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「TMに触れ、2度目の人生が始まりました。」大隅敏治さん①

第4回は、75歳のシニアFANKS、大隅さんのご登場です。48歳でTKサウンドに出会い、FANKSに。以降、音楽への好奇心が加速し、ついには68歳でDJデビュー。一時は関西圏のメディアを席巻し、NHKにもご出演された大隅さん。「人生100年時代」を軽やかに生きる先輩から、含蓄に富んだお話をお伺いすることができました。

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【インタビュー日時:2023年6月25日】

①お名前:大隅 敏治

②年齢:75歳

③ご職業:年金生活者

④お住まい:大阪府

⑤FANKS歴:27年

⑥推しメン:哲っちゃん

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⑦FANKSになったきっかけを教えてください。
 
大隅:最初はglobeなんですよね。48の時ですけどね。globeさんの曲を作ったのは小室さんや、と。それで、小室さんが今までどんなことをしてきはったんか訪ねてみよう、っていうんでね、globeからTRFさん、TM NETWORKと行った覚えがありますね。
TM NETWORKも大きく「TMN」と改名されましたよね。そっちの曲から聴いてまた、TM NETWORKの方を聴いたというね。

金谷:そうしたら、初めは「RHYTHM RED」の頃なんですね。

大隅:そこからですね。それで、「ちょっと待てよ。」とビデオをひとつ買ったらね、全部(すんなり)聴けるんですね。それで「おかしいな?」と思って、また買いに行ったら、また(すんなり)聴けるからね。それでまた、「『TM NETWORK』ってまた、その前にあったんじゃないか?」と思ってね。ビデオをまた買いました。もちろん後からCDも買ったような気がしますけどね。

金谷:すごいですね、大隅さん。最初がビデオなんですね。しかも「リズレ」。

大隅:周りの人に言うと、そういう風に「わぁっ!」って言われるけどね、聴いている方にしてみれば、本当に自然に聴こえてくるんですね。「Get Wild」なんかもね、すっと耳に入ってくる。

35歳くらいを超えて、なんか段々もう、流行りの曲が聴けなくなってきてね。このままずっと行って、50、60になったら…。「あ、だからみんな、若い時の懐かしの曲を聴くんだろうな。自分もそうなるんだろうな。」と思ったんですよ。
思っていたのに、48になった時に、何がどうなったのか分からんけど、「Feel Like Dance」が聞こえてきてですね。それでなんかガラッと。ちょっと極端ですけど、それ以前の人生とは、また違った人生を歩んでいるような感じでね。

(TMの曲も、テイストが合わず)聴けないなら、全部無駄になっちゃったはずですよね。でも、全部聴こえてくる。どれもこれも聴こえてくるのがちょっと何ていうか、自分でも何だろうな、っていう暇もなく、どんどん(浸透して)入ってきましたよね。

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⑧一番好きな曲を教えてください。

大隅:
印象に残っているのは2曲あって。自分は元々、昭和歌謡、青春歌謡の世代ですよね。「いつでも夢を」とかね。そういうのが歌を聴くことだと思ってきたからね。

その流れでいくとね、「COME ON EVERYBODY」っていう曲がありますよね。あの曲の詞を見た時に、これは何ていうか、連続性があるいうかね。「自分が若い時に聴いた曲の、また続きを聴いているな。」と思わせてくれる曲だったんですね。
何というか、「理想主義」っていうかね。人間の夢と希望と憧れ、理想を持って生きるっていう生き方はね、いつまでもやり続けておかしくないんだな、いうことを確認させてくれたのが「COME ON EVERYBODY」だったんですね。
「腐りきった欲望は~♪」「足元が震えても~♪」の辺りだったりとかね。やっぱり人間は、理想を持って生きていくもんだし。昭和歌謡も青春歌謡も(メッセージは)それだけですよね。
夢と希望と憧れ。「あら、同じ流れの歌を『TM NETWORK』さん、歌っているよね。」って思ったんですよ。だから、(印象が)強かったのは「COME ON EVERYBODY」ですよね。

それと、昭和歌謡時代っていうのはね、どちらかというと詞ばっかり見ていた。TM NETWORKを聴き始めてから、初めてリズムに乗るっていうかね、音を聴く。「リズムに乗ることも歌を聴くことの一つなんだ。」っていうことを知らせてくれたのはTM NETWORKさんですね。
昭和歌謡で演歌なんかに行く人は、詞を見るんですね。(時々行く)カラオケの集いで知らない曲が流れたりすると、「詞を見てください。そうすると、知らない曲でも退屈しないんですよ。」と。
なるほどな、と思うけどね。それもあるんだけど、リズムに乗るいう風にするところは、TM NETWORKさん、小室さんの曲(に触れて)以降ですね。
  
金谷:昭和歌謡にも「お祭りマンボ」とか「東京ブギウギ」とか踊るような楽曲はあったと思うんですが、そういうものは聴かれていたんですか?

大隅:耳には入ってきたけど、あんまり好きではなかった。というか、注目して聴かなかったよね。そういうリズム感のある曲は「かっこいいんだけど、自分はいまいち乗れないしな。」みたいな、そういうことはずっと思っていてね。それが(TM NETWORKを聴くようになってから)、なんかリズムに乗ることが音楽を聴くこと、というのが非常に面白く感じてね。

「COME ON EVERYBODY」が若い頃からの連続を繋げてくれる曲だという感じで、「小室さんの曲は、昭和歌謡と違うぞ。」と思わせてくれたのが「Self Contorol」ですね。聴いた時、「あら、こういう風な歌もあるんだ。」とね。昭和歌謡では、こういうリズム、メロディーラインっていうかね、途中で大きく変化しますわね。あんな曲っていうのは初めて聞いたな、と。昭和歌謡とは違った世界に自分を連れて行ってくれるな、と思いましたね。
だから、去年の公演(「FANKS intelligence Days」)でも、「Self Contorol」はじっと聴きましたよ。綺麗にリズムを打っているっていうかね。すごくなんか小室さんも、3人の方も、えらい力が入っていた気がしましたよね。だから、じっと聴いちゃったんでしょうかね。昭和歌謡はリズムを小さくするというかね、「トントン」という感じで、絶対「ドン、「ドン」とはしないですからね。
だから、その2曲がTM NETWORKさんとの繋がりを感じさせる2曲ですよね。

(次回へ続く)

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