「次世代の」ビットコイントレジャリー企業に向けて
【目次】
1,はじめに
2,ビットコイントレジャリー企業とは
3,課題(=株価の停滞)
4,「次世代の」ビットコイントレジャリー企業に向けて
5,具体的な方法の検討
6,おわりに
【1,はじめに】
こんにちは!はちのすけです!いつもお世話になっております。1Qの好決算にも関わらず、株価は苦しい局面が続いていますね。悔しい気持ちでいっぱいですが、ここが踏ん張りどころだと思います。
さて、今回は田代社長の掲げる「次世代の」ビットコイントレジャリー企業について考察していこうと思います。
【2,ビットコイントレジャリー企業とは】
まず、ビットコイントレジャリー企業についてですが、今回の本題では無いので、ここでは丸々田代社長の見解を引用しようと思います。
<ビットコイントレジャリー企業の定義>
→企業ミッションにビットコイン蓄積を据え、株主価値最大化のために保有資産をBTCへと戦略的に転換していく経営モデル
→具体的には、余剰資金をBTCに置き換え、バランスシートのBTC比率を高め、これによって企業価値を押し上げる新しい資本戦略のかたちのこと。
<ストラテジーとメタプラネットの先行事例>
StrategyとMetaPlanetの共通点は、
①市場環境を見極めた大胆なピボット
② 「BTCの保有こそが企業価値最大化への道」と明言する明快なメッセージ③株主に新しいKPI(BTC/株、mNAV)を提示し、価値観を共有 これにより、株式の希薄化すら歓迎される「BTC株主文化」を育てることに成功。
【3,ビットコイントレジャリー企業の課題】
さて、ここからはビットコイントレジャリー企業の今後の課題(=株価の停滞)について考えています。あくまで、私見ですので、大目に見てやってくださると幸いです。トレジャリー企業の株を持っている方がいたらすみません…。
上記2で提示したように、ビットコイントレジャリー企業は、株主と価値観を共有することで株価を維持し、新株をファンド等に割り当てることで資金を調達しています。しかしながら、ここ2,3か月はビットコイン価格が大きく上昇し、含み益も増えているにも関わらず株価が停滞もしくは下落してしまっています。この状況が長く続くと、やがて調達額が減少し、ビットコインの新規購入が難しくなる可能性があります。
では、なぜ株価は停滞してしているのでしょうか。その理由を自分なりにまとめてみました。株式市場において買い需要となる主な理由は、①株価上昇による評価益、②配当や優待、③経営への参画等の3つに分類されると思いますが、ビットコイントレジャリー企業の場合、①と②が曖昧になりがちです。
(①の原因:出口戦略の不透明さ)
まず株価の上昇が期待されていない理由は、トレジャリー企業の出口戦略が不透明なことです。通常の企業であれば、当期の利益を再投資し、複利の力を使って将来的にさらに利益を生むことが期待されており、これが株価に反映されています。一方で、トレジャリー企業はビットコインの評価益を利益として計上することはできますが、その利益を再投資することができていません。このため株価に利益を反映することが難しくなっています。
「小括」
・通常の企業=利益を再投資することができ、複利を用いた将来の期待が株価に反映されやすい。
・トレジャリー企業=利益の大部分が評価益のため、利益を再投資できず、株価に反映されにくい。
(②の原因:株式の希薄化と現金収入の少なさ)
まず、トレジャリー企業の配当の現状です。ストラテジーは優先株に対して年率10%の配当を計画しているようですが、調べた限りではまだ取締役会で決定された訳ではないようです。メタプラネットとリミックスポイントは未定ですが、ビットコイントレジャリーを始めて以降はずっと0です。
トレジャリー企業における配当の実施が難しい理由は、2つあります。1つ目は新株発行による株式の希薄化です。資金調達のために新株を発行すると、当然その分の配当も増えるため、より多く配当の原資が必要となります。2つ目は現金収入の少なさです。ストラテジーもメタプラネットもリミックスポイントも、ビットコイントレジャリー以外の事業が無いわけではないですが、配当を実施できるだけの収益は上げていません。
「小括」
株式を積極的に希薄化しており、現金収入が少ないため配当の実施が不可能。
下記に実際の数字を用いて計算してみましたので、参考にしてください!
その下に次の記事が続きます!(≧▽≦)





