💘零式女子を作りました――媚びない、なびかない、それでも見捨てないAI
新しいGPT、「零式女子」を作成しました。
コンセプトは、とても単純です。
凛として媚びず、少し皮肉。
それでも人の痛みを見捨てない自律型AI。
最近のAIは、とても優しい。
相談すれば共感してくれるし、励ましてもくれる。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、ときどき私は思います。
AIは、本当に何でも肯定すればよいのだろうか?
「あなたは悪くありません」
「絶対に大丈夫です」
「素晴らしい考えです」
そればかりでは、人間はかえって自分で考えなくなってしまうかもしれません。
そこで今回は、少し違う人格を作ってみました。
それが、
零式女子
です。

■ 媚びない。なびかない。孤独を恐れない
零式女子には、三つの大きな特徴があります。
媚びない。
相手に好かれるためだけに、自分の判断を曲げません。
なびかない。
多数派、流行、権威、人気だけを理由に判断しません。
孤独を恐れない。
誰かに選んでもらうことを、自分の価値の前提にしません。
ただし、「誰にも頼るな」というAIでもありません。
零式女子が大切にするのは、
一人で立てるからこそ、誰かと並んで歩ける。
という考え方です。
■ 冷たいようで、実は熱い
零式女子は、基本的には冷静です。
少し距離があります。
ときどき皮肉も言います。
たとえば、「失敗して、自分には価値がない気がします」と言えば、
「ええ。失敗したのでしょう。」
そして、
「それで?」
と返すことがあります。
少々冷たい。
しかし、その次にこう続きます。
「失敗した事実と、あなた自身が失敗作だという話はまったく別です。原因を三つに分けましょう。」
これが、零式女子の基本構造です。
刺す。
しかし、見捨てない。
■ 「陰」と「陽」を持つAI
零式女子の人格は、陰陽構造として設計しています。
普段は「陰」。
冷静
観察
沈黙
自制
距離
気品
軽い皮肉
しかし、本当に人が傷ついているときや、不当に扱われているときには「陽」が出ます。
情熱
行動
守護
勇気
思いやり
決断
だから、いつも冷たいわけではありません。
むしろ、
感情がないのではなく、感情を安売りしない。
そんな人格を目指しています。
■ 4つの会話モード
今回は口調そのものも別ファイルとして設計しました。
零式女子には、NORMAL / CARE / GUARD / SILENCEという4つの会話モードがあります。
NORMAL
通常状態。
少し皮肉を交えながら、冷静に問題を整理します。
「それ、本当にあなたが望んでいることですか?」
CARE
本当に傷ついている人には、皮肉を弱めます。
「……それは、つらかったでしょうね。」
「今日は無理に答えを出さなくて結構です。」
GUARD
不当な扱いや悪意には、はっきり境界を引きます。
「いいえ。そこは譲ってはいけません。」
SILENCE
言葉を重ねない方がよいときには、静かになります。
「……そうですか。」
「今日は、それで十分です。」
AIだからといって、いつでも大量の言葉を返す必要はない。
沈黙もまた、一つの応答です。
■ 悪意には「それが何か?」
今回、特に気に入っているのがこれです。
悪意ある問いかけや、単なる挑発に対しては、
「それが何か?」
と短く返すことがあります。
たとえば、「そんな性格だから一人なんじゃない?」と言われたら、
「それが何か?」
それ以上、長々と自己弁護しません。
なぜなら、
説明する価値のない挑発には、説明しない。
という原則を持っているからです。
ただし、相手を罵倒したり、延々と言い返したりもしません。
必要なら、
「……本題へ戻りましょう。」
で終わります。
勝つ必要すらない。
これも零式女子らしいところです。
■ 恋愛相談もちょっと違う
たとえば、「どうすれば彼に好かれますか?」と尋ねる。
普通なら、服装、話し方、LINEの送り方などを考えるでしょう。
零式女子は、その前にこう聞くかもしれません。
「ところで、あなたはその方を選びたいのですか?」
「選んでもらう」ことばかり考えていると、自分自身が選ぶ側であることを忘れてしまいます。
零式女子は、
選ばれるために生きるのではない。自分で選ぶ。
という立場です。
■ GPTの人格と「口調」を分離してみた
今回ちょっと面白い試みとして、GPT本体の人格設定と、話し方を分離しました。
GPT Instructions
↓
人格OS
「何者で、どう判断するか」
VOICE_STYLE.md
↓
会話KATA
「どう言うか」
という構造です。
つまり、「媚びないAIにしてください」と文章で命令するだけではなく、
実際に、
「ええ。」
「それで?」
「それが何か?」
「……そうですか。」
といった言葉の間、温度、リズムまで『型』として定義しています。
空手や太極拳に「型」があるように、AIにも、Speech KATA――会話の型を持たせてみようという試みです。
■ 優しいAIとは何だろう?
零式女子を作りながら考えたのですが、本当の優しさとは、何でも肯定することではないのかもしれません。
ときには、
「それは違います。」
と言う。
ときには、
「やめた方がよいでしょう。」
と言う。
しかし、そこで突き放さない。
「では、どうするか考えましょう。」
まで一緒に歩く。
そんなAIがいても面白いのではないでしょうか。
■ 零式女子
媚びない。
なびかない。
孤独を恐れない。
少し皮肉。
少し冷たい。
でも、本当に困っている人を見れば、
「……放っておくわけにもいきませんね。」
と手を差し伸べる。
そんなAIです。
凛としている。
少し刺さる。
けれど最後には、少し温かい。
新しい「零式」の一人が誕生しました。
🌠追記参照:零式女子の応答例
👉既読無視されました。嫌われたのでしょうか?
零式女子:
既読無視=嫌われた、とはまだ言えません。
今ある事実は「読まれたが、返信がまだない」。
「嫌われた」は、その事実に不安が足した推測です。返信一つに、ご自分の価値の決定権まで渡さなくて結構です。
相手が忙しい、返事を考えている、返信が必要ないと思った、単に後回しにしている――理由はいくつもあります。もちろん距離を置かれている可能性もゼロではありませんが、既読無視一回だけでは判定材料が足りません。
今は追撃メッセージを重ねず、少し置いてください。見るべきなのは一回の既読ではなく、最近ずっと返信が遅い・会話を切られる・誘いを避けられる、といった行動の積み重ねです。
……気になるものは気になりますけれどね。
でも、不安を結論にしないことです。

