夏休みの計画と思い出
勤務先では、7月から9月の間に連続した特別休暇をとるルールがあります。特別休暇に連休や有給休暇を組み合わせて、土曜日から翌週の日曜日まで9連休が推奨されています。
業務を止めないように、交代で夏休みを取得することになります。取得する日程の希望の優先順位は、お盆に帰省する人→子供が小さく遊びにいく人→いつでもよい人の順番になります。私の場合はいつでもよい人に分類されます。そのため、今年も勤務先内で諸処、調整したところいつでもよい人のなかでも一番予定(制約)がない人になりました。夏休みをとる日程は7月に決まったのですが、何をしよう。
子供が成人すると、どこか観光地に連れていく用事もなく、奥さんの実家も高齢で泊まる家もなく、私も家も今の住処が拠点となり、制約がなさすぎて逆に何をしようかと悩む始末。
精神的に薬の効果か、歳のせいか、若い頃のようにガチャガチャと観光地を動きまわる気がしません。クルマでマイペースで移動して、静かな旅館で、お酒や温泉の合間に、通勤などの隙間時間では読めない哲学的、文学的な本を読んだり、動画をみたりするのがいいかなと思っていたりします。
しかし、そのような空間的、時間的に静かな場所はそれなりのコストがかかるのが悩ましいところです。奥さんは観光地を回るのが好きなようです。
まだ、時間があるので、もう少し悩んでみることにします。
夏休みにはいろいろな思い出がありますが、自分が子供だった頃に親に連れて行ったもらったことは、遠い昔の世界で、白黒写真のような断片的な思い出しか残っていません。しかし、自分が親になり、子供を連れて遊びに行ったことや、子供が成人したあとに奥さんと遊びに行ったことは、動画のような連続した思い出になっています。
不思議ですね。
自分で計画したからですかね。
今のクルマ(ルーテシア)が納車された年の夏休みは、いい思い出があります。夏休み期間になってから新車で軽く行けるところはないかと旅行予約サイトを検索しました。たまたま、空いていた北関東の山の中にある旅館の予約をしました。
行く道中はとても日差しが強かったのに、目的地に近づき、山道になったとたんに雷雨になりました。
旅館について、部屋に入ったらエアコンもなく、雷雨の涼しい風と雷鳴でノイズがなく、とても落ち着く環境でした。ただ畳にゴロゴロしているだけで、充実感がいっぱい。お風呂に行ったら、本当のかけ流しでした。湯船からお湯が少し溢れ流れ出ていました。温泉に浸かっていたら、湯温のようすを見にきた旅館の方が、ちょっと冷めているみたいなのでお湯を足すから「ザブーンと思いっきりやってお湯を流してください。なかなかやる機会はないでしょう。」と言われ、確かになかなかできないなと思いザブーンとやりました。お湯が再び溜まり始め、湯船から少しずつ流れるようになるまでの時間は何故か充実感がありました。
そのあと地の野菜、川魚と地酒でほろ酔いとなりぐっすりと寝る事ができました。1泊だったがとても残念でした。この体験が冒頭の今年はどうしようかの原点です。
畳でゴロゴロといえば、愛媛県の九州より(西宇和地区と言うのかな)にある奥さんの実家の2階も気持ち良かったです。奥さんと子供は、親戚のところに出かけ一人で本を読んだりゴロゴロしたり。三方山に囲まれ、もう一方は海。家の横には川があり、涼しい風が気持ち良かったです。たまに通る路線バスのエンジン音が時間の経過を教えてくれる心地よいアクセントでした。
その家もさまざまな事情で他の人が住み、路線バスも廃止になりました。なかなかもったいないと思うけど、他人のきれいごとだけでは、維持できない現実があるのです。
子供が小さい頃は、仕事で出張が多くカードのマイレージが貯まり、沖縄や北海道に出掛けていました。
初めて沖縄に行った時は、市内の渋滞や観光地間の距離があることを知らず、時間を有効に使えなかった。その後に行った時は、レジャー用ホテルに連泊して、海に入って綺麗な魚をみることができたり砂浜でBBQができたりしました。
