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自分には生きる価値がない ← 誰もが尊い、みんな尊い

【 質 問 】 

自分には生きる価値がないと思っています。

いつどうなってもいい!と、
やることなすこと失敗ばかりそんな自分に嫌気がさしています。
どうしらいいのですか?

【 回 答 】

生きる価値があるとか、

ないとか、

それは誰が決めるのでしょうか。

私は、

誰もが尊い存在だと思っています。

一人として同じ人間はいません。

双子の方であっても、

性格も違えば、

考え方も違います。

同じ親に育てられた兄弟姉妹であっても、

まるで別の人間です。

人は皆違う。

まず、そのことを認めてみてはいかがでしょうか。

そして、

人に優劣をつけることは本当にできるのでしょうか。

私はできないと思っています。

先ほど公園を犬の散歩で歩いていました。

障がいをお持ちの方々が、

とても楽しそうに笑っていらっしゃいました。

その姿を見て、

率直に

「いいなあ」

と思いました。

幸せそうだったのです。

では、

高学歴で、

仕事ができて、

お金持ちで、

社会的地位が高い人は、

必ず幸せなのでしょうか。

そんなことはありませんよね。

逆に、

失敗ばかりで、

人より不器用で、

思うように生きられなくても、

毎日笑顔で過ごしている方もいます。

生きる価値とは、

成績や能力で決まるものではありません。

ましてや、

誰かと比較して決まるものでもありません。

仏教では、

人は誰もが仏になる可能性を持った尊い存在であると考えます。

だから、

「生きていてはいけない人」

という基準もありません。

もしそんな基準があるなら、

私などとっくに失格です。

坊主のくせに腹も立つ。

愚痴も言う。

失敗もする。

未熟そのものです。

それでも今日を生きています。

だからあなたも生きていていいのです。

どうか、

「価値があるから生きる」

のではなく、

「生きているから価値がある」

という見方をしてみてください。

今は信じられなくても構いません。

人は自分に一番厳しいものです。

だからこそ、

少しだけ自分に優しくしてあげてください。

あなたはあなたのままで、

十分に尊い存在なのですから。

合掌

浄光寺 釋康昭

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