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明日、会社の名刺が使えなくなったら?「会社OS」から「自分OS」へ書き換える私のキャリア論

先日、西村栄基先生のセミナーに参加してきました。

テーマは、「名刺が無くても人生のハンドルを自分で握る 積み上げてきたキャリアを自分の武器に変える」という非常に熱いものです。

役職定年や定年後のキャリアを突き付けられる、いわゆる「55歳の壁」。その時に「自分の市場価値は?」「私の武器って何だろう?」と慌てて考えても、実はもう遅いのだそうです。

今回のセミナーを通じて私が得た、胸に深く突き刺さったマインドの「気づき」と、具体的なアクションへの「整え方・踏み出し方」を、1本のマガジンとしてお届けします。

1. あなたは「会社OS」という麻薬に依存していないか?

西村先生のお話で最もハッとさせられたのが、「会社OS」と「自分OS」という考え方です。

多くの会社員は、知らず知らずのうちに「会社OS」というシステムの上だけで生きています。

  • 他人の【評価】を気にして仕事をし、

  • 【忙しさ】という麻薬に依存し、

  • 会社の【肩書】を必死に守ろうとする。

しかし、一歩会社の外に出たら、そのOSはまったく作動しません。

「明日、会社の名刺が使えなくなったら、あなたを個人として呼んでくれる人は世の中に何人いるだろうか?」

この問いに、あなたはどう答えるでしょう?
西村先生は、ミドルシニアに対して「ピン芸人になれ」と仰います。これはお笑いを目指すという意味ではなく、「会社の枠を超えて、社外から個人として指名される人間になれ」という意味です。

単に会社のルールに従って文句を言うだけの「老害」になるか、これまでの教訓を抽象化して若手に価値を提供できる「長老(メンター)」になるか。その分岐点は、人生のハンドルを会社に預けっぱなしにしない覚悟があるかどうかにかかっています。

2. 価値観を切り替える「3つのスイッチ」

会社OSから「自分OS」へと書き換えるためには、日頃の価値観のスイッチを今から切り替えていく必要があります。

  • 【評価】から【納得】へ:他人からの評価ではなく、自分で納得する仕事ができたか。

  • 【忙しさ】から【余白】へ:忙しさに身を任せず、ふと立ち止まる時間を作る。

  • 【肩書】から【体験】へ:社外での体験やサードプレイスでの人間関係を大切にする。

これこそが私たちが目指す、内側から輝くウェルエイジングの生き方だと感じます。まずは一文でいいから、「会社の名前や肩書を使わない自己紹介」を考えてみることが、自分OSを起動する最初の一歩になります。

3. 会社を離れても通じる「ポータブルスキル」の育て方

マインドを切り替えたら、次はお金や時間を生み出す具体的な「武器(スキル)」が必要です。

西村先生は、これまでの経験を会社の外でも通用する「ポータブルスキル(持ち運び可能な武器)」に変換することが重要だと仰います。しかし、自分の価値というのは自分一人では気づきにくいもの。だからこそ、信頼できる社内外の仲間にフィードバックをもらうことが大きなヒントになります。

キャリアを次のステージへ進めるために、まずは日々の行動を「整える」必要があります。そのためのアプローチが、「視野・視座・視点」のアップデートです。

  • 【視野】を広げる:目の前の仕事だけでなく、社外のコミュニティや新しい世界に目を向ける。

  • 【視座】を高める:若手や他人のために、自分の経験を「抽象化」して伝えるメンターの視点を持つ。

  • 【視点】を増やす:一つの正解にこだわらず、多様な角度から物事を見る。

この3つを意識することで、自分が持っている経験が、社外でも輝く強力な武器に変わっていきます。

4. 「忙しさ」を断ち切り、「余白」を作る

そして何より大切なのが、先ほども挙げた「余白」を作ることです。このあたりは、日頃から参考にしているコッシーさんの教えとも深く共通している部分だと感じました。

私たちは日々、目の前のタスクでスケジュールを埋め尽くしてしまいがちです。しかし、週に数分からでもいいので、意識的に「何もしない時間」や「内省する時間」という余白を確保する。そこからしか、新しいチャレンジへの一歩は踏み出せません。

セミナーの最後に、西村先生から「気づく、整える、踏み出す」という3つのステップが示されました。

自分OSに気づき、スキルと余白を整えたら、最後は小さく「踏み出す」ことです。

サードプレイス(第3の居場所)を見つけて活動してみる、これまでの教訓をブログやSNSで発信してみる。そんな小さな行動で構いません。

会社の看板が外れた後も、個人として社会に価値を提供し、誰かに喜んでもらえる存在であり続ける。これこそが、私たちが目指す最高にカッコいい姿です。

おわりに:私のピン芸人ロード

私自身、自分の内省や問いかけにはまだまだ苦手意識があります。しかし、5年後に「すごく面倒見のよいピン芸人」として社会に紹介されることを目標に掲げました。

まずは日々のスケジュールに「余白」をしっかりキープすることを実践していきます。

自分の人生のハンドルを自分の手にしっかり握り直して、ピン芸人としての第一歩を、一緒に踏み出してみましょう。


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