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妊娠してクビになった話

もう15年以上も前になりますが、実は私妊娠して会社をクビになったことがあります。

子供を授かって幸せを最高に感じている時に突きつけられた絶望感。

今でも忘れません。

なぜ今そんなことを書こうと思ったのか。

最近お世話になりだした方から、当時の後輩くん達が出世して偉くなったんだよ。という話を聞いたからです。

当時私は一日中"現場"に出る仕事をしていました。(あえてなんの仕事かは言いませんが。。)

朝から晩まで動き続ける生活。

どう考えても、今までと同じように働くことなんて無理でした。

お腹にいる子を守らなくちゃいけない。

産まれたら産まれたで、この子を預けて長時間労働もできない。

当時の上司にも相談して、産休育休を取ってから、できることを一緒に考えていこうという話になりました。

しかしそのたった数日後。

「自己都合ということで、退職届けを書いて会社をやめて欲しい」

と事実上のクビ宣告を受けました。

それも相談していた女性の上司から。

「女の幸せって仕事だけじゃないと思うのよね。前例もないし、これはもう決定したことだから。」

...…手が震えて、血の気が引いていったこと、今でも覚えています。

かろうじて抑えていた涙も、上司の部屋を出た瞬間溢れ出して、人目もはばからず号泣しました。

これから一緒に考えようと言ってくれていたのに、これからお金もたくさんかかるのに、何より同じ女性の上司に「女性の幸せ」という一言で勝手に終わらせられたことに絶望しました。

当時はまだ「マタハラ」という言葉もないし、ハラスメントの概念がなかった時代。

今であればそんな辞めさせられ方は問題になってありえないことでしょう。

でも当時は訴えたところで弁護士費用がかかってもったいないだけだからと、先輩にも諦めて子育てに専念しなと言われました。

本当にくやしかったんです。

なんだかんだと、やっぱり好きな仕事だったから。

その後無事に子供も産まれ、母として第2の人生を歩み、現在に至ります。

会社を訴えたりはできませんでしたが、ハローワークで自己都合にされていた退職理由に物申し、きちんと解雇での退職分の失業保険をGETするなど、当時の私にできる反抗はしましたw
(自己都合と解雇での退職では失業保険の金額が大きく変わるのです)

妊娠理由で解雇された方が会社を訴え、マタハラが全国的に認知されたニュース。

とても衝撃的で、自分に出来なかったことをやってのけた女性が本当にまぶしかったのを思い出します。

話は現在に戻り、後輩くんたちが偉くなった話。

当時私の大号泣を見ていた彼らが、同じように妊娠で仕事を諦めたほかの同僚を知っている彼らが、妊婦になった女性社員をクビにするなんてことをするはずがないと、私は信じたいなと思うんです。

「マタハラ」「セクハラ」「パワハラ」....…

声をあげる人が出てきたからこそ変わっていった時代。

もちろん何でもかんでもハラスメントと言って困らせるのは良くないとは思います。

ハラスメントハラスメントとかよく分からない言葉もありますけど💦

本当に辛い、困っていると思っている人たちが、生きやすい世の中であるように、私のように悔しい思いをする人が少しでも減るように、私の経験を記事にすることを決めました。

ささやかな行動ですが、読んでいただいた方にほんの少しでも響きますように🍀


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