体像を簡潔にまとめたものです。詳細は公式テキストの学習項目に沿って学ぶ必要があります。
第1章 AI(人工知能)
- **AIの定義**
- AIとは何か
- AIとロボットの違い
- AIの研究
- **AIに知能をもたらす仕組み**
- ルールベース
- 機械学習
- ニューラルネットワークとディープラーニング
- **AIの種類**
- 弱いAI(ANI)と強いAI(AGI)
- **AIの歴史**
- 第一次AIブーム
- 第二次AIブーム
- 第三次AIブーム
- シンギュラリティ
第2章 生成AI(ジェネレーティブAI)
- **生成AIの概要**
- 生成モデルの誕生と種類
- 自己回帰モデルとディープラーニング
- GAN、VAE、RNN、LSTM、Transformerモデル
- **ChatGPTの仕組みと歴史**
- GPT-1からGPT-4までの進化
第3章 現在の生成AIの動向
- **生成AIの活用範囲**
- テキスト生成AI
- 画像生成AI
- 音楽生成AI
- 音声生成AI
- 動画生成AI
- **ディープフェイク技術**
第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則
- **インターネットリテラシー**
- セキュリティとプライバシー
- フィッシング詐欺、マルウェアなど
- **個人情報保護**
- 個人情報保護法とその適用
- 知的財産権と生成AI
- **AI社会の基本理念と原則**
- AI社会の基本理念
- AI社会原則
- AI利活用原則
第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例
- **大規模言語モデル(LLM)**
- 言語モデル(LM)
- プロンプトエンジニアリングの基礎
- Few-Shot、Zero-Shotプロンプティング
- **プロンプティングの実践**
- 文章の校正、整理、要約
- ビジネス応用(メール作成、アンケート作成、翻訳など)
・サンプル問題
試験では、以下のような問題が出題されます。


■生成AIパスポート試験の受験方法と費用
・受験方法
試験はIBT方式(Internet Based Testing)で、インターネット環境とPCがあればどこでも受験可能です。
・試験の費用
運営:一般社団法人生成AI活用普及協会
費用:11,000円(税込み)
形式:択一式/多肢選択式(60問、試験時間60分)
学生の場合、受験料は5,500円(税込)です。
・他のAI系試験との費用比較
他の資格との内容を考慮すると、少しお高いでしょうか。

■生成AIパスポート試験の受験後
・実際に受験した感想
試験はゆっくり解いても40分で終了しましたので、時間が足りなくなる心配はないと思います。
ひっかけのような意地悪な問題はありませんでしたので、テキストの内容の基本的な部分が理解した上で素直に回答すれば、問題なく合格できるでしょう。
・試験終了後の画面
試験が終了すると以下のような画面が表示されます。

・結果発表と合格証の発行
合否は、試験終了後1〜2ヶ月以内に、GUGA無料会員登録時のメールアドレスに届きます。また、会員マイページでも確認できます。
総合得点率や設問別の正解・不正解は開示されません。合格証書は資格取得後、会員マイページから順次発行されます。
■生成AIパスポート試験の申し込み
ここまでお読みいただき、生成AIパスポートにご興味を持たれた方は、以下のサイトをご参照ください。
・試験概要や申し込み方法
・生成AIパスポート公式テキスト 第3版
個人的には公式テキストを読み込めば、勉強量として十分と思います。
【2024/10/11追記】
2025年2月開催の試験からシラバスが改訂されます。これに伴い、2024年10月1日(火)より、新シラバスに対応した「生成AIパスポート公式テキスト 第3版」の販売が開始されています。
・生成AIパスポートテキスト&問題集
問題集が付いているものもあります。
【2024/10/11追記】
こちらは、2024年2月に発売されたものです。新シラバスには対応していないと思われます。
■最後に
生成AIパスポートは、初めて生成AIに触れるときに必要な情報がコンパクトにまとまっており、AIの基本的な理解から、その歴史、法的なリスク、倫理点の課題、活用方法まで網羅的に学べるのが非常に良いところで、初学者にはうってつけの試験と言えます。
生成AIに関してはネットにも色んな情報がありますが、信憑性に欠けるサイトもありますし、技術面の記載が多く初学者では解読不能なサイトも多くあります。また、SNSなどではその便利さばかりがとりあげられ、利用時のリスクには触れられていないこともあります。
ですので、資格は取らないまでもテキストを買って、読み物として読むだけということも、個人的にはありだと思います。
何事も基本は大事です。生成AIを使ったことがある人もこれから使う人も、生成AIの基本を理解し効率的かつ安全に活用していきましょう。
以上で~す
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