【ちょっとひと息✨】 今日の小説タイム (102)│連載小説 「僕の彼女」:第3話「二股騒動」 (ライトノベル)
■連載小説 「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
■前回まで
第2話: 「キョウちゃんとの急接近」(つづき)
外が少し暗くなりかけた頃、キョウちゃんが窓の外に目をやった。
「そろそろ行かないと、門限に間に合わなくなっちゃう」
キョウちゃんはそう言って、少し名残惜しそうな表情を浮かべた。
僕も同じ気持ちだったけれど、うまく言葉にできなくて、
「それは大変だ。帰ろうか」とだけ言って、店を出ることにした。
その日の夜、僕はベッドの上で、今日一日の出来事を思い浮かべながら、キョウちゃんのことを考えていた。
(キョウちゃんって、意外と親しみやすいんだな...)
僕は、明日の学校が楽しみで仕方がなかった。
しかし、翌日学校に行くと、クラスは大変な騒ぎになっていたのだ。
(第3話につづく)
■第3話: 「二股騒動」 (1)
キョウちゃんとマックに行った日の翌朝、僕は珍しく早起きをした。
ちゃんと朝食を食べ、いつもより30分以上前に家を出た。
(キョウちゃんと何を話そう。昨日の続きで、音楽の話?そうだ、おすすめの映画も教えてもらおう。)
そんなことを考えていたら、あっという間に学校に着いてしまった。
しかし、教室に入ると、クラスの雰囲気が何だかおかしい。
いつもは、田中や工藤が朝一番から僕をイジり倒してくるのに、二人とも今日は大人しい。
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