【ちょっとひと息✨】 今日の小説タイム (63)│連載小説 「僕の彼女」 (ライトノベル)
■連載小説「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
■前回まで
ふと、視線を感じて顔を上げると、クラスメイトたちがニヤニヤしながら、こっちを見ている。
「浅野、ま~たキョウちゃんのこと見てただろ?」
クラスメイトの一人が、茶化すように言ってきた。
僕は、真っ赤になりながら、慌てて目を逸らした。「見てねえよ!」
「またまた〜。バレバレなんだって」
クラスメイトたちは、どっと笑い声を上げた。
その様子を見て、キョウちゃんは、
「ま~た始まった」
と笑い飛ばしながら、僕に目配せしてきた。
その時、右斜め後ろの席から、静かな声が聞こえてきた。
「浅野君、いつもキョウちゃんのこと見てるよね?」
声の主は、クラスメイトの内田靖子、通称「やっちゃん」だった。
やっちゃんは、僕と同じくクラスでも浮いた存在だった。
見た目も地味(いわゆる「眼鏡女子」というやつだ)だし、第一、クラスメイトと話しているのを見たことがない。
僕は、やっちゃんの言葉に目を丸くした。
■第1話: 「やっちゃんとの出会い」 (12)
「えっ…」
「だって、いつもキョウちゃんのこと、目で追ってるもん」
やっちゃんは、淡々とした口調で言った。
「キョウちゃんのこと、好きなんでしょ?」
やっちゃんは、さらに畳みかけてきた。
今日の小説タイムの3つの楽しみ方
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