音楽と漫画がひとつの思い出になっている
昔、桑田佳祐さんのソロアルバム「keisuke kuwata」とまつもと泉先生の漫画「せさみ☆すとりーと」を同じ時期に買いました。
当時、CDを聴きながら漫画を読むことがありました。
特別な事をしていたつもりはありません。
ただ好きな音楽を流して、買ったばかりの漫画を読んでいただけです。
桑田さんの音楽を聴いていると、どこかノスタルジックな気分になりました。そして、そのとき読んでいた「せさみ☆すとりーと」の物語も、そんな音楽の雰囲気に合っていたような気がします。
音楽と漫画は、もともと別々のものです。
でも、同じ時期に一緒に楽しんでいたことで、いつのまにか私の中ではひとつにつながっていました。
今、その桑田さんのアルバムを聴くと、「せさみ☆すとりーと」を読んでいた頃のことを思い出します。
逆に、漫画のことを思い出すと、その時に聴いていた音楽まで一緒によみがえってきます。
これは、ただ同じ時期に自分が楽しんでいたという、それだけのことです。
でも、その「それだけのこと」が、今ではひとつの思い出になっています。
考えてみれば、こういう記憶は、意外と身近な所にあるのかもしれません。
その時に聴いていた曲、その時に読んでいた漫画、その時に遊んでいたゲーム。
別々のものだったはずなのに、同じ時間を過ごしたことで、自分の中ではひとつにつながっている。
私にとって、「keisuke kuwata」と「せさみ☆すとりーと」はそんなふうに結びついたものです。
ただ好きな音楽を聴きながら、好きな漫画を読んでいた。
そんな何気ない時間が、後になってひとつの思い出になっているのが、少し面白いなと思います。
