ダーウィン事変を観てあたしが思ったこと 第2話 ALA (ANIMAL LIBERATION ALLIANCE)
※この記事は思いっきりネタバレを含みます。
第2話 ALA (ANIMAL LIBERATION ALLIANCE)
第2話はALA(動物解放同盟)によるステーキハウスでの爆破テロから始まります。
女の子がお店に戻るところで、先が読めてしまうのですが
わかっていてもやめてーーーーー!と叫びたくなります。
とはいえ、第1話の長すぎたレビューの反省を含め、今回はレビューの的を絞ります。
このテロ行為を企てたのが、HUMANZEEを発見したALAだということがマスコミにより報道され、チャーリーは警察に目を着けられてしまいます。
学校でもそれが噂になってしまう。
そして、ALAのリヴェラたちがチャーリーを仲間にしようと企む。
学校ではチャーリーがヴィーガンということとテロリストがひとくくりにされてしまいます。
そして、ここからが、この回一番感心したところ
アメリカの今を描いているところ。
男子生徒の一人トレヴァーが言います。
少数派のマイノリティをかばいすぎた結果がこのテロ事件だと。
そして、少数派の宗教に配慮して、メリークリスマスさえ言えないと。
そして、これに対するチャーリーの一言がぐさりとささります。
僕は気づいたときにはたまたまそういう生活だった
だから君たちは僕たちに気兼ねなく、なんでも好きに食べればいい
鶏でも
牛でも
豚でも
魚でも
人間でも
なんで人間だけは殺して食べちゃダメなの?
オージーは、チャーリーが半分エテ公だから、話しにならないって言うけど
そういうことじゃないよね?
議論を放棄してるの。ディスカッションのクラスで学んでいるはずなのに。
(第6話で出てきます)
人間だけがよしとしているこの不条理を、チャーリーは人間に突きつけます。
ここがこの回の最大の主張です。
そして、興味深いのはアメリカの社会の中に左派と右派の対立っていうのがあるけど、左派のALAと右派のクリスマス被害者との間に、どちらでもないチャーリーを置いているってこと。
これさ、あたしたちの文化の中には中庸っていう概念がある。
それの象徴なんじゃないかな。
中国の陰陽もさ、陰から陽へグラデーションを描いているからどちらの性格をもつ範囲が実は広い。
中庸っていうのは、ものごとを極端に見るのではなく、状況に応じてバランスをとるってことよね。
そうすれば、戦争なんて起こらないのにね。
そして、ルーシーはチャーリーとSNSの交換をします。
そして、いい?
ルーシーとチャーリーのSNSでの会話。
これ、みんな活きた英語だから。
英会話勉強したい人、これ、必見だから。
Sup Charlie?It's Lucy
How's it going?
Hi Lucy
Did you need something?
Nope! We don't need a reason to chat!
What are you up to?
I just got home and I'm watching my mom struggle to get the car into the garage.
Sup っていうのは、What's up?のスラング
会話ではツァップっていうの。
どうしてる?ってかんじね。
これ、めちゃくちゃリアルな英会話。しかも、わりと男性が使うスラングをルーシーが使ってるとこ、キャラの描写が絶妙。
Nope! もNoのくだけた言い方よね。
What are you up to? (今なにしてる?) っていうのも良く聞く言い方よ。
I just got home and I'm watching my mom strugge to get the car into the garage.(ママが車庫入れに手こずっているのを見てる)
このユーモアを交えたチャーリーの返信が笑えるのよ。
その後ALAのリヴェラたちが出てきたり、リヴェラとルーシーが接近遭遇したりするんだけど、面白いと思ったのは
チャーリーに女の子の友達ができたと知るやいなや、質問攻めするハンナ。
そしてスマホをハンナに手渡すチャーリー。
健全です!
そしてラストはチャーリーの生物学上の母親エヴァに対面するルーシー。
この先、ルーシーは何を知ることになるのか?で第2話が終わっています。
最高の引きよね。
この回は、人間だけは殺して食べちゃダメなの?っていうチャーリーの問いかけが胸に刺さる回でした。
そして、本作品が舞台となっているアメリカのリアルを描いているところ、とりわけ、テキストでのやりとりすらもリアルだったところに、他の作品にないこだわりを感じました。
第3話に続く
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