【第132弾】握力の“中身”を掘る──クラッシュ力とホールド力の違い 💪🖐️
自分の握力は右50〜55kg/左50〜55kg。
測定値としては左右差もなく、平均よりやや強いくらいだと思う。
筋トレをしていると言うと、数値を伝えたときに「あ、そんなもんなんだ」という反応になることが多い。
特別に握力を鍛えているわけでもなく、ベンチやスクワットが中心のメニューのなかで、握力だけ突出して伸びることはないからだ。
📖 筋トレをテーマにした記事はマガジンにまとめています。
よかったらこちらもご覧ください👇
👉 耕す、身体──焰耕 蓮士のからだづくり録
握力にも種類がある ✨📏
「握力」と一口に言っても、その中身は大きく2種類に分けられる。
🍎 クラッシュ力
握力計やリンゴを握りつぶすような、一瞬で握り込む力🧗♂️ ホールド力
鉄棒・懸垂・デッドリフトなどでバーを長時間握り続ける力
日常で「握力が強い」と言われるとき、多くの人がイメージしているのは前者(クラッシュ力)で、リンゴを片手で握りつぶすような力を思い浮かべる人が多い(※食べ物は大切に)。
だが実際のトレーニングや仕事・生活の場面では、後者のホールド力が重要になるシーンも多い。
握力を生む筋群の構造 🦴💪
握力は主に前腕屈筋群(手のひら側)が担っている。
特に重要なのは以下の筋肉だ。
浅指屈筋・深指屈筋 → 第2〜5指を曲げる主力
長母指屈筋・短母指屈筋 → 親指の屈曲、ピンチ力に寄与
手根屈筋群・回内筋 → 手首を安定させ、全体の出力を支える
これらが連動して初めて、強い「握る力」が発揮される。

正しい姿勢と持ち方で、正確な測定を行うことが大切です。
※この画像の姿勢・持ち方は正確な測定方法とは異なります。
クラッシュ力を鍛えるには 🧰
💥 ハンドグリッパー
クラッシュ力をピンポイントで高める定番。浅・深指屈筋の出力を集中的に強化できる。
正しいフォームと漸進負荷が重要。🌀 前腕トレ(リストカール・フィンガーカール)
握力の“土台”となる前腕筋全体の筋肥大・持久力を狙う。クラッシュ力の直接強化というより基礎作り。
ホールド力を鍛えるには 🧗♂️🔥
懸垂やデッドリフトなど、実際にバーを長時間握る種目が最も効果的。
太いバーやタオルチンニングを取り入れることで、より高い負荷をかけることもできる。
ホールド力は握力計には現れにくいが、「対象筋に効かせ続ける」ための実用的な握力として重要だ。
自分が欲しいのはホールド力 🧠🌱
自分自身が今、特に重視しているのはクラッシュ力よりもホールド力だ。
トレーニングでは、握力が先に限界を迎えると本来鍛えたい筋肉に十分な刺激が入らなくなる。
ホールド力を高めることで、それを防げる。
また、自分の仕事(リハビリ・介助)や畑仕事でも、“握って支える力”が役立つ場面は多い。
リンゴを潰す力よりも、「長く・確実に握り続ける力」のほうが、日常生活ではずっと実用的だと感じている。
目的に応じた握力トレーニングを 📝✨
握力トレーニングにも方向性があり、目的によって鍛えるべき力は違う。
クラッシュ力を伸ばしたいのか、ホールド力を鍛えたいのか。
この違いを理解しておくと、トレーニングの選択肢やアプローチが明確になる。
リンゴをつぶす必要はないけれど、握力系の器具をガチッと握って「100kg!」みたいな数値を叩き出すのには、純粋にちょっと憧れる。
そういう“ロマン”があるのも、握力トレーニングの面白いところだと思う。
⚠️ ご注意
💪 本記事は、筆者の経験と個人的な考えに基づいた内容です。
🏋️♂️ トレーニングの効果や方法には個人差があります。
⚠️ 実施は体調や環境に応じ安全に行ってください。
✅ 判断と実施はご自身の責任でお願いします。
畑も、身体も、投資も──耕し続ける生き方を。
焰耕 蓮士
