ラウンドアップの農畜水産物への残留基準を緩和した理由は何ですか?/今月のラウンドアップQ&A【PR】 by AGRI FACT

A たしかに2018年12月に穀物、野菜、果物、肉、魚などの食品の残留基準が一部変更されました。
その変更内容を見ると、残留基準が緩和されたものはそば、小麦、なたねなど33品目。逆に厳格化されたものはえんどう、いんげん、きのこ、肉類など35品目で、その他の102品目は変更されていません。
残留基準値は、毎日の食生活でこれらの食品を食べても一日摂取許容量を超えないように、食品ごとの値を決めたもので、安全な食生活を守るための一日摂取許容量の内訳に当たります。
いい方を変えると、一日摂取許容量はコップであり、作物ごとの残留基準はコップに水を入れる小さなスプーンのようなものです。すべての作物のスプーンでコップに水を入れても、絶対にあふれ出ないように、スプーンの大きさを決めています。一部の作物のスプーンの大きさを変更しても、コップの容量を超えない限り、健康に影響はないのです。
今回の変更では一日摂取許容量は変えていないので、「安全基準の緩和」ではなく、安全基準の範囲内で内訳を変更したにすぎません。心配は不要です。
回答者
唐木英明(公益財団法人食の安全・安心財団理事長・東京大学名誉教授)
回答日
2019年10月26日
「AGRI FACT」より転載
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