部屋が片付かない人ほど知ってほしい「置き場所」の考え方
片付けが苦手な人の部屋って、どうしていつも散らかったままになっちゃうんでしょう。断捨離してみたり、収納グッズを買ったり、いろいろ試してもすぐ元通り。その繰り返しにうんざりしている人、多いと思います。
実は、その原因は「モノが多すぎる」わけじゃないんです。もっと根本的な問題があって、それが「置き場所の決め方」なんです。ここを理解するだけで、片付けって一気に楽になります。
なぜか散らかる本当の理由
モノが散らかる人って、つい「どこでも使えるように」とか「とりあえずここに」という感じで置いちゃいますよね。リモコンが居間にあったり寝室にあったり、ペンが机の上にあったり引き出しにあったり。これを繰り返すと、やがてどこが「正しい置き場所」なのか自分でもわからなくなります。
誰かが片付けてくれたら、その人なりの「この方が合理的」という配置に変わっちゃう。すると、あなたが「あれ、どこ?」と探すことになる。これ、モノが多いからじゃなくて、単に「置き場所が定まっていない」からなんです。
心理学の研究でも分かっているんですが、人間って「いつもの場所」というのが強烈に記憶に残ります。朝起きたら枕の横に眼鏡を置く、とか。毎日その場所に置けば、無意識のうちに「そこが正しい場所」と脳が認識します。でもそれが日によってコロコロ変わると、脳が「ここが正しい」と認識できないまま。だからいつまでも散らかったままになっちゃうわけです。
「置き場所」を決めるって、実は何を決めることか
置き場所を決めるというのは、単に「この棚に入れる」という話じゃないんです。もっと大事なのは「いつどこで使うのか」という、使い方のイメージを一個決めることなんです。
たとえば、歯ブラシ。当たり前ですが、朝起きて洗面台で使いますよね。だから洗面台の歯ブラシ立てに置く。これは誰でも自然にやっています。では、ハサミはどうでしょう?ハサミって、いつ使うか想像してみてください。郵便物を開くときは机の上で使うし、布を切るときはリビングで使うし、髪を切るときはお風呂場…みたいな感じで、使う場所が複数あることが多いんです。
だから「とりあえず引き出しの中」という置き方になっちゃう。すると、毎回「ハサミどこだっけ?」と探すはめになる。これが散らかりの第一歩です。
置き場所を決めるなら「使う頻度が一番高い場所に、一番アクセスしやすい形で置く」というルールにするといいです。ハサミなら、郵便物を開くことが一番多いなら机の上。いや、リビングで使うことが一番多いなら、リビングの引き出しに。その時点で「他の場所には置かない」と決める。これです。
「そこに置くと使いやすい」を、実際に試してみる
もう一つ大事なポイントがあります。置き場所を決めたら、1週間か2週間、その場所で本当に使えるか試してみるんです。「頭で考えた理想の置き場所」と「実際に使ってみたら便利な置き場所」は、結構ズレることがあります。
例えば、スマートフォンの充電ケーブル。リビングのテーブルに置いてみた。でも実際に使ってみたら、ソファに座ってスマホを使うから、ソファの横の方が便利だった。こういう発見が大事なんです。
試してみる期間は、生活のパターンが一通り回る期間がいいです。平日と休日で使い方が変わるなら1週間。季節によって変わるなら長めに。それで初めて「ここが本当に置きやすい場所」が決まります。
「置き場所が決まった」の次にすること
ここからが重要です。置き場所を決めたら、そこに「戻す」という習慣をつけることなんです。ただし、難しく考えちゃダメです。
使い終わったら、その場所に戻す。毎回です。これを繰り返すと、3週間くらいで脳が「このモノはここ」という記憶を固めてくれます。
ただし、一つ注意点があります。置き場所に「戻しやすい工夫」をしておくことです。たとえば、ペンなら机の引き出しに置く…じゃなくて、ペン立てに立てるようにする。立てる方が戻しやすいですから。リモコンなら、ソファの横に「リモコン専用の場所」を作る。ただ棚に置くんじゃなくて、箱に入れるとか、専用のポケット付きの小さなかごを用意するとか。
つまり、「戻す」というアクションが、できるだけ手間じゃなくなるような工夫をするんです。片付けが苦手な人ほど、ここを手抜きしがちです。でも、戻しやすさと散らからなさは、ほぼ同じです。
家族がいる場合、「共有ルール」にする
一人暮らしなら、自分のルール通りにやればいいです。でも家族がいると、話は別です。あなたが「ここが置き場所」と決めても、家族が別の場所に置いちゃったら、意味がありません。
だから、家族がいる場合は「ここに置く」というルールを、家族と一緒に決めて共有することが大事です。別に難しい会議をする必要はなく、「ハサミはここだよ」「リモコンはここね」という感じで、簡単に説明するだけで大丈夫。
ただし、一つコツがあります。家族の「使い方」も聞くことです。あなたは机の上が便利だと思っても、家族はリビングで使うことが多いかもしれません。そういう時は、「じゃあここに置こう」という落としどころを一緒に決める。つまり、家族の使い方に合わせた置き場所にするわけです。
これをやると、家族も「あ、ここが置き場所なんだ」と自然に認識します。そうすると、家族も戻す習慣がつきやすくなります。
散らからない暮らしは、置き場所の「決定」から始まる
片付けって、大がかりなことをしなくて大丈夫です。モノを減らしまくったり、高い収納グッズを買ったり、そんなことより大事なことがあります。それが「置き場所を決める」ということです。
使う場所、使う頻度、使いやすさ。この3つを考えて、各モノの「定位置」を決める。決めたら試してみて、本当にその場所がいいか検証する。そして戻しやすくする工夫をする。これだけです。
実は、これって思った以上に早く効果が出ます。1ヶ月もしないうちに、部屋が変わってくるのを感じますよ。散らかる理由が分かれば、散らかしようがないんです。
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