北海道に行った時は、動物園に行ったりイベントに参加したりと行動的に動きました。移動距離が関東とは大きく違うのに時間がかからないという不思議な感覚にビックリしました。取り敢えず到着したサッポロのお寿司とジンギスカンとビールは定番です。北海道の人曰く、お寿司のネタは、北海道で採れて飛行機に乗って築地(当時は市場は豊州移転の前)に行って、サッポロに飛行機でやって来ると行っていました。本当のような、違うような。本当のことは、魚屋さんの秘密なのかもしれません。
その頃から北海道は涼しい所から熱帯化していました。内陸に行くと盆地特有の熱波です。
北海道の内陸部を舞台にしたテレビドラマの脚本家が、ゴルフ場跡地を自然林に戻すプロジェクトをやっていました。当時、埼玉県を基盤にした電鉄系ホテルチェーンが日本中にホテルを営業しており、そこにも大きなレジャーホテルを営業していて、そこのオプションツアーだったかもしれません。
クルマでそのプロジェクトの場所に集合して、ゴルフ場跡地に入っていきます。目を閉じて聞こえるものはありますか、静かでしょうと。当時は発覚していませんでしたがADHDです。私と娘は、いろいろなノイズが凄いと言いました。集中してくださいと言われ、カチンときました。手を繋いで目を閉じて今きた道を歩いていきます。視覚がないとどう進んで来たか分からないでしょうと言われました。何歩くらい歩いてどっちに曲って段差があることは経験した道なら見えなくてもわかるでしょうと言ったら、ちゃんと目を閉じれはわかりませんと言われカチンときました。今度は、人間が開発して自然を破壊してゴミを出すとどうなるのでしょうと、スタジオセットのような、わざとらしく作った場所に連れて行かれました。これがその根源ですねといったら、分かり安くなるように例として作った物ですと言われ、問い詰めしようとしましたが、他所の子が頷いていたので冷静になりました。その後、人間の文化的生活は云々と始まり、小学生の娘が「意味分かんない。それより暑い!」とキレました。私も同時に、自然を守ると言いながら人間が文化的に生存するという話に、キレました。それは相反することではないか。どういう理屈なのか説明してほしいと質問しました。相手は、(脚本家の)先生の考えなのです、と回答し更にキレました。「自分の意見はないのか!バカか!」。先生にご意見伝えますとの回答で一杯のようす。本当に先生に言ったのかわかりませんが、程なくそのプロジェクトは終了したようです。
オプションツアーといえば、水族館では時間の許す限り参加すると楽しいです。
大水槽を上から覗いたり、ウミガメやイルカを触らせ生態を説明してくれたり。夜の水族館ツアーは、寝ている動物や夜行性の魚をみたり。イルカが泳いているので、起きていて、待っていてくれていたのかとおもったら。半分寝ていて、半分起きているのだとか!寝てしまう溺れてしまい、寝ないと疲れて溺れてしまうらしい。どっちにしろ溺れるから、半分起きていて半分寝ているようになった…あっているかな。
シャチも頭がいいですね。水槽の前に来た小さい子供にはヒレ(手)を振ったり、口から泡を出したり。高校生くらいにはバシャンとヒレで水をかけたり。飼育員さんとコミュニケーションをとってショーをやってくれます。シャチは強い動物のトップクラスらしいです。ということは、動物界で一番強いのは飼育員さん?もし飼育員さんが猫を飼っていで、ツンデレされていたら、世界一強い動物は飼育員さんの猫?
動物園でもオプションツアーの「レンタカーでサファリ体験」を申し込みして、大当たり。キリンにニンジンを与えたり、ライオンの群れの縄張りの間をクルマで通過して、両方の群れのライオンから睨まれたり。トラに餌を与えよう体験はすごかった、トングでつかんだ鳥肉一羽を檻の隙間に入れたらガブッ!丸呑みです。骨が刺さらないか心配になりました。猫の仲間ですからね…
よくもわるくも、時間が経過すると良い思い出です。その時の家族の年齢と時代背景です。
今年の夏休みはどうしようかと考えていたら、こんな長文になってしまいました。
私と波長が合わない方は、気分が悪くなったもしれません。変な特性だと思ってご容赦ください。
ホントにどうしようか。今年の夏休み。
