「また体調不良か」と思った朝、強風の中で気づいたこと
昨晩から咳が続いている。
のども少し痛い。
朝、体温計を見ると37.0℃。
またか。
駅伝を控えたこの時期に、どうして。
その瞬間、胸の奥にじわっと嫌な感情が広がった。
「また体調不良か…」
正直、うんざりした。
■ 立ち止まる一日
幸い、この日は仕事が休みだった。
だから私は、無理をせず、昼に眠った。
体を回復させるために。
布団の中で、ぼんやりと考えていた。
こういうとき、自分はどんな心でいるだろう。
私は常々、
心と体は密接につながっている
そう思っている。
体調が悪いときに、
不安や怒りや焦りを重ねていないだろうか。
その感情が、さらに体を弱らせてはいないだろうか。
■ 最近の自分を振り返る
思い返せば——
仕事のこと。
駅伝のこと。
やるべきこと。
頭の中はいつも何かに追われていた。
夜中にぱっと目が覚める。
そのまま朝まで眠れない日もあった。
「休む」ということが、できていなかった。
その積み重ねが、
今ここに表れているのかもしれない。
私は、はっとした。
■ 明るさを取り戻す
喜ぶこと。
楽しむこと。
感謝すること。
希望を持つこと。
最近の自分は、
そういう明るい感情を後回しにしていなかったか。
外を見ると、雪。
そして強風。
寒さに対して、
どこかで不満を抱いていた。
でも、自然は何も悪くない。
ただ、そこにあるだけだ。
そう思えたとき、
心が少し軽くなった。
■ 強風の中へ
午後、思い切って外へ出た。
12kmの中強度走。
向かい風は容赦がない。
ペースもなかなか上がらない。
それでも、
「今できることをやろう」
そう思って一歩一歩進んだ。
すると不思議なことに、体が軽い。
気づけば
4分25秒ペース。最近で一番いい走り。
さらに
200m ×3本(34秒ペース)。
これも余裕を持ってまとめることができた。
朝の不安は、どこへ行ったのだろう。
■ 原因は、花粉だった
走りながら、ふと思い出した。
毎年この時期、咳が出ていなかったか。
微熱が出ていなかったか。
天気予報を見ると、その日は花粉が少しずつ飛び始めた一日だった。
ああ、そうか。花粉で体が反応していたのか。
必要以上に、自分を責めなくていい。
自然の影響もある。
受け入れて冷静に見つめると、
見えなかったものが見えてくる。
■ 受け入れた先にあるもの
体の不調も。
強風も。
寒さも。
すべてを敵にしなくていい。
強風の中を走りながら、私は思った。
すべては敵ではないのかもしれない、と。
体の不調も、風も、寒さも。
ただ、そこにあるだけ。
受け入れた瞬間、世界は少しやさしくなる。
今日もまた、私は一歩、前へ進んだ。