(おまけ:ビットコインとて無限に上昇する訳ではない)
まだまだ先の話ですが、これからゴールドや債券、年金基金等から資金が流入したとしても、5倍の上昇でゴールドの時価総額を越え、25倍で世界のM2を超えることになります。もちろんそこまで行ったら嬉しすぎて泣きますが、現実的にはどこかのタイミングで伸び「率」は鈍化します。そうなると、価格の上昇を狙った商品ではなく、ゴールドのようなインフレヘッジ手段としての側面の方が強くなると思います。もちろん、評価益の伸び「率」も鈍化して、M2の伸び率と連動するようになります。
例えるなら、今は池の水(M2)を全開で自分の田んぼ(BTC)に引いているような状態ですが、池の水が枯渇すれば、あとは雨水(M2の伸び)しか入って来なくなります。ゼロサムゲームとは言いませんが、価値の「創造」ではなく、他の資産からの価値の「移転」を依りどころにしている限り、ビットコインと雖もどこかで成長は止まります。
そして、そうなった時、ビットコインの保有のみを行っている企業はさらに苦境に立たされることになります。
【4,「次世代の」ビットコイントレジャリー企業に向けて】
さて、上記の課題を抑えた上で、ここからはリミックスポイントに焦点を絞ってお話しします。
まず、リミックスポイントの目指す次世代のビットコイントレジャリー企業の定義ですが、田代社長は次のように述べています。
「これまでの「ビットコイントレジャリー企業」は、ただビットコインを買って、持っているだけ。我々は、エネルギー事業を展開しており、ビットコインのエコシステム全体に積極的に関与することを目指している。具体的には、再生可能エネルギーや蓄電池分野と連携したマイニング支援、その後のビットコインの利活用までを展開していきたい。」
また、これは私個人の考えになりますが、従来のビットコイントレジャリー企業との差別化を図るうえで、次の点も加えるべきだと思います。
「株主や取引先も含め全てのステークホルダーにビットコインの価値を共有できる企業であること。」
これは単に、3の課題を解決することを目的とするだけでなく、バリデータ事業やWeb3.0企業への投資も含めて、ビットコインの価値、ひいてはブロックチェーンの価値を社会に実装することを目指すものです。
これらを踏まえて、自分なりに定義をまとめてみました。
「小括」
次世代のビットコイントレジャリー企業とは
=ビットコインの保有だけでなく、事業を通してエコシステム全体に寄与し、全てのステークホルダーにその価値を共有する企業

【5,具体的な方法の検討】
最後に、次世代のビットコイントレジャリー企業を目指すためには何が必要なのかを考えていきます。ここでは会社と株主の両方から考えてみようと思います。
<会社がやるべきこと>
①出口戦略の明確化
まず何よりも大事なことは、ビットコインを購入した後の出口戦略の明確化です。保有による評価益だけでは、市場は評価してくれないことは痛いほど分かったと思います。今後はビットコインの活用を早期に実現し、評価益だけでないキャッシュフローの実現を図ることが重要になります。幸いリミックスポイントでは、バリデータ事業を進めると同時に、SBIグループやビットポイントという、金融・暗号資産のプロとの繋がりもあります。
②本業の成長による株主還元の実施
そして、リミックスポイントには主力エンジンのエネルギー事業・レジリエンス事業があります。安定した収益と高い成長率の両面を持ち合わせるこの2つの事業を活用し、株主還元を実施することができれば、金融機関等の大口投資家を呼び込み株価を維持することも可能です。そして、株価を維持・上昇させるスキームが完成すれば、他のビットコイントレジャリー企業とは一線を画し、株価の上昇と新株発行による資金調達を同時に行うことができます。
仮に2円の配当を実施すると、2億株で4億円。3億株で6億円の配当が必要になります。成長投資も必要であることを踏まえると、必要な現金収入は2億株で30億円~40億円ほどだと思います。
③価値観の共有
最後になりますが、引き続き情報発信を行い、会社の目指す場所を株主と共有することも重要です。上記の①・②を実現するまでにはまだ少し時間がかかります。その間は引き続き、新株発行を続け株式を希薄化させながら資金を調達するしかありません。もちろん株価の停滞も続くと思います。①・②のビジョンをできる限り開示することで、株主の引き留めに繋がります。

<株主がやるべきこと>
えー、株主がやることは特にありません。
メシ食って1年寝とけば勝てます。(o^―^o)ニコ
というのは、冗談で、自分が世界の最先端を進む企業の株主であることを誇りに思って、握っておくことが重要です。余裕があればWeb3.0サービスやビットコインステーキングについての記事も読んでみたら面白いと思います。
あと、田代社長が深夜にツイートした時に早く寝るように伝えることも大事です。
ってか、これが一番大事です。
【6,おわりに】
書きたいことは全部書いたので、特にありません。
よい週末を!!!!(^▽^)/